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今日は金曜日だ。今日の午後はダンスレッスンあるはずなのに、でも急こう立花先生から知らされて、今日のダンスレッスンは中止となり、来週の月曜日に変更することになった。
放課後の予定は急こう空いった。当然のように莉奈はみんなの予定を聞く。今日翔と弘樹も特にする用事はないと言った。それを聞いた莉奈は元気な声で。ハピネスタウンに行きましょうと提案した。だが、私は断った。
「ええええええ!!!!!!どうして?どうして?どうして?」
「行きたくない。休みたい。」
「え……どうしてもため?」
莉奈は哀れな目で私を“お願い”してきた…
「ためじゃないけど……」
「じゃあ、ケビンくんとエミちゃんも誘いよ!人が多い方がいいでしょ!」
「なんでそうなったのよ……わかったよ。行けばいいでしょ。」
私の了承を得た莉奈はすぐにケビンとエミのところに行った。
そんなわけで、莉奈の誘いに断切れず、しかも二人追加で。
まあ……なんか今日は嫌な予感がする。なるべく気をつけたほうがいいと思う。
でも莉奈がケビンを誘うと言った時、翔はなにも言わないね。私の知らない間に何があったのか?
そうで、莉奈の誘いに応じてくれたようにケビンとエミの姿が見えた。
ケビンは両手を出して翔に向けて“熱烈な抱擁”をしようとしてる、だが翔もいつもの行動で彼を止めてる。
でも、ケビンはよくその行動を続けるな。ケビンはいったいどういうつもりなだろいう?いじめられるの好きなのか、それとも“誰かに”構えられたいのか……
どこに行きたいとりなに聞くと、莉奈は先に“ハッピーガーデン”というファミリーレストランで昼ご飯にする。その提案に対して、誰も反対しない。ハピネスタウンに行ったことがある人は必ずこのファミリーレストランをし知ってる。なぜならハッピーガーデンはハピネスタウンで安くて美味い評判な人気のファミリーレストランだ。
初夏学園からハピネスタウンまでは、たった15分の徒歩だから、みんなも歩いてることにした。
「こうやって放課後みんなと一緒に過ごすのはほんと久しぶりだな~」
「そうなんですか?莉奈さん。」
「うん、エミちゃんは知らないだね、確かに私たち四人は昔から一緒だけど、翔くんと弘樹は元々私たちと別の高校なのだ。だからこうして四人で、そして君とケビンとう新しい友達が加わるて、すごく嬉しい!だから遠慮いらないからね!」
「ど、努力します……」
莉奈は相変わらずだね。相手と仲良くなりたい一心で接してる。彼女は絶対に相手のことを疑わない、逆にいつも相手のことを考えてる。だから、弘樹にからかわれても、彼女もその時間を楽しんでるのだ。莉奈の美点であり、悪い点でもある。いつも相手のこと考えてるから、逆に自分のことが疎い。だからと弘樹のことも、彼女はあんまり積極的ではない。多分彼女は弘樹にとてのただの遊ぶ相手兼幼馴染だ。
「でも、羨ましいです。信じできる人が傍にいること……」
「エミちゃん?」
「え?な、何でもないです!」
あ......これは多分言いたくない反応だ。他の人に変や余計な心配させたくないか、あるいは私たちまだエミにとて信頼できる人ではない。
じゃ……
「エミちゃん言ってよね、自分は服装コーデが上手て。」
「へえ!そうなの?!エミちゃん」
「え?は、はい。」
「もし君良ければ、私たちに教えてくれないかな?」
「別に構いません……」
「ほんとか?!なら今すぐ教えて!」
莉奈は興味津々でエミに服装コーデを聞き出す。なんとか立ち直ってよかった……
一方その頃、翔、弘樹とケビンも私たちが聞こえない範囲で、彼らの話をしてる。
「後ろの詩音ちゃんたち凄く盛り上がってるね。いつもこうなの?」
「いつも盛り上がってるのは莉奈ちゃんだけだ。詩音はただフォローしてるだけ。」
「じゃあ、やっぱり……」
「彼女は、おまえが知ってる彼女じゃないんだ。だが、“僕たち”は、おまえのことは覚えてるよ。ケビン・グレイ」
「だろうな、見え見えな“殺気”だし。あの時、君たちと1回しか会ったことがなかったのに。よく覚えてるね。」
「お互い様だ。で……おまえはどうしたいだ?」
「そうね……彼女の話が知りたい。隠さず全部だ。」
「素直に“はい”言えると思うか?」
「ないさ。こっちの真意も知らない人に簡単に情報を漏らす訳がないもんな。」
「話が早くて助かる。じゃあ、一つ“忠告”だ。今ならまだやめててもいい、強制はしない。おまえはまだ“普通”に学園生活を過ごすことができる。僕たちもおまえを友達だと思うことができる。もしそれでも知りたいと言うなら、テストしたら、考えてもいい。おまえが知った後には、もう後戻りできない。」
「“敵”にはそう簡単に塩を送るわけないか…」
「残念、80%正解だ。」
「………どういうこと?」
「それこそ“知った後”、後戻りできないのだ。ケビン・グレイ。翔はともかく、実は、俺も彼女のこと“狙てる”。」
「弘樹、おまえ、言い方………」
「事実だから。」
「…………………“真実”はぼくが思った以上、と言うことか。」
「そういう事だ、ケビン・グレイ。じっくり考えるといい。おまえには“真実”を知る勇気と覚悟はあるのか、ないのか。全てはおまえ次第。」
しゃべると、時間はすぐに経つ。私たちはすでにハッピーガーデンの目の前にいた。
でも、さすが安くて美味い評判のファミリーレストランだ。この昼の時間帯だとかなり人が混んでる。
幸い角の辺りにある席は空いてる。ウェイターの案内で、私たちはその席に向かった。注文した食べ物と飲み物がやって来たあと、私たちはランチを楽しみ始めた。