【レベルアップしました】
-某所-
「はぁ…はぁ…やっと着いたぁ…」
そうしてやって来たのはyoogleMAPに載ってた粘性ダンジョン、通称スライムダンジョンだ。
このダンジョンについてながらスマホでポチポチ調べたがどうやらスライムがいっぱいいるのでこんな名前らしい、いや安直だな。
まぁそんなダンジョンだがネットではそれなりに高評価な場所だった、理由としてゴブリンと違って人型じゃないので精神的に楽などそもそも中の敵が弱い等が主な理由だ、後塩対応だとか糞態度が悪いとかも無いから高評価にしている人も多いだろう。
俺もいきなり人の様なナニカを殺せ言われても無理だしまぁ納得は行く。
そしてそんな人気ダンジョンが近くに有る俺はそれだけで優越感に浸れる。
と言う訳でダンジョンの入口に来た、入口は平日の16時前なので人がほぼいない様に思える、取り敢えず受付の人がいる所に向かってみる。
「すみません、ダンジョンに入りたいんですけども…」
「分かりました、資格証をお見せ下さい」
「はい、これですか?」
俺は合格通知と共に届いたカードを渡す、すると受付の人はカードを何かにかざすとピッと音が鳴る、受付の人が安堵の表情を浮かべこちらにカードを返してくれる。
「はい!本物だと確認が取れました、次に会うのが骨で無いことを祈っております…お気お付けて」
そう怖い事を言う受付の人にビビりながらもダンジョンに入っていく。
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-粘性ダンジョン内-
そうして俺は中に入った、そしてスマホを確認する、確か事前の情報通りなら確かダンジョン内でネットが使えず圏外になるはず…
「おぉ、圏外になった!いやぁ、遂にダンジョン来たって感じがしてきたねぇこれは…」
俺は人がいない事を確認してから喜びの舞を披露しどんシャカどんシャカやった。
「イェイイェイイェイwwうっひょひょひょひょーw」
暫く舞って冷静になった俺は控えめに言って恥ずかしくて死にたくなったが何とか歩みを進める事が出来た。
また暫く歩いていると目の前にネチョネチョとしたナニカを見つけた。
「あれか、スライムってのは…前情報通りカワイイ系の真逆なスライムだな…あれじゃエロ同人の竿スライムと変わんねぇわ…」
俺はそんな事を呟いて木刀を取り出す、元々小学校の時衝動買いした木刀だが偶にカッコつけの為に素振りしたりしていたから手に馴染む。
「えっと確かこのスライムは攻撃されないと反撃しないから一撃で殺せば安全に倒せるんだっけか?」
俺はネットで見た情報を頼りに集中する。
確か声を出しながら振れば力を出しやすくなるとかそんな事を見た気がするので実践する事を心に決めつつ一撃で殺す準備を進める。
「相手は蟻相手は蟻相手は蟻…よしっ…」
俺はスライム向けて視線を集中させて腕の力を最大限木刀に込める、そして俺は大声で木刀を振る。
「キェェェェェェエ!!!」
スライムは突然の大声に驚いて居たが動こうとしない、そして俺はその動かないスライムを木刀で真っ二つにした…
「はぁ…はぁ…お、終わったか?」
見てみるとスライムはプルプル痙攣するかの様に震えているが
やがて動きが鈍くなり、完全に動かなくなる。
そして、スライムが溶けて無くなると同時に俺の頭に声が響く
【レベルアップしました】
「これは…レベルアップか、て事は俺、殺したんだな、無害なスライムを…」
そうか、俺も冒険者になったんだな…でも何か胸が痛いぜ…
すまん…名も無きスライム。
「あっ、魔法石」
スライムの亡骸の横には小さな魔法石が合った。
俺はそれを拾いズボンのポケットにしまい込む。
「名も無きスライム、お前の魔法石だけは大事に持ってるからな」
そうして俺は面を前に向けダンジョンの奥に進んで行く。




