No,14 猫組
「抜け駆けはダメだよー!」
「今回はそうも言ってられないんでな。」
「エドんはそんなに優秀なんスか...?」
「フェイドを一撃で倒した。」
「へー...すごいッスね...」
「ま、待ってください。そもそも、何の話をしてるんですか?」
その言葉に、ガミガミと言い合う2人を他所にハリー先輩が説明してくれた。
「新人祭ッスよ。」
「新人祭?」
「そもそも、うちの学校は3つの組合があってッスね。毎年、新人をスカウトするのに躍起になってるんスよ...」
「ちなみに、新人祭で優勝した新人くんはその年のレポートが免除されて、新人くんをスカウトした組合は多少の無茶を通して貰えるんス。」
だから2人とも必死だったのか。
「でも、僕どこにも入る気は無いですよ。」
「「え!」」
その言葉に2人は驚愕する。
当然だ。僕はちゃんと医学の勉強がしたい。
「自由な時間が確保されるなら話は別ですけど。」
その瞬間、イオラさんは目を輝かせた。
「うちは規則も無いし出席も自由だよ!」
「実際、あいもここか猫組に居るッスね〜...」
「じゃあそこでいいです。」
これだけ寝てる人が怒られない場所なら落ち着いて勉強出来そうだ。
―――――
「じゃじゃ〜ん!」
あの後、イオラさんに猫組に連れてこられた。
猫組と言うだけあって色々な部屋がある。実験室、図書室、仮眠室、寝室...は誰のか分かるな。
「うちは1人に1つ個室が貰えるよ。」
成程。尚更ここに入って良かった。実家からこちらに引っ越して来よう。
「早速で悪いですが、自分用の部屋を貰えますか? こっちに住みたいので。」
「全然OK! お〜い、ニアちゃん!」
「どーした? また実験か?」
「ううん、新人くんに生活用の部屋を作って欲しくて。」
名前:ニア・ケープコット
家族:両親
種族:人間
固有魔法:空間魔法
備考:超元気




