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生まれ変わったら種でした 〜バロメッツで送るスローライフ〜  作者: K-ma


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202/204

青天の霹靂





 本日の天気は晴れ。ところにより槍の雨が降るでしょう。


 そんなことをふと考えたりしながら日課となった複合魔法、槍の雨をカルデラ湖に降らせていた紬。


 雲ひとつない快晴であり、光合成の効率もバッチリでコンディションも最高と言っていい仕上がりであり、海への遠征の疲れや龍辞苑とかいうよくわからない本による精神的ダメージもだいぶ抜け、そろそろ次の行動指針を決めて動き出すのも良い頃合いかな?新型の荷車の設計図でも考えてみようかしら?などと考えていた頃のこと。


 それは本当に突然のことだった。空気を震わすような振動と発光。まさに青天の霹靂、カルデラ湖に雷が落ちたのかと錯覚するような稲光。否、それは落雷ではなくカルデラ湖の中央部の水中から立ち上るように雷が遥か空へと放たれたように見えた。


 雷が落ちたのではない。雷の柱が、電気のスパークがバチバチと湖の中から上空へ向かって放出されたのだ。


 あまりにも突拍子もない出来事に驚いた紬であったが、一瞬出遅れつつもすぐに行動をおこし、このただ事ではない状況にまずは距離を取ろうとカルデラ湖近くで作業をしていた羊たちを本体である木の根元付近にまで急いで退避させ、本体と繋いだ。


 その間にもカルデラ湖の中央ではバチバチとスパークが続いており、電気分解でも起きているのかその周囲には水蒸気のような(もや)もかかっていた。それらを詳しく観察するために水レンズを用いたいつもの望遠鏡を魔法で用意して遠くからの観察も忘れない。


 しばらくしてスパークがおさまり、カルデラ湖の中央付近には(もや)が残っていたが、その靄も徐々に晴れてゆく。


 


 その靄の向こうを確認しようと覗く紬の望遠鏡のレンズはとあるものを映し出していた。


 緊張感を孕んだ静寂の中でゆらりと動く影を見た。


 それは、そのシルエットは確かに人影のように見えたのだった……。




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