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理想の学園生活  作者: ソニア•フォルツィナ
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ポオッ!とシャトルコックを上に飛ばされた。相手がそれを打って、自分はそれを跳ね返る。相手もそれを打ち返す。それぞれの相手の打ちの繰り返し。

そして最後の一ポイントのために、相手は強烈なスマッシュして、ポイントゲットだと思った時、自分は成功にそれを打ち返して、シャトルコックはギリギリネットを越えて、相手の領域に入り、相手はそれを助けようとする。だが、その前にシャトルコックは地面に落ちた。

自分のポイントゲットで、“ディン”とスコアボードは20-21と表示された。ゲームセットで私の勝利を宣言した。

私たちが今ここにいるのはパワーゾーン体育館、バドミントンコートだ。

なぜここに辿り着くかというと、ハッピーガーデンでランチを済ませたあとに、翔は、ランチを消化のために、パワーゾーン体育館で体を動かそうと提案した。それを聞いた私は思わず目を輝かせた。莉奈たちも異論なしで決まり。

そして、この人数どうやって対戦相手を決めるかは、定番のくじ引き。結果は私vsエミ、莉奈vs弘樹、と最後に翔vsケビンだ。対戦相手が決まったあと、私たちは運動着に着替えたあと、早速ゲームを始めた。

およそ1時間半で、私とエミの勝負が決まった。

「大丈夫か?エミちゃん。すごい息が荒いよ……」

「は、は、は……だい、だいじょうぶです。」

「ご、ごめんね……違う相手とのゲームはなかなかないから。張り切ちゃって…立てるか?」

エミに手を伸ばして、エミは私の手を掴んで立ちやがった。

「あ、ありがとうございます。詩音さんはよくここに来るのですが?さっき、違う相手て言いました……」

「まあ……それなりにね。時々は一人で暇つぶて、時々翔や莉奈とここでいろんな運動ゲームをした。」

「なるほど……あ、莉奈さんも同じくゲームが終わったばかりですね。」

エミがそう言って、振り向くと、“ディン”という声が聞こえてきた。スコアボードは21-20を示して、勝負は莉奈の勝ち。

あら、珍しいね。弘樹が負けるなって。

弘樹は、翔と同じくらいの実力がある。昔、私は翔と弘樹とはいろんな運動ゲームをしたことがある。私も彼らの勝負ほぼ五分五分。

莉奈もそれなりに実力持てる。だがその場合、短期戦だと問題ないが、長期戦になるとダウンする。主に体力がないから。

ゲームに勝った莉奈は喜びで大きく“やった”と叫んだ。

でもまるで興奮状態が収まったように、冷静になって息を吐いた。それですぐに座り込んだ弘樹の元に行った。

「弘樹、君もしかして手を抜いた?」

「ないよ、そんなの。」

「でも、あたしが君に勝てるなんて、おかしくない?」

「は……自分の成長くら気付よ。」

「…………………成長?あたしが、ですか?」

「なんできゅうに敬語になった………そうよ、先おまえの動き見ればわかる。確かにちょっとだけ速くなった、余計な動きもなし。だが、体力は主に弱点だ。先の最後の2ポイントのところに、おまえはほぼ体力切れ、だからなるべく早く決着に持ち込む。だろう?」

「………う、うそつてないよね、いや、君に限ってそれはない。じゃあ、なにかの策略あるいは裏は……」

「褒め言葉は素直に受け取れ。な」

そう言った弘樹は莉奈の頭を撫でた。

その動きに対して、莉奈は目の前の現実を信じ切れずに両手で顔を隠した。弘樹は構わずに、微笑みながら莉奈の頭を撫で続けた。

その場面を見たこっちも微笑みたくなるよ~~

「あの二人ほんとに仲がいいですね。………羨ましいです。」

エミなんか意味ありげり言葉を口にしたような気がする。

「エミちゃんは……どうしたいだい?」

「わたしは……“わたし”をちゃっと見てくれる人がいれば十分です……」

そうか……キミも……迷子なのか……

わかるよ、その気持ちと小声でエミに伝えた。はたして彼女に届くのか、わからない。

と、ゲームは残り翔対ケビンのセットだけ。その結果気になると彼らがいるバドミントンコートに行った。

  スコアボードを見ると、20-20の同点だ。プレーヤーの状態を見ると、翔はまだ余裕そうに見えるが、逆にケビンはかなりへとへで息が荒い。

そしてここにきて、スコアボードのにあるタイマーが鳴った。翔対ケビンのゲームは引き分けと宣言した。

     このタイマーが鳴らすのは、ゲームポイントは20-20になると、自動的に10分のタイムリミットが設定される。設定された時間内に勝負が決まった場合、勝利したプレーヤーを宣言する。

    もし勝者がない場合、今みたいに翔とケビンのゲームのスコアボードように引き分けと示す。

  ケビンは力尽きて、床に座り込んだ。

  ケビンの様子を確かめるために彼の元に行った。

  エミは自分の荷物のところに行き、なにかを取り出しからケビンに行った。

「ケビンくん、大丈夫か?翔て、手加減しないでしょ?」

「は、は……は、は………」

ダメだ、これは完全にダウンしてるな……

「あの、これ、いりますか?」

エミはアイスボトルを手に持って、ケビンに見せた。ケビンは疲弊な状態で、かろうじて言葉を口にした。

「ほ……しい………」

そのセリフまるでもすぐ逝った人の最後の言葉みたいじゃん……

と、エミはそのボトルをケビンの頬に触れさせて、ケビンの顔は少しずつ柔らかくていく。

いつの間に、翔もケビンの様子を確認しにやって来た。

「まあ……とりあえず“合格”だ。」

「翔、おまえほんとに手加減なしだな……」

「それはおまえも同じだろう、詩音。エミちゃんもすごく息が荒いよ。先。」

「げ!でも、少なくとも私はちょっとだけ軽めした!だって相手は初戦だ!」

「大差ないと思うが……」

「おまえも相変わらず化け物みたいな体力だな。ケビンくんはこんなにへとへとなのに、おまえはまだ余裕そうだな。」

「いや、あと30分もあれば、僕もやばいかも。」

「そうなの…へえ……」

それは期待できそうな“勝負”ができるな……

でも、さすがに連続ゲームするのはキツイな……でもやりたい……

「おまえのその考えはまだ次の機会にしろうな。過労したらどうすだよ。暴れるのは好きでも、限度があるから。」

……なんでまた私の考えがわかるのよ。自分は結構自分の考えを表に出さないと思うけどな……

「さあ、そろそろ出るか。ケビン、立てる?手を貸そうか?」

ケビンは口で返事する代わり、自分で立ち上がった。

  「大丈夫だ。たとえ“合格”とは言え、なんかいい気分になれない。次は負けない!」

  と思い切り次のゲームの宣言してる。

  でも、“合格”って何を指すの……

  すべてのゲーム終了し、みんなはシャワー室でシャワーを浴びて、制服に着替えたあと、パワーゾーン体育館を出た。

  でもまさか思わぬアクシデントが起きて、今の状況に至る。

  パワーゾーン体育館を出たのは、おそよ5時半。みんなもそろそろ自分の家に帰ると思って、ハピネスタウンの入口で分かれようにした。

  そして私たちが今いる位置は、その入口までおよそ50メートル。

  私は今…………翔に“強制”おんぶされてる状態だ。パワーゾーン体育館を出た後から、今ここにいる位置来るまでずっとおんぶされていた。理由は......

  「翔……たのむから、もおろしてくれ……ちょはずかしいよ!!」

  「そういう問題じゃない。どっかの誰かさが女子シャワー室で滑って転って、男子シャワー室までその悲鳴が聞こえてきて。加えて、着替室からはふらつた状態で出てきた。思い切り大丈夫じゃない。」

  「だたら、おんぶしなくてもいいじゃん!普通に手で私のこと支えばいいでしょ!」

  「体力の無駄遣い。いいから大人しくして。具合が悪化したら、どうすだよ。」

  「具合どうでもいいよ!私は……私は……」

  ……弱いところを見せたくないだ。だれにも……だれにも……

  無意識に翔の制服が皺になるくらい強く掴んで、自分の唇を嚙みしめた。

  「この……アホ!」

  翔の怒鳴り声で、私は我に返った。

  「具合がどうでもいいわけあるか!自分の体くらい大事にしろう!おまえの身に何かあったら、こっちが困るだろう!」

  「へ?なんで???」

  「なんでて……親友がいないと、誰でも寂しいよ。」

  莉奈が寂しさを訴える。

  「朱里詩音、おまえが居ないと、翔が俺に“仕事”を増やすから、やめておけ。」

  弘樹がなんか文句な言葉を言った。

  「ぼくも同じく寂しいよ?まだまだ詩音ちゃんといろんなことを話したい。」

  ケビンも寂しさを訴えた。

  「わ、わたしもです。わたしも詩音さんといっぱい話したいです。」

  エミも似たようなことを言った。

  みんなの言葉を聞いたあと、呆然しないはずがなかった。

  「そういう事だ。」

  「…………」

  「何を言うべきじゃないのか?」

  「ご、ごめん?」

  「あ・り・が・とだよ。」

  「あ、ありがとう……」

  ありがとうを言ったあとすぐ、理由がわからないまま翔の背中に自分の顔を隠した。

  だが一つだけわかったことがある、それはみんなが語った言葉に対して、自分がすごく恥ずかしいと感じた。

  薄らぐ、みんなのクスクス笑い声が聞こえてきた。

  なんなの……これ……意味わかんないよ……

  と、前触れもなく翔はきゅうに足を止めた。なにかと思えばと顔を上げると、目の前の莉奈は彼女の前にいるエミがきゅうに止まったことに気づかず、エミの背中に軽くぶつかった。

  並んで歩いてたケビンはエミがきゅうに立ち留まったことに気づき、彼自身も足を止めました。

  「どうしたの?エミちゃん」

  エミはまるで周りの声が聞こえないように、ただ呆然と立っている。わずかにエミの体が少しだけ震えることが見えた。

  反射的に正面方向を見ると、変な服装をしてる四人グループがコンビニの前で座ってる。

  その四人グループの一人の服装は背中に“ボス”と書いた特攻服だ。こりゃあ思い切りヤンキーグループな人達だ。そしてよく見ると、そのグループにいる二人は、先週の土曜日にエミにナンパしてる人だ。

  だからか、エミが震えている原因は、多分その日の出来事を思い出したみたい。

  「翔、あっらてあのひ……」

  「ああ、あの日のばかだ。」

  「近くの裏道を進めば、彼らを無視できる。」

  「ああ……」

  なんか意味ありげりな言い方だな……

  「弘樹、ケビン、裏道を使うんだ。」

  「え?なんで?」

  「そうか、わかった。」

  弘樹はなにも聞かずに莉奈手を掴んで、裏道に入った。

  ケビンはわからないままその場を留まった。

  「ケビンくん、コンビニの前にいる人はあの日エミちゃんをナンパした人だ。これ言ったら、意味は分かるよね?」

  「!!!……わかった。」

  ケビンはもうすっかり真剣な顔をしてる。彼は軽々しく、エミに声を掛けた。だが、エミに聞こえない様子、震えてる以外なんの反応もない。

  一刻を争うために、ケビンはエミの手を掴んだ。

  突然のケビンの行動で、エミは我に返った。

  「裏道をいく、いい?」

  ケビンは丁寧にエミに声掛けた。エミはすぐに返事できなかった。でも、いつも違う気楽な顔じゃなくて、ケビンの真剣な顔に、エミはなんとか頷いて、ケビンから差し伸べす手を握り返す。裏道へと駆け込だ。

  と、その時、荒い声が聞こえてきた。

  「おい……あんたら!」

  ち!流石に動きがばれすぎたか……

  「翔、降ろして。このままだと動きづらい。」

  「何をするき?」

  「けりをつける。多分狙いは私だ。」

  「だったら、僕だって一緒だろう。あの日僕もあそこいったろ。」

  「ダメだ、これ以上は……」

  「こっちこそ“ダメた”たろ!女子を危険なところに置くばかがどこにいるよ!」

  ……翔の言葉はすごく嬉しい。でもこのままだともっと動きづらい。今ここで言やらそいをしてる場合じゃない。こんなたら、諦めるしか……

  「わかったから、頼むから、降ろして。」

  翔は私の言った通りにし、彼はやっと私を降ろした。

  そして、先の荒い声の持ち主は、グループの背中の服に“ボス”を書いた特攻服を着た人と他の人も彼の後についてきた、相手に恐怖を感じてやって来た。

  「おい!さき呼んでるの聞こえてのか!?はあ!!」

  私がなにかを口にする前に、隣居た翔が先に答えた。

  「悪いな、最近耳が悪いので。あまり聞き取れ無かった。あと、ここは街の中、人がいっぱいいるくらい知っているだろう。誰に呼び掛ければいいかわからないよ。」

  「てめえ……オレをなめているのか!?あ!!」

  「いや、まさか。」

  「てめえ!!!」

  翔は思い切り相手を挑発してるな……

  そして思い切り相手にケンカを売った。それに相手も釣れやすい、これはかなりの単細胞だ。

  まあ、もし翔がしなかったら、私の方がやってる。

  「で、君たちは私たちに何か用でも?こっちはただ家に帰りたいだけだ。」

  私も身を取り出して、相手に話しかけた。翔一人でやらせない!

  「ほう……お嬢ちゃん、話が早くて助かる。弟分から話を聞いたぜ、先週は随分と“世話”になったよだな。」

  「はあ?なんの話?君たちみたいなやろうはしょっちゅう“相手”をしてるから、一々覚えてねーよ。」

  「なにお!!なら、覚えさせてやるよ!」

  その“ボス”は思い切り怒りの勢いで私に拳を振るおうとしている。

  私が手を出す前に、先に翔に手を出された。彼は“ボス”の手首を掴んで拳を止めた。次に“ボス”の鎖骨辺りにある服の布を掴んで、足で相手のバランスを崩して、地面に投げ飛ばす。

  「「「ボス!!!」」」

  「僕を無視して、いい度胸だね。それともやはり“ばか”なのか?」

  よくもボスを!!!とボスの仲間の一人が翔に向けて拳を振るおうとしている。

  今度は私がその仲間の手首を掴んで、相手の顎を狙って、思い切り力一杯で蹴った。相手も衝撃によって地面に仰向けに倒れた。

  仲間の一人は倒れている仲間を後ろまで引っ張ってる隙に、私と翔は同時に彼らから少し距離を取った。

  他の仲間をどうすればいいのかと思った時、ボスはゆっくり立ち上がった。

  「「おう!!ボス!!!」」

  「よ、よくも、やてくれてたわね……お前ら、手を出すな!こいつらはオレの獲物だ!」

  「「はい!!ボス!!!」」

  「ほう……弟分には随分と躾けてるね。それ程ばかじゃないね。」

  私も同感だ。それとも単なるかっこつけたいのか、或いは全部一人でおいしいところを取るのか。

  「はあ!!!人を馬鹿にするのは大概にしろう!!」

  ボスは怒りに任せて、もう一度私たちに攻撃を仕掛けた。同じ方法で拳を私たちに向けた。私はそれを避けて、横側からボスの足を軽く蹴った。少しバランスを崩した彼、翔は隙を逃さないようにボスの顔に向けて回転蹴りを食らわせた。ボスは再び地面に倒れ込んだ。

  残りの弟分たちはボスに駆け寄ってる、と思ったら、いつの間にかその一人の弟分は手にナイフを持って、私の方向に駆け寄っとする。彼は一歩踏み出したら、すぐに止まった。

  何かをと思ったら、誰かに小石を投げられた。見ると、外見から見れば、5歳の女の子がその弟分に小石を投げた。どこのガキがこんなに度胸があると思うたら、私の隣人の子供の春だ。

  そしてどこから湧いてきたも一人の子供がナイフを持った弟分の足を、離さないように両手で強くしがみついて。同じく誰かと思ったら、春の1歳上の兄、夏だ。

  なんでこの二人がここにいるの??!!!

  「このクソガキども!!早くどけ!さもないと、容赦しないぞ!コラ!聞てんのか!」

  弟分はどうなんに怒鳴っても夏は歯を食いしばて、両手を絶対に離さない。

  私が夏に呼び掛けようとしてる時、弟分は我慢の限界で夏の背中を強く叩いた。痛みのせいで夏は悲鳴を上げると同時に手を離した。次の瞬間、弟分は夏の身体を掴んで、街路の方向へ投げた。

  夏が投げれた瞬間、私は弟分を殴る気持ちがいっぱいで彼に駆け寄る前に、別の物が私の視界に入った。

  夏がいる街路に、ある車が夏の方向に向かって進んでる。運転者は電話しながら運転してる。全然夏の存在に気づいてない。

  その一瞬、私の頭は真白になって、どう動けばいいのかの前に、体の方が先に動いた。

  私は音速の速さで、手すりを飛び越えて、街路へ突っ込んだ。素早く夏を抱えて、車にひかれ前に向こうの手すりに飛んだ。行動の勢いで自分の背中が向こうの手すりにぶつかった。私は歯を食いしばって、痛みによる悲鳴に耐えた。

  その車は何もなかったかのように、その場を走り去った。

  「し、しおんねえちゃん!だいじょうぶ?!」

  夏は焦りの声で、私の状態聞て来た。

  ……それはこっちの台詞だよ。まさか子どもを投げ飛ぶとは......心臓が止まるかと思ったわ……

  翔は春と一緒に私と夏のとこるまでやって来た。春は泣きながら夏の懐に飛び込んだ。春は兄ちゃん、兄ちゃんだけとう言葉と泣き声しか口になかった。そんな春を、夏は春が泣き止むまでずっと謝り続けた。

  「詩音、大丈夫か?」

  「なんとかね。あつらは?」

  「おまえが街道へ突っ込んだ時、その隙に逃げた。」

  「くそ!あんな事した後は逃げるか!」

  「あつらの事はあとでいい、まずは……」

  怒りと殺気に満ちた翔の瞳は、私を直視してる。

  その瞳から、まるで冷たい風が吹いたように、その視線は私の全身に降り注いで、私は恐怖を感じた。

  や、やっぱり......怒ってるよな……

  「自分でもわかるよな?さっきはどれだけ危険なのか?」

  翔の言葉は、一言一言、私の心を突き刺した。

  わかってるよ、それくらい……でも、身体が……

  「わかってる、でも、考える前に、体の方が先に動いた。そう考えてるだろう、詩音!」

  ドキッ!かん、完全に心の考え事読まれてる!今回の翔100%怒ってる!ど、どうしよう……

  と、その時、翔が私に手を差し伸べた。

  戸惑いながら、私はその手を握り返す、痛みをこらえながら立ち上がった。

  「家に帰ったら、覚えてろ。」

  い!!!!何されるんだ!!私!

  「夏!春!」

  と、子供たちの名前を呼んでる女性の声が聞こえてきた。

  私たちが今ここにいる位置に、荒い息かかったある女性がこっちに走り来た、夏と春を強く抱きしめた。子供たちの母親だ。

  夏と春の母親は自身の子供たちの安全を確認した後、私と翔に頭を下げた。

  「本当にありがとうございます!詩音さん!あなたの友達さんもです!ど感謝してもしきれない程に!」

  「いいえ、元々と言えば、私たちに責任があります。」

  「しおんねえちゃんはわるくないもん!わるいのはしおんねえちゃんをいじめたひとだ!」

  「そうだ!そうた!」

  「こら!あなたたちたら……」

  子供たちの無邪気な反論で、雰囲気は明るい色に変わった。

  ポツリと液体のようなものが顔に触れた。上を見ると、灰色の曇がこの辺りに集まってる。段々と水が降ってきた。

  「あら、降ってきたね。詩音さんとお友達さん、私の車この近くの駐車場にいます。ついてきてください。」

  お母さんの案内で、私たちはすぐに駐車場に着いた。私たちはそのままお母さんの車に乗って、私とお母さんが住んでるマンションに向かった。

  途中の道で翔の家までは行けるが、翔は断った。私の家に用があると。

  うううう……翔は本気だ......

  十分も足らず、私たちはマンションに着いた。

  私と翔は夏たちに別れの挨拶をしたあと、自分たちの家に入った。

  で……これからどうすればいいの?友達が家に来たのははじめてじゃないけど……男子の翔を部屋に招きはもちろNG。じゃ、やっぱりリビングルームか。

  「なんで玄関で詰まってるの?自分家なのに。」

  翔はすでに靴を脱いで、私の一歩前に立ていた。

  「え?な、なんでない。そこますぐのドアはリビングだ。私さきに風呂入ってもいい?」

  「うん?わかった。」

  私はなるべく挙動不審を見せないように、素早く自分の部屋に入った。私はすぐに鞄を置いたあと、風呂場で軽いお風呂に入った。

  マゼンタのTシャツと黒色のショートパンツに着替えたあと、予備のタオルを持って、リビングへと向かった。

  リビングのドアを開けると、翔が誰かと話をしてる声が聞こえてきた。なるべく静かにドアを開けようとしたが、翔に気付かれた。私の方に視線を向けた。

  その時、翔の目が見開きのような気がする。でも彼はすぐに振り向いた。

  翔が本当に目が見開きなのか、確認できなかった。

  「ああ。こっちは大丈夫だ。そっちの方は頼んだ、じゃあ。」

  翔はそう言って、スマホの電話を切った。

  「ごめん、もしかして大事な話中だった?」

  「ううん、弘樹とケビンに電話した。彼らはその後無事に家に帰った。」

  「そうか!よかった……あと、このタオルを使って。じゃないと風邪ひくよ。」

  翔は私からタオル受け取って、自分の頭を軽く拭いた。同時にコーヒーテーブルの上には救急箱があると気づいた。

  なんでここに救急箱があるのか、理由は多分一つしかいない……

  「翔、おまえまさか知ってたの……?」

  「当たり前だ。あんなに派手にやったんだ。無事なはずがないからね。」

  「うう……ご、ごめんなさい……」

  やっぱり翔に私の傷を知てっただね……

  「わかったからいいだ。ソファでうつ伏せになって、やられたのは背中だろう。」

  ここで無暗に反論すれば、たぶん翔はもっとおこりだすだろう。私は翔の言う通りにし、ソファでうつ伏せになった。

  翔は救急箱からある塗り薬瓶を取った。

  「薬を塗る最中はちょっとだけマッサージするから、痛いならちゃっと言うだぞ。」

  私の頷いてを見た翔は薬を塗り始めた。最初のころはあまり痛みを感じなかった。翔が少しずつ力を入れて、私も自然に強い痛みを感じ取れた。

  実を言うと、翔が私の背中に薬を塗ってる最中、全然リラックスな状態になれなかった。男に……翔に背中に触られてるなって……たとえ治療のためとはいえ……やっぱり、すごくドキドキするし、恥ずかしいよ……

  翔が塗り終わると言なかったたら、たぶん私の心臓がずっとそのまま騒ぎ続けるだろう。

  「終わった。他に痛い所はない?」

  「ううん。ありがとう。」

  私はすぐに自分の服を整理なおして、ソファで座る体制を取った。

  「ほんとだな?うそつてないよな?おまえは自分の傷を隠すから。あるいは気によとしないから。」

  「ほんとにいないから!気にしないのは、大した傷じゃないからだ。」

  このバカ!と翔は私の額に向けてデコピンをした。

  自然な反応で自分の額を押さえた。わけわからない視線で翔に向けた。

  「女の子は傷跡を残すべきじゃない。もっとちゃんと自分の身体を大事にしようよ。おまえもある意味莉奈ちゃんと似てる、“自分のことはいいだ”みたい。こっちは何回も心臓が止まりそうなくらいだよ。」

  え?どういう意味?私そんなに何度もおまえにそんなに気持ちをさせるほどやばい状況に巻き込まれること?

  でも……翔の声はいつも通り戻ってる。この感じだと、もう怒こてない??

  「ね……翔、も、怒こ、てない?」

  まだ翔が怒ってるのかわからないから、彼に余計な刺激を当てたくないように、一言一言、ゆっくりと言葉を語った。

  「うん?ないよ。なんでそんな聞くの?」

  「だ、だって、さっき“覚えてろ”て言ったから、もしかして説教されようかと思って……あるいは……」

  呆れたとか……

  「あ、あれね。ああ言わないと、家に入れてあげられないと思ったからだ。」

  「え?それだけ?」

  「それだけ。上も下もない。」

  翔の答えを聞いたあと、私は安心したように大きく息を吐いた。

  よかった……呆れてないと……嫌いでもない……

  「もしかして……僕が呆れると思った?」

  ドキッ!きょう、今日の翔はどうしたの!?なんで心の考えが全部ばれてるよ!?

  「……ない。」

  「はい。うそ。それと図星だな。呆れる気持ちもとっくにあってるから。心配しないで。」

  ちょ、ちょっと!それはどういう意味?!

  て……自業自得か。いつも乱暴な行動取ってるし。後悔してない、もう慣れてる、この生活に。だから…………いいんだ。

  私が私の考えを翔に伝えようとしてる時、私の理性が私を止めてくれた。あぶっやく自分が彼に、同情されるところだった。。

  彼の前だと、時々調子が狂。自分の素……弱い自分が漏出しそうで……怖い。

  それだけは…………嫌だ。

  ちょうどその時、神さま、お空さまはまるで私の心の声を見抜かれてるように、外の雨も止んだ。

  私は翔に“も家に帰っててもいい”とそそのかす。

  これ以上彼がこのまま自分家にいると、自分の制御が効かなくて、自分の弱点が晒さそうになる。

  翔はなにも違和感を感じないまま、自分の鞄を取って、玄関に向かった。翔を玄関で見送ったあと、私は自分の部屋に戻った。

  や、やっと帰ったわ......私......いったいどうしちゃただろう。今日の自分はかなり自分の素を翔の前に出してる気がする。

  もしかして……無意識に翔に“助け”を求めてるの?彼なら……“私”を見つけられる?

  単なるわがままだな、これ……

  だれにもわたしのことわかる……わかるはずがないんだ。



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