第13話 「魔王様、白エルフ国を後にする」
前話のあらすじ:世界樹の暴走を収めました。
「まだ踏み込みが甘いぞ!」
「はい! 気を付けるよ!!」
私の叱咤に素直に返事したマリエムが、剣を構えなおして再び突貫してくる。
私はフェイントを交えて応戦。
そのまま剣戟戦へと。
場所は、兄妹エルフの故郷である村。
今回の一件においてのお礼がしたいということで、兄妹エルフに招かれ、彼らの村に立ち寄っていたのである。
黒エルフ領への道すがらにあるために、それほどの寄り道ではなかったというわけだ。
位置的には、初めて彼らと遭遇したあの街道から、それほど離れてはいなかった。
郷土料理をご馳走するということで、いまはその準備中であり、時間が空いたために、こうしてマリエムに最後のレッスンをしていたのである。
ちなみに、アテナはこの場にはいない。
兄弟エルフの母親が料理を作っているので、手伝うと共に、郷土料理の作り方を学んでいたからだ。
なんだかんだでアテナは料理を作ることが好きなので、その探求心は深いのだ。
そして双子竜人とは、ウェスト村で別れていたりする。
裏切られたことで印象が悪くなっていたこともあり、兄妹エルフには招かれなかったのである。
双子の姉妹もこれといって気にした様子もなく、最後まで気さくな感じだった。
「動きがいい……ふむ、なるほど。確かに、クレアナード殿は強いな」
そう呟いたのは、ビトレイがそのまま歳を取ったような印象を受ける、壮年の男エルフ。
「そうだよ、父さん。僕たちは、何度もクレアナードさんに助けられたんだ」
「そうか……お前たちは、迷惑をいっぱいかけたんだな」
「そ、そう言われると……」
「いえ。ビトレイさんとマリエムさんには、こちらもたくさん助けられました」
父親にカウンターを喰らって言葉に詰まるビトレイに、ダミアンが助け船を出す。
「それに最後の決め手となったのは、マリエムさんの弓でしたし」
「そうですか……やはりあの子には、近接職よりも後方職のほうが向いているのでは……」
「俺にはなんとも言えませんけど……こればっかりは、本心の意志を尊重なさったほうが」
「ふぅむ……確かにその通りですが……」
考え込みながら父エルフは、剣戟戦を展開する娘を見やる。
ビトレイは妹の心境を知っているだけに、この話題では沈黙を守る様子だった。
「あぐう……っ」
「剣だけの攻撃が来ると思い込むな! 常に相手の一挙手一投足を見逃すな!」
「は、はい!!」
私のフェイントの剣を止めての回し蹴りが決まり、マリエムがバランスを崩す。
それでもすぐに立て直し、いつにない真剣な目つきで、また私へと飛び掛かってくる。
(大分素直になったもんだな)
最初の頃なんて、何かと反感していた記憶がある。
この指導が最後ということを、彼女も理解しているのだろう。
さすがに兄妹エルフは、このまま故郷に残る選択肢をしていたからだ。
彼らには彼らの人生があり、私と知り合ったのもただの偶然であり、だからこそ別れることもまた、必然なのである。
(まあ最後とはいっても、機会があればまたいつでも会えるんだけどな)
私には、何かをしなければならないといった目的なんてないのだから。
いまは依頼を受けた身なので、とりあえずの目的はあるが、それが終わればまた自由の身なのである。
「どうした!? 動きが鈍くなってきているぞ!」
「まだまだぁあぁあああぁーーーーーっ!!」
彼らの父親の手前ということあるが、その父親からは遠慮なくやってくださいと許可をもらっていたので、私は最後の指導に熱を入れる──
※ ※ ※
ひとしきり指導を終え、風呂場で汗を流した頃には、郷土料理が作り終わっていた。
すっかり夜も暮れ、夕食には少し遅い時間となっていたのは、指導に熱を入れ過ぎたということと、それだけ料理も気合いが入っていたということである。
長テーブルには隙間がないほどに様々な料理が並べられており、見たことのない料理が目と鼻を愉しませてくれる。
「アテナさんの手際、すごいですねぇ。見とれちゃいましたよぉ」
「いえいえ。こちらとしてもいい勉強をさせて頂きました」
おっとりした女エルフ──兄妹エルフの母親からの賛辞を受けるアテナが、ペコリと頭を下げていた。
私は意外そうに、彼女に目を向ける。
「お前がひとに頭を下げることがあるんだな」
「心外ですね。感謝の念を感じれば、頭を下げるのは当然じゃないですか」
「なるほど。だったら、普段からも私に頭を下げてほしいな?」
「いつも心の中では下げていますが?」
「なぜそれを表に出さないのか」
「以心伝心、という言葉を送らせて頂きましょう。察してください」
「無茶振りも甚だしい」
私とアテナのいつものやり取りを前に、初めて見る両親エルフが目を丸くしており、兄妹エルフは苦笑い。
食事会が始まり、和気あいあいとした雰囲気に包まれる。
話題はやはりというか、世界樹内での出来事である。
マリエムが身振りでぶりで大げさに説明し、それをビトレイが正確に補足。
両親は子供たちの奮闘ぶりに喜びを示しており。
ダミアンは初めて見る料理におっかなびっくりで舌鼓を打ち。
私の魔力が主食であるアテナは、何種類からるスープをちびりちびりと口に含み。
そんな光景を前に、私はどこか懐かしい感情を抱かされていた。
(家族、か……)
脳裏に浮かぶは、私自身の”家族”での団欒光景。
かつては当たり前だった光景であり。
いまではもう二度とない光景であり。
郷愁の念に捕らわれる私は、紛らわせるように葡萄酒を喉に流し込む。
(うまいな、これ)
この地方だけの特産品である葡萄に、この一家ならではのアレンジが加えられている酒。
すごく飲みやすいために、私の手は止まらない。
その様子に父エルフがさらに酒を進めてくるために、私も調子に乗ってどんどん飲んでいく……
「……ふ~……なんだか、暑くなってきたな……」
意識が少し朦朧としてきた私は、妙な暑さを覚えたので、少しだけ衣服を乱した。
私的には少しだけだったのだが……
「「「…………」」」
何やら男性陣の様子がおかしくなっていく。
母エルフが父エルフの頬っぺたをつねり、マリエムがビトレイの腕をつねっており。
すうっと立ち上がったアテナが、ほろ酔い気分の私の肩に手を置いた。
「クレア様。かなり酔われておられるご様子ですね」
「……んあ? そんなことないと思うが……」
「これ以上痴態を晒す前に、用意して頂いたお部屋に戻りましょう」
「いあ、まだもう少し飲みたいんだが……」
「少しづつ呂律が回ってきていないことに、お気づきで?」
「…………」
私は別に、酒に弱いわけじゃない。
普通だろう。
原因を突き詰めるならば、久しぶりに酒を飲んだ、ということかもしれない。
「ダミアンさん、クレア様をお部屋に連れて行くのを手伝ってください」
「え……あ、ああ……! はい!」
頬を赤らめて呆けていたダミアンが、慌てた様子で駆け寄ってくる。
淡々とした仕草で、アテナが促してきた。
「さ、クレア様」
「……むう、わかった……」
立ち上がったところで、私は急激な眩暈に襲われる。
たたらを踏んでしまうものの、ちょうど駆けてきたダミアンが私を支えてくれた。
というか、彼に寄りかかる形となっており、彼の顔がちょうど私の胸の間に挟まれる……
「あ、あわわ……っっ!!?」
「……ん~……まあ、気にするな……」
意識が重くなってくる。
しゃべるのすら億劫に。
視界が暗くなってきたのは、私の瞼が閉じかかっているからだ。
(私は……こんなに、酒に弱かったか……?)
ふらつく私を、アテナとダミアンが両脇から支える。
そしてアテナが、エルフの皆を見回した。
「では皆さま。とりあず、この酔っ払いを部屋に置いてまいります」
「あははーっ、なんかすっごく意外だよ、クレアさんのそういう姿!」
「ちょ、マリエム!? そう言いながら腕をつねるのはやめてってば!」
兄弟エルフの楽し気(?)な声を背に、私は引きずられるように部屋へと。
ベッドに寝かされた私に、猛烈な眠気が襲ってくる。
「やれやれ。ここまで酩酊なされていると、明日、二日酔いになるかもしれません。何かお薬をもらってきますので、介抱をお任せします」
「え……っ」
アテナがさっさと立ち去ったために、部屋に残されたのは、もう身動きできない私と、戸惑いを残すダミアンのみに。
「あ、あの、クレアナード様……?」
もう私の意識は朦朧としており、声をかけられたようだったが、答えるのも面倒くさかったので無視することに。
しばしの沈黙……
夢心地となった頃に、何やら胸を揉まれるような感触が。
しかし意識がはっきりとしていないので、それも定かではなく。
私のおぼろげな意識は、そこで途切れる──
※ ※ ※
「っう……頭が痛い……」
翌日、私は見事に二日酔いとなっていた。
もらった薬はエルフ族用だったようで、魔族の私には効果が薄かったようである。
「今後のことも考えて、魔族用の薬も用意しておかねばなりませんね」
「……そうだな」
「というか。クレア様、こんなにお酒に弱かったですか?」
「うーむ……弱くはないはずなんだがな。しいて言えば、エルフ族の酒は昨日初めて飲んだ、ってことだろうか。何か、体質的に合わなかったのかもな。酒の味はうまかったんだが」
「ガバガバ飲んでいらっしゃいましたね。タダの酒は、それほどおいしかったので?」
「……嫌な言い方をしないでくれないかな?」
半眼で彼女を睨む私は、昨夜のことを聞くことはしなかった。
夢現の中、胸を揉まれたかもしれないといった、曖昧な記憶についてである。
(そんなこと聞こうものなら、欲求不満ですか? と言われそうだしな)
欲求不満と言われれば……確かにそうかもしれず。
私はドラギアと違い、タガが外れたような開放的ではないからだ。
(むしろ、ドラギアが開放的すぎる。もう少し自嘲してもいいくらいだろう)
ちらりとダミアンを見れば、何やら様子がおかしかった。
私をちらちら見ては、もじもじするばかり。
まさか……と思うが、すぐにそんなことはないだろうと判断。
(ダミアンはいい子だからな)
恐らくは、昨夜の私の無様な痴態を意識しているのだろう。
子供には刺激が強すぎたのかもしれない。
(カッコ悪い姿を見せてしまったもんだ)
まあ、見せてしまった以上はもう仕方ない。
彼が一日も早く忘れてくれることを願うばかりである。
「……お別れだね、クレアさん」
玄関前にて、マリエムが寂し気に言ってくる。
見送りに来ていたビトレイも、ペコリと私に頭を下げてきた。
「いろいろと勉強になりました。ありがとうございました」
「何、そこまで畏まるな。私は別に、大したことはしていないんだからな」
兄弟エルフに笑いかける。
「それに、これが今生の別れってわけじゃないんだ。また機会があれば、会えるさ」
「これから黒エルフ領に行くんだよね……大丈夫なの?」
「魔獣がうろつく天外魔鏡ってわけじゃないんだ。そりゃ白エルフにとったら危険地帯かもしれんが、魔族の私にしたら、普通の国と変わらんさ」
「それならいいんだけどさ」
「むしろ魔族の私にしたら、人族国のほうが危険地帯だよ」
「ああ……そういうもんかぁ」
マリエムは納得してくれたようで、心配顔が解消された。
「クレアさん、いつでもいいからまた来てね。あなたなら、いつでもウェルカムだから!」
「嬉しいことを言ってくれる。機会があれば、立ち寄ろう」
「お元気で、クレアナードさん。僕もマリエム同様、いつでも歓迎しますので」
「ああ、君たち兄妹も、仲良くするんだぞ?」
こうして私たちと兄妹エルフは、別れることに。
そして。
馬車で街道まで出たところだった。
「クレアナード様、少しお話があるんですが……」
「ん? どうした? ダミアン」
やや真剣な顔つきの彼に振り向くと、ダミアンは意を決したように言って来た。
「そろそろ一度、クレアナード様の近況報告をしないといけないと思いまして。だからしばらく、離れることになるかと」
「なるほど……。報告なら別に、通信機を使えばいいんじゃないのか?」
「それだと、ブレア派が傍受してしまう危険性があります。クレアナード様の居場所が特定されると、どんな妨害行為をしてくることかわかりません」
「確かにな」
魔族領にいた頃は、暗殺者を差し向けられたくらいである。
あの男は、今すぐにでも私の息の根を止めたいことだろう。
上層部を二分する勢力であるマイアス派の象徴となっているだけに、あの男にしてみたら、私の存在は邪魔以外の何物でもないのだから。
(マイアスやラーミアも、悪気があるわけじゃないんだろうがな……)
魔族国においての、私の居場所を守ろうとしてくれている妹夫婦。
しかし結果的には、ブレアの私に対する反感を強めているのだから、私は苦笑いである。
「アテナさんが発信機をもっているので、どこにいても必ず駆けつけられます。報告が終わり次第、すぐに戻るので、クレアナード様は気にしないで好きに動いでください」
「そうか……わかった」
「じゃあ、その……行ってきます」
「ああ、行って来るといい。……なるべく、早く戻って来いよ」
「! はい!!」
私の言葉に嬉しそうに破顔したダミアンは、馬車から飛び降りていった。
彼の姿が見えなくなってから、御者のアテナがわざとらしい溜め息を吐いてくる。
「やれやれ。そうやって隙あらば、すぐにショタの心を掴もうとする。クレア様は、性欲魔人ですねぇ」
「……お前は、もっと素直に物事を見られるようになるといいな?」
ジト目の私に対し、アテナは小首を傾げるという動作をしてくる。
「まだその所作、気に入っていたのか」
嘆息する私に、アテナが態度を切り替えてきた。
「クレア様、またふたりだけとなってしまいましたね」
「……だな」
「私に変な気は起こさないでくださいよ?」
「おいおい。どういう意味だそれは」
「私の口からあえて言わせたいとは……とんだドSですね」
「勘弁してくれ」
ふたりだけとなっても、いつも通りのやり取りを交わす私とアテナだった。
そんな私たちが次に向かう先は、黒エルフ領。
雲一つない晴天のもと。
御車のアテナが影馬を操り、私を乗せた馬車は街道を進んでいく──
※ ※ ※
※ ※ ※
「行っちゃったね……」
「だね……」
兄弟エルフは、馬車が見えなくなってから呟いていた。
「なんていうかさ、クレアさんっていろんな意味ですごい人だったよね……」
「本当にそうだね。クレアナードさんと知り合えたのは、すごい幸運だったと思う」
ビトレイは、お世辞でもなんでもなく、心の底からそう思っていた。
彼女との出会いは、自分たち兄妹に与えた影響は大きいからだ。
「私もいつか……ああいうカッコいい女性になりないなぁ」
「お酒には弱いみたいだけどね」
「ああ、それね! すっごい意外だったもん。まあ、ああいう意外な一面もあるのが、さらにいいと思っちゃうけどね」
「確かに意外だったよね……本当に、すごく色っぽかったし──っ痛!?」
「鼻の下を伸ばさないの!」
「いやいや……ってか、僕はお兄ちゃんなんだよ? もっとさ、こう年上を敬ってもいいんじゃ」
「スケベな顔する兄を諫めるのも、妹の大事な仕事だしぃ」
「勘違いしてないでよ。僕は決してやましい気持ちは──」
「あー! あー! 聞く耳持ちませーん!」
「だからぁ! なんで聞いてくれないのさ!?」
兄弟エルフも、いつも通り仲良く(?)ぎゃーぎゃー騒ぐのだった。
※ ※ ※
※ ※ ※
ダミアンは、過ちを犯してしまった。
このことは、生涯、決して忘れることはないだろう……
クレアナードと別れた後、街道を走りながら、ダミアンはぎゅっと拳を握りしめていた。
(クレアナード様が悪い……と思う……っ)
責任転嫁。そして出来心だったという言い訳を、必死に何度も心の中で繰り返す。
思い出されるのは、図らずも部屋で二人きりとなってしまった、昨夜の事……
泥酔して意識がない様子の片思いの女性。
うっすらと上気した頬、しっとりと汗をかいている肌。
乱れた衣服。
少しだけ露わとなっている艶のある双丘……
ゾクリと、鳥肌が立ったものだった。
だからダミアンは……間が差してしまった。
最初は無意識に。
そしてハッと我に返ると……意図的に。
彼女の豊満な胸を両手で揉んでいた。
(すごい……こんなに柔いんだ……)
なんとも柔らかく、そして心地よく、情欲を刺激され、揉む手が辞め時を失ってしまい。
ダミアンは無我夢中で彼女の胸の感触をひたすらに貪欲に愉しむ。
揉み方がどんどん過激になっていくのは、彼女の意識がないからである。
「……ん……」
甘い吐息が漏れたことにビクッとなるも、目が覚める気配がないことにホッと胸撫でおろし、また胸の感触を堪能する……
胸を揉んでいる間も、ダミアンは全神経を周囲に飛ばしていた。
いつ、アテナが戻ってくるかわからなかったからだ。
「クレアナード様……」
頬が紅潮するダミアンは、吸い込まれるように彼女の唇に自分の顔を近づけた。
小さい吐息が聞こえてくる。
あともう少し自分が顔を近づければ、その麗しい唇を……
思わず、自分の指をその唇の間に入れてしまう。
生暖かい感触に背筋がゾクっと震え、ゆっくりと指を出すと、彼女の唾液で濡れた指からは、ぬらぁっと糸が。
「……ごくり」
ダミアンは、生唾を呑み込み……
………
……
…
結局のところ。
ダミアンは、それ以上のことは出来なかった。
というか、勇気もなかったのである。
翌日、とてつもない罪悪感に苛まれてしまい、クレアナードの顔をまともに見ることができなかった。
居たたまれない気持ちに襲われるダミアンは、免罪符ともいえる方法を思いつく。
頭を冷やす意味もあったが、一度、彼女と距離をとろうと思ったのだ。
その方法としては、本来の自分の任務である報告だったというわけだ。
(クレアナード様の胸、柔らかかったな……)
あの感触が、いまでも両手に残っていた。
そしてそれゆえに、罪悪感も襲ってくる。
泥酔して抵抗できない状態の彼女に、情欲を向けてしまったのだ。
(俺は……最低だ)
だからこそ。
一度距離をとって、頭を冷やす必要があったのである。
世界樹内において、ビトレイに他の男よりもチャンスがあると言われたが……
(チャンスがありすぎるのも、問題ってことか……)
暴走してしまっては意味がない。
嫌われては、意味がないのだ。
(クレアナード様の意識がはっきりしていて、尚且つ許可をもらって、堂々と胸を揉めるような関係に──いつか、なれるといいなぁ……)
ダミアンの願望が叶う日が来るかどうかは、彼の努力次第であろう──
若さゆえの過ちでした。
※ 次話から第3章です。




