第8話 「魔王様、地下迷宮攻略中。後半戦①」
前話のあらすじ:崩落に巻き込まれました。
(……ん。生きてる、のか……)
濁流に翻弄された私は、意識を失っていたらしかった。
まだ目を閉じていたが普通に呼吸が出来ることから、水の中ではないらしい。
「ここは……」
目を開いた私の視界に飛び込んでくるのは、まるで貯水庫のような広間だった。
天井から流れ落ちる水がまるで滝の様であり、私はその岸辺とも言えるような場所に流れ着いていたようである。
先が見えないが通路が2つあったことから、この場に閉じ込められるといった最悪の状況だけは、回避できたらしかった。
「っう……」
上半身を起こそうとした瞬間、身体の節々に激痛が迸った。
恐らくは、濁流の中で身体のあちこちを強打してしまったのだろう。
激痛で思わず呼吸困難になってしまいそうになるが……
(命があるだけ、マシか)
とりあえず再びゆっくりと横になり、時間をかけて治療魔法を自身へと。
ようやく全身の痛みが引いたところで改めて上体を起こして周囲を確認すると、この場に流れ着いたのは私だけではないことに気付く。
何人かのドワーフと、この原因を作った王女の姿も見受けられ。
そんな中にはザオームの姿もあり、意識を失っているようだったがキノコのひだから伸びた触手が彼女に巻き付いていることで、それほどダメージを負っている様子はなさそうだった。
ちなみにキノコには、骸骨に開けられた穴は再生したのか見受けられなかった。
まあ、いろいろと謎が多いキノコなので、そういうものなんだろうと深く考えることはしないが。
(アテナとダミアンは……いない、か)
ふたりと分断されることになったのは、痛いとしか言えなかった。
本来ならば、アテナと離れても召喚し直せばいいだけなのだが、それにはまず精神世界に戻らねばならず、このダンジョンにおいては戻れないようなので、残念ながら再召喚は出来ないだろう。
(無事だといいが……)
気を取り直した私は、仲間であるザオームのもとへと。
「身を挺してザオームを守ったのか……献身的だな」
私が彼女に近づいたことで、キノコが触手をしまい込む。
「ザオーム」
頬を何度かペちぺち叩くが、なかなか目を覚まさない。
水を飲んで呼吸困難にでもなっているのかもしれないと判断した私は、迷うことなく彼女のみぞおちを何度も強打する。
すると、ぶはあっと水を吐き出してしばらく激しい呼吸をした後、ゆっくりと開いた目を私に向けてきた。
「……キシシ。もう少し、優しく起こしてほしかったですねぇ」
「贅沢を言うな」
そんなやりとりを交わしている間にプリメラも目を覚ましたようで、むくりっと起き上がってくる。
女性とはいえ、さすがは身体が頑丈な種族、といったところなのだろう。
「……痛い」
顔をしかめた王女は私に気が付くと、キッとした目で睨んできた。
「ちょっと! 早くワタシも治療してよ! ほら早く!!」
なんともまあ、尊大な態度だった。
無事なのは良かったが……私は内心で嘆息してしまう。
私と同じ感情を抱いたようで、ザオームが嫌悪を見せてきた。
「目上の者に対する態度じゃないですねぇ」
「何言ってるのよ! ワタシは偉いんだから当然じゃない!」
「キシシ……クレア氏。私は、彼女を治療してやる必要はないと思いますが」
「え……っ」
プリメラが驚いたように目を丸くする。
「ワタシは偉いんだよっ? ワタシを治療するのは当たり前じゃない!」
「わかっていないようなので、ここではっきりさせておきましょう」
冷たい眼差しとなったザオームは、座り込む王女の鼻先にキノコを突きつけた。
「プリメラ王女様。貴女が偉いのはドワーフ族の中だけであって、部外者の私たちにとっては、貴女は何にも偉くないんですよ」
「なぁ……っ」
王女は絶句だった。
その光景を前に、私は内心で「ふむ」と思う。
(少しお灸を饐えたほうがいいかもしれないな)
私も表情を冷たいものにして、愕然と見上げてくるプリメラを見下ろした。
「プリメラ王女よ、ヒトにものを頼む態度じゃないな」
「え、ちょ、クレアさんまで……っ」
「別に私は、君を治療しなければならない義務はない」
「そんな……」
思いがけない私からの冷淡な態度を受けて、王女の目にうっすらと涙が浮かぶ。
よほど、身体が痛いのだろう。
立ち上がらないことからも見て取れるのだが……
僅かな罪悪感を抱いてしまうものの、王女たる立場の者がいつまでもワガママし放題では、周囲に示しがつかないのは言うまでもなく。
だからこそ私は、心を鬼にする。
「ヒトにものを頼む時は、何て言えばいいと思う?」
「…………」
私を糾弾するようにジッと睨んでくる王女は、しかし逡巡した後、項垂れたように頭を下げてきた。
「……お願いします。ワタシの傷を癒してください……」
「わかった」
「キシシ! 最初から素直にそう言っていればいいものを」
その後。
私がプリメラに治療魔法を施している間にザオームは他のドワーフの安否確認をしており、治療が終わるのと同じくして、最後の1人を確認した彼女は息を吐く。
「ダメですねぇ。誰一人、生きていませんでしたよ」
「……そうか」
あの骸骨から受けたダメージ、そして濁流に翻弄されたことにより、いかに頑強なドワーフ族とはいえ、耐えられなかったということなのだろう。
「みんな……」
部下を失ったことにショックを受けている様子の王女は、すぐに忌々しそうに顔をしかめてきた。
「まさかこんな事になるなんて……こんな場所で”護衛”がふたりだけとなっちゃうなんて」
「ふたり……?」
この場には、王女の他に居るのは私とザオームだけであり。
彼女の意図する発言は、つまり私たちということになるのだろう。
「何不思議そうな顔してるのよ? ワタシを護衛するのは当たり前でしょ?」
さっきの殊勝な態度はどこへやら。
(傷さえ治れば、もう下手に出る必要はないってか)
状況を理解していないプリメラは、どこまでも横柄な態度を崩さない。
そんな彼女を前に、ザオームが低く笑って来た。
「お話になりませんねぇ。クレア氏、こんな我が儘なガキ放っておいて、私たちだけで行動しましょう」
「な……っ」
再び絶句する王女。
しかし今度は殊勝な態度を取ることはなく、烈火のごとく噛みついてきた。
「こんな幼気な少女を見捨てるとか、マジありえないんだけど! この鬼畜! あ、そうかあれね? お金ね? お金が欲しいんでしょ! お金さえ出せば何でもするのが冒険者だもんね! いいわよ! はした金くれてやるだけで護衛になるっていうなら、くれてやるわよ!」
道具袋から取り出した金銭袋を放り投げてくる。
「これでどお!? 報酬上げたんだから、ちゃんとワタシを守りなさいよね!!」
「プリメラ王女、君は──」
さすがに、呆れと怒りを感じた私が口を開こうとするも、感情が失せた瞳となっていたザオームに手で制された。
そして彼女が金銭袋を蹴り上げたので、中身がこぼれてばらまかれることに。
「ちょ! 何してるのよ!?」
「キシシ……さすがにカチンと来ました。お金は欲しいですが、こうも見下されてくると、ハラワタが煮えくり返るというものですねぇ」
「え……っ」
「教育的指導をしてあげましょう。ギーノくん!」
頭上へと放り投げられたキノコから触手が飛び出し、キノコテントが完成。
「キノコのテント……?」
「キシシ!」
「痛い! ちょ、手を引っ張んないでよ!」
ザオームに強引に手を引かれる王女が、悲鳴染みた声をあげる。
「痛いってば! 離してよぉ!! クレアさん、このヒトを止めて!!」
「……ザオーム。彼女をどうするつもりだ?」
「この傲慢チキな鼻っ柱を、へし折ろうと思いまして」
「なるほど。わかった。好きにするといい」
「ええっ?!? 嘘でしょ!!!!?」
「プリメラ王女。この場には君を進んで守ってくる者はいないんだ。いつまでもワガママし放題では己の身を滅ぼすということを、ここらへんで学んだほうがいい」
「そんな……」
「キシシ! ではクレア氏、しばらくお待ちを」
「い、イヤ、離して! ワタシに何をする気なのよ──」
強気から一転して語尾が弱々しくなった彼女は、そのままキノコテントの中へと引きずられていくのだった……
※ ※ ※
「安らかに眠れ……」
ただ待っているのもあれだったので、濡れた服から、道具袋から出した予備の服に着替えて後。
私はドワーフたちの遺体を焼却して火葬していた。
「……まさかこんなことになるなんて、か」
先程、プリメラが口走った発言を呟く。
まさにその通りだった。
私自身、このような状況に陥るとは、思ってもいなかったのだから。
(助けに行くべきじゃなかったか……いや、しかし……)
見捨てるという選択肢など、私の頭の中にはなかった。
もしあそこで見捨てていれば、これまでの私のアイデンティティーが無意味となってしまうだろう。
甘いと言われようが、これが私なのだから、もはや仕方がないのである。
とはいえ……
複雑な心境ではあったが。
アテナとダミアンが無事でいることを、祈るばかりである。
すると、キノコテントからザオームが悠然と出てきた。
先程と服が変わっていることから、彼女もテントの中で着替えたのだろう。
「キシシ……」
「プリメラ王女は……?」
私が問うと彼女の後から王女も出てくるのだが、私は少なからず驚きを隠せなかった。
先程までの勝ち気だった瞳が、すっかり鳴りを潜めていたからだ。
ちなみに彼女も、何気に服装が変わっていたりする。
「……クレアさん」
まるで別人のような雰囲気になっていたプリメラが、私に頭を下げてきた。
「さっきは、生意気なこと言ってごめんなさい。深く反省しました」
「あ、ああ……その、ザオーム。王女に何をしたんだ?」
「キシシ。自分という存在が、いかに矮小なのかを教えてあげただけですよ」
「それはどういう……」
戸惑いを隠せない私が問いかけようとすると、あろうことか、プリメラがザオームの腕に抱きつく。
「お姉サマには、人生観を一変させられたの。もうワタシは……ギーノ様の虜なんだよね」
「ギーノ”様”……っ?」
「キシシ……ちゃんと良い子にしていれば、また”ご褒美”を上げますよ」
「ほんと!? ああ、早くご褒美がほしい……っ」
「さっきいっぱい上げたでしょうに。プリメラは欲張りですねぇ」
「あぁん、そんなこと言わないでぇ、お姉サマ……♡」
瞳を潤ませるプリメラ。
まるで恋する乙女だった。
私はというと……軽く引いていたりする。
(察するに、調教されたってところか)
ザオーム──というよりも、ギーノ君恐るべし、である。
あの我が儘が服を着たような王女が、こうも懐柔されているのだから。
まさかここまで劇的に変わるとは思っていなかったが……まあ、嬉しい誤算と言えるだろうか。
「あ……クレアさん」
気が付いたようで、ザオームから離れたプリメラが私に真摯な目を向けてくる。
「みんなを弔ってくれたんだね……ありがとう」
「いや、気にするな。これくらいしかしてやれないのが、もどかしいがな」
「ううん。この状況だと、十分だよ。本当にありがとう」
すっかり素直になった王女に私が面食らっていると。
「それでクレア氏。これからどうするつもりです?」
ザオームに問われた私は、王女を見やった。
「プリメラ王女。ここがどの辺りかわかるか?」
「ううん、ワタシも初めて見るよ。ってか、地下10階層が最高記録なわけだし」
「なるほどな……」
天井から地下水が流れ落ちていることから、ここは10階層よりもずっと下という事になるだろう。
ここで問題となってくるのが、ここがどこまで下層なのか、であった。
「まずは、上層階を目指そう。どこまで流されたのかわからないが、一刻も早く仲間と合流したほうがいいだろう」
「同感ですねぇ。キシシ、安心しましたよ」
「安心?」
「ええ。この状況下でさらに潜ろうとか言うのかと、内心ヒヤヒヤしていたので」
「おいおい……さすがにそれはないだろう」
と言う以前に、そこまでのリスクを冒してまで、私には最下層を目指す理由がないのである。
本来の目的は、資金稼ぎと無理ない程度でのドワーフ王族との接触なのだから。
そして、どの国にも加担するつもりもないので、プリメラをこのままリスク覚悟で最下層まで連れて行く理由もなかったというわけだ。
(と言うか、内心冷や冷やって……嫌なら断ればいいだけだと思うんだが……)
外見や言動とは裏腹に、案外ザオームという人物は律儀なのかもしれない。
私が内心で苦笑していると、そんな内心を知らない彼女は低く笑てってきた。
「キシシ……それは失礼を」
「プリメラ王女。君もそれでいいか?」
「え……あ、うん。命あっての物種だしね。《神の槌》は、まずは安全を確保してからでいいよ」
「どうした? 何か気になることでも?」
心ここにあらずといった様子に私が問うと、プリメラは瞳を揺らしてきた。
「えっと……ラランやジジンは、無事かなって」
「ん? そのふたりは誰なんだ?」
「侍女と近衛隊長だよ」
「ああ、彼らのことか」
部下を指揮していた果敢なドワーフと、王女の横柄な態度をフォローするように謝罪してくる侍女のことを思い出す。
「まあ……あれだ。楽観視や適当な事を言うわけじゃないが、無事だということを信じよう。私も、仲間と離れてしまっているからな」
「私としても、早く合流したいですねぇ。この状況下であの骸骨と接触でもしたら、それこそ逃げ切れる自信がありませんよ」
「逃げ切る……か。お前にしては、弱気な発言だな?」
「キシシ。私も馬鹿ではないということです。そして無謀でもない。私たち三人ではまず勝ち目はないでしょうし、はぐれた向こうのメンツにしても、同様でしょうからねぇ」
「……そうだな」
「そもそもさ! なんなのあの骸骨は!? あんなバケモノがいるなんて聞いてないんだけどさ!!?」
王女が語尾を荒げてくるも、まあ仕方ないだろう。
この劣悪な状況は、あの骸骨のせいなのだから。
……それを踏まえて、我を失った王女のせいでもあるのだが。
「そうか。やはりあの骸骨は、イレギュラーな存在なんだな」
ダイ国の王子一行の様子を思い出す。
もしその存在を事前に知っていれば、何かしらの対策をしていたはずだからだ。
「まあ、いずれにしてもだ。もし合流前に遭遇してしまったら、みっともなかろうがなんだろうが、全力で逃げる。とにかく逃げ切る事に専念する。それしか、現状で出来ることはないだろう」
「逃げきれればいいですがねぇ」
「逃げきれないかも……」
「そう悲観するな。別に、何も考えがないわけじゃない。いざとなれば、通路を破壊すればいいんだ。そうすれば、時間を稼ぐこともできるだろうからな」
通路を破壊するという行為は、下手をしたら自分の脱出口を塞ぐことになりかねないリスクもあったが、勝ち目のない戦いをするよりかは、マシだろう。
時間さえ稼げれば、状況を打開する案を考えることもできるのだから。
「兎にも角にも。まずは、仲間たちとの合流だな」
こうして私たちの目的は、まずは上層を目指して仲間たちと合流、ということに方針転換するのだった。
※ ※ ※
※ ※ ※
「……あの、アテナさん」
申し訳なさそうに言うは、通路を歩くアテナに背負われているダミアン。
彼女たちの周りには数人のドワーフの姿があり、近衛隊長や侍女の姿もあった。
濡れた者がいないのは着替えたからではなく。
運よくとでもいうべきか、地下水脈の部分からは辛くも逃れていたからだ。
しかし分断されてしまったことに変わりなく、一刻も早く合流を果たすべく、下層へと向かう最中という状況だった。
「ん? どうしました、ダミアンさん」
「えっと……その、俺、自分で歩きますから……」
「何を言っているのですか。あの崩落で足を捻挫してしまったのでしょう?」
「それはそうですけど……」
治療魔法を使えるクレアナードと分断されたことによる弊害である。
「あぅ……王女さま、ご無事でしょうか……」
「悪運だけは強い方ですからね」
泣きそうな顔の侍女に対して、しかし近衛隊長はしかめっ面。
侍女ほどには、それほど王女の安否を心配している素振りはなかった。
「数名の部下の姿がないことから、きっと一緒に流されたのでしょうが……」
近衛隊長の反応は、王女よりも部下たちの安否に趣が置かれていたりする。
そのことに気付いたようで、侍女がむうっと頬を膨らませてきた。
「お気持ちはわかりますけど……少しくらいは王女様を心配してもいいんじゃないですか?」
「憎まれっ子世に憚る、ということわざがあるくらいですからね。だから王女の安否は、心配しておりません。無駄ですから」
「ひどいです……」
「逆ですよ、ララン殿。だからこそ生きているだろうという確信です」
「……言っている意味が、よくわかりません」
「まあ、端的に言うならば、王女は絶対に生きているってことですよ」
言葉通り、近衛隊長の口調には絶対的な確信が。
それでも理解できない侍女は、反論することはなかったが、納得はしていない顔だった。
「アテナさん、別に俺、歩けないほどってわけじゃないんで……」
「ならばこそですよ。何が起きるかわからないので、歩くだけで下手に消耗されては困るのです。なのでダミアンさんには、出来るだけ温存してもらいたいのです」
「アテナさん……」
「遠慮せずに、私の背で休んでいてくださいな」
「……すいません」
アテナの気遣いに申し訳なさそうにしながらも、観念したようにダミアンは身体を完全に預けることに。
しかし。
そのことにより、彼にとっては予想外の事態に見舞われる羽目に。
(あ……これがアテナさんの匂いなんだ……)
ほんのりと鼻腔をくすぐるは、なんともいえない”女”の匂い。
こんな間近で彼女の匂いを嗅ぐ機会などなかったので、ダミアンは思わず”反応”してしまう。
(あ、ヤバ……っ)
意識すればするほどに、自分の気持ちとは裏腹に反応してしまう。
こうなってしまうと、いくら自身の身体の一部とはいえ、もうどうにもならなかった。
「……ダミアンさん」
背中に感じる”固い異物”に、さすがにアテナとて気づいたようだった。
「あ、その……俺……やっぱ降りま──」
「勘違いなさらないでください」
アテナの声には、非難の色はなかった。
「オトコの子の性欲は旺盛と聞きます。ですので、無理らしかなぬことなのだと理解しております」
「えっと……」
「ですがまあ、そうですね。適度に、発散することを推奨致しましょうか」
「それは……」
「それとも、私がお手伝いしましょうか?」
「──っ──」
絶句するダミアン。
そんな彼を背負うアテナは、無表情ながらも口元を薄っすらと笑みに。
「冗談ですよ。ウブですね」
「……勘弁してください……」
心の底からの声を漏らすダミアンを背負うアテナは、ゆっさゆっさとわざと彼を揺らしては、揶揄うのだった。
男の子にはどうしようもない時があるのです。




