第4話 玄関開けたら自称メイドさん【後編】
玄関開いたらジョジ○立ちする両親がいた。
なんかこっちを凄い見つめている。長年家族してるから分かるがあれは絶対『お父さんの○ョジョ立ちかっこいいだろ!』『子供の時みたいに一緒にジ○ジョ立ちする?』って言いたい顔だ。
間違いない。
てか、玄関開けたら自称メイド事件も全部あの人達のせいでは………
父はラノベ作家、母はイラストレーターというオタク製造スペシャリストみたいな親だ、絶対一枚噛んでるに決まってる。
噛んでなかったら普通にヘイヘイポリスメン案件なんだけど。
まぁ色々聞きたいことはあるが、とりあえず……
無視しておこう!
オタクは困ったら放置。ソースはラブライ○ー【喧嘩売ってる訳じゃないよ!本当だよ!いまだに、にっこにっこに~のイントネーションわからないけど…………】
てなわけで僕は先ほど見た名状しがたい何かをさらっとスルーするとメイド服を着た美少女に話しかけた。
ちなみに後ろからは『突っ込みは!?』『ジョジ○立ちで放置!?』とか聞こえたけど聞こえ無いったら何も聞こえない。
「えっと……とりあえずことの顛末を教えてくれる?」
「了解いたしました、湊様。」
「まず、君の名は?後、何でメイド服?」
「お伝えするのが遅れ申し訳ございません。私の名前は天笠 椿と言います。自殺未遂の時のあの女です。その節ではお手を煩わしてしまい申し訳ございません。また、服装については湊様のご両親がご主人様はメイド服が大好き!と言っておられたので……お仕えするのにも丁度良いと思いアレクサンドラ社の製造しているメイド服をあつらえましたが……いかがでしょうか?」
「うん、端的に分かりやすくまとめてくれてありがとう!服装はとてもよく似合ってるよ!ところでトウサン、カアサン話がある。」
標的は決まった。とりあえず締め上げよう。
話はそこからだ。
先ほどまで少女に向けていた目線をイタズラが見つかったとばかりに震えている両親へと向けた。
二人は『無実!無実!』『話し合おう!人間は理知的な生物だ!』と語りかけているが僕には一切関係ない。
僕は憎悪という名のオーラを全面に押し出し被告人に尋問を開始した。
ちなみに玄関は妹が死守しているため脱走は不可能だ。
ソースは俺!
それでは始めようか…
・・・・
【第213回緊急家族会議】
説明しよう!緊急家族会議とはその名の通り緊急の家族会議だ!
ちなみに最近開かれた家族会議は父さんが内緒で夕立改二のスケジュールフィギアを買ったことで行われた。
では始めようか!
Q 彼女といつあった?
A 数日前。
Q どこで?
A 家の前で
Q 何を話した?
A お前について。
Q どうしてこうなった?
A 黙秘権を行使します。
………………
「父さん…もうアイデア出し手伝わないよ?母さん……今月もう一切イラストに関与しないから!」
「「ッ!?」」
「10秒~9…8『分かった!』『分かったわ!』」
「白状するから…な!」「私達が間違ってたわ。だからトーン貼りとかゴム消しだけでもー!!!!」
僕が少しばかり平和で理知的な話し合いをすると父さんと母さんは理解してくれたようだ。
いやぁ人間って本当に理知的な生物だなぁ。
・・・・
その後尋問から色々な事が明らかになった。
自殺志願者だった彼女が立ち直り僕に会おうとしてたこと。
彼女には頼る親戚もおらず天涯孤独の身になったこと。
それを知ったうちの両親が彼女を引き取ること……へっ!?
ん?
「父さん母さん…今なんつった?」
「「彼女は今日からうちの子だ(です)。」」
ギギギギギギ
僕は壊れかけの人形のような動きでふりかえり彼女を見ると
「よろしくお願いします。ご主人様♡」
あの時とは違う満面の笑みでこちらに笑いかける少女がいた。
※ 数秒前に妹は意識を飛ばしております!
to be continued
最近忙しくて書けないサッシーだぞい!
前書いた奴だからクオリティアップのため改稿がワンチャンあるよ!【話は一切変わらないから大丈夫!】
後サッシー新しくファンタジー書き始めるから応援よろ!
【代償の果てに彼の者は英雄に至る】
まだ導入【過去】①話しか書いてないから今から見れば古参勢名乗れるぜ!【要らないとか言わない!】
後すぎたけど気が乗ればまた七夕にちなんだ話でも書くよ【幼なじみが許嫁】とかに