王太子の球を捕ったら妃になれるというので男爵令嬢は捕手としてがんばります！

『王太子妃募集　条件：王太子の球を受けられる貴族女性』
　そんな通達が男爵令嬢コニーのところにやってきた。
　コニーの家は、とても王太子妃を輩出できる家柄ではない。
　けれど、マウンドに立つウォルター王太子を見てからというもの彼に惹かれていたコニーは、この千載一遇のチャンスをものにするため、兄とともに練習を開始する。
　ウォルターの投げる球は三球。ストレート、スプリット、そして……魔球？！
　でも王太子妃になるため、絶対捕球してみせます！

　皆から一目置かれる公爵令嬢、才能溢れる子爵令嬢、そんなライバルたちと切磋琢磨しながら、運動神経ゼロの男爵令嬢が、恋した王子の妃になるため、がんばっていく物語。

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　野球を知らない読者の方々にもわかるように書いています。もっと詳しくという方用に、あとがきにも面白おかしく読めるように書いた解説があります。
　今さら訊けない「選手たちがしている狐の影絵の謎」「6-4-3のダブルプレーとはなんぞや」など、これを読めばわかる……はず！
　しかし野球に詳しい方々用に、小ネタもちりばめています。

※　魔球は実在する変化球です。
※　「カクヨム」にも掲載。
※　コンテスト参加のため改稿。