2月
「後!輩!ちゃん!の!私服!眼!福!」
「大絶叫止めてください。仮にもここは公園ですよ。公の園ですからね」
「ゆるふわ系もありだけど、飾らないシンプルな服装も可愛いと言うか後輩ちゃん自身が可愛すぎて洋服がくすんで見えるからとりあえず全裸になろうか」
「だから、ここは公園だと言ってますよね。いつもの部室ではないので、変態活動は控えてください」
「とか言いつつ、後輩ちゃんはさりげなく回し蹴りを食らわしてきたじゃないか!?」
「それは、アレです」
「アレ?ただの犬の散歩している幼女じゃないか。まさか、後輩ちゃんに幼女愛好の趣味があったの!?このペド!!」
「違います。少女ではなく犬に注目してください」
「……?普通にリードを繋がれて飼われている犬でしょ?何も不思議なことはない」
「同じ原理です。犬がしつけられて歩く様に先輩も、蹴ってしつけなければならないんです」
「犬レベルかー。なら、バター犬になるまでしっかり教育してね」
「……?意味が分からないです」
「……あ、ごめん。そんな純粋な目で見られると下ネタ言った自分が恥ずかしい」
「健全な朝に不健全を持ち込まないでください」
「じゃあ、今日はどこ行く?デートしたことないから、女の子が喜ぶ場所って分からないんだけどさ。一応事前学習してきたから……」
「何言ってるんですか」
「え?」
「今日は部活ですから、おでかけではありませんよ」
「出張会話同好会、的なアレかい」
「アレですね。しばらく放置していたら先輩なら自害しかねないので、誘っただけでどこかに行きませんよ」
「もしかして、ベンチで会話する、だけというアレかい」
「アレですね。それとも何ですか?話題がないのなら帰りますけど」
「いやいやいや。街に遊びに行って迷子になったという口実でホテル街へ紛れて、ちょっと休憩する?とか聞いてさりげなくホテルに入ろうとしていた計画がおじゃんになって落ち込んでいるだけだから、気にしないで良いよ!!」
「ゲス野郎」
「ぎゃあああああああ!!!!気にしなくて良いって言ったのにー!!!!」
「先輩が望んだ教育です」
「僕が望んだのは下関係で、あたたたたたたた!!!?」
「あ、あのー……公園は子供達が遊ぶ場所ですよ?プロレス技をかけると悪影響になるので、別の場所にしてもらえませんか?」
「「はい」」
「……じゃあ、帰りましょうか」
「……そうだね」
「……二度とこの公園にこれませんね。結構好きだったんですけど」
「……仕方がない。これは僕との良い思い出として心に残そう」
「……最悪な記憶として脳裏に刷り込まれました」
「……いやー!!やめてー!!」
「……それでは」
「……うん。まったねー」




