勉強が毎日
デイブが乗っていたスクールバスがある家の前で止まった
スクールバスの扉が開く
乗ってきたのは金髪で青いバックを背負った太った男の子だった。その子供のの親も太っていた。とデイブは知った。
理由は簡単だ。外から手を振っていたからだ。
太った子供は恥ずかしそうに目線を親と合わせないようにしていた
「こっち座んな!」
違う所に座ろうとする太った男の子。
「違うとこいけ」
なんだかその太った男の子は嫌われいた。
見かねたデイブは読んでいた本を閉じ、眼鏡を触り、口を開いた
「おいおい、君たち止めないか」
デイブがそう言うと周囲の空気が固まる
「こっちに座りなさい」
デイブが自身の横の席に手招きする
太った男の子は周りの空気が変わったのを察すると少し戸惑いの表情を見せたが、ハッとしデイブのとなりの席に座った。座るとき、焦っていたのか鞄を背負ったまま座っていた
太った男の子が座席に座るとき、体重差があったのか、少しデイブの体が跳ねた。おっ、と思わず声が出るデイブだった
デイブは何食わぬ顔で一人事を言いながらまた本を開いた
「はぁ~全く、彼らは「フォレストガンプ」を観たことがないのか」
と、少し落胆するように呟いた
「フォレストガンプ?」
太った男の子が思わずオウム返しをする
デイブは横目で凛とした鋭い眼光を太った男の子に向けた
「君に質問したいんだが、何故、そう嫌われているんだい?」
太った男の子が突然の鋭い質問に戸惑った表情をみせる。デイブは顔色変えずに太った男の子に眼光を向けていた。最速している目じゃないと太った男の子は思い、妙に真剣な雰囲気になった。
太った男の子は下を向きズボンを両手でくしゃとするほど掴み喋り始めた
「・・・ぼくが、体育の時間に遅刻しちゃったから、ドッチボールから筋トレに変わっちゃったんだ。それも、体育の時間ずっとね。それで嫌われたんだと思う」
そんな理由で?とデイブは口から出そうになったが、口を手で覆い発言するのを控え少し考えた
「なるほど。分かった。」
デイブは開いていた本を片手で閉じ、本を掴みながら人差し指をたてた
「まず、君はこうすると良い。まずどの時間にも今後遅れないこと、そして、先生に筋トレがきっかけでいじめが始まってる事を話すんだ」
「あ、うん」
「で、その後にケンカをしろ」
「・・・!?」
デイブの利口な発言から突然の暴論がでたのに驚きを隠せずにはいられなくなり太った男の子は、恐る恐る「なんで?」と聞き返した
「なんでって、簡単な話だ。どうせ、イジメはすぐにはなくならないからに決まってるからじゃないか」
「で、でも、先生にイジメられてるって言うから大丈夫なんじゃないの?」
デイブはどう言えばいいものか、と少し眼鏡を触り考えた
「そうだね。君が分かるように言うと、イジメの報告をするだけじゃいじめはなくならないからだ」
「な、なんで・・・」
「コレもまた簡単な話だ。学校にネガティブな印象を抱いてる人間が教師になる筈がないからだ」
「な、なるほど・・・」
「納得するのはまだ早い。分かってるふりはやめたまえ、僕にはそういうのは通じないんだ」
「ご、ごめん」
太った男の子は目線をデイブからそらし肩を落とした。デイブはそんなことには反応しないで喋り続けた
「学校にポジティブな印象を持ってる人間はイジメというものに深く関りがない人間がほんとんどだ。もしくはイジメをしていた人間とかか」
「イジメをしてた人が先生になるって大変じゃないか!?」
「いや、そうじゃない。いじめを無意識にしている人もいるってことだ。ほら、いい例が近くにいるじゃないか」
デイブは太った男の子が座席に座ろうとしたとき文句を言って太った男の子を追い払った金髪の男の子を指さした。指をさされた男の子は体をビクッとさせ目を合わせないように体を丸めた
「声が大きいよ!」
「いや、これでいい」
「そ、そう?(そう、ハッキリ言われるとYESしか言えないじゃないか・・)」
「彼は君の事をイジメているという自覚がないんだ」
「え?」
「「君が遅刻をし楽しい球技から筋トレになった。みんなの楽しみを奪った君に攻撃するのは正しい」という認識でいじめをしているんだ」
「そ、そんなぁ~」
「例えば、これが君が「悪い犯罪」をしていて嫌われるならいいが。そんなレベルの事はしていないだろう?、ここでは君の方が正しい」
太った男の子はもやもやしていたことに答えが見つかった様なスッキリ感を感じた。だが、ふと疑問になったことがあった
「じゃあ、なんでケンカしないといけないの?」
「全部、繋げてみろ。答えがすぐにでる」
「?」
デイブは太った男の子のきょとん顔を見ると理解していないのが分かり、眼鏡をくいっと上げた
「簡単な話だ。「理由」があるからケンカをするんだ。」
「?」
「君は「いじめらている」、「それを先生に報告する」、「それでもいじめがなくならない」、「だからケンカをする」、「先生はいじめの存在を知っていながらまたいじめが起こった。だから太った君が怒ったと認識する」、「君の方が正しい」、「晴れてイジメがなくなる」というわけになるんだ」
「おぉ~!」
太った男の子は拍手をしながらす感銘を受けた顔をした
「君、すごいね!!名前は?。僕はトム・ホワイトっていうんだ」
デイブは僕の事知らないのかよ、と少し困惑した表情をみせたが、咳ばらいをし答えた
「僕の名前はデイブ・ジョンだ。よろしく」
デイブは仏教面で握手を求める手を差し出した
トムは顔を明るくしぶくぶくした大きな手でデイブの小さな手を握り返した
「よろしくね!デイブ!」
「よろしく」
デイブは悪い奴ではなさそうだ、とトムの笑った顔を見て無意識に思った。デイブがそう思うならそうなんだろう、いや、そうに決まっている。デイブには裏も嘘を絶対に通じないからだ。
そうこうしている間にスクールバスが学校の前に着いた
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この物語はフィクションです、実際のモノとは関係ありません( ^ω^)・・・




