No,12 生徒会1
うーむ...難しい。
現在、学校の図書室で勉強をしている。
「固有魔法の一般魔法への応用の論文、読んだはず何だが...思い出せない。」
確か属性系統が親和性を高め、結局魔力操作がものを言うんだったか...?
そう悩んで居ると、誰かが声を荒らげる。
「ざっけんな! 入学1週間の新人を生徒会にだぁ!!?」
「ここは図書室ですよ。フェイド。」
どうやら痴話喧嘩のようだ。
「では、その本人と直接手合わせをしてみては?」
「あぁ。良いぜ。」
あんな人と対決なんて可哀想な人も居たもんだ。
「だ、そうですよ。エドワード・クランゲイン。」
僕かよ?!
「嫌です! お断りします!」
そんな要望が聞き入られる筈も無く、僕は校庭へ引きずられて行った。
―――――
「さぁ、戦ろうや。」
そもそも戦いたく無いって話...まぁ、良いか。
こんな強引な先輩には新しい魔法の実験台になって貰おう。
「いくぞ!」
突っ込んでくる先輩に思いっきり雷を落とす。
「っへ! 良いじゃねぇか。」
雷に撃たれて尚、突進を続ける。
この人バケモンかよ。だが、手筈は整った。
先輩の一撃をわざと受け、カウンターで心臓を貫く。
ふう。これで上手く行けば...
「何をしているのだ、エドワード!」
さっき話していたもう1人の先輩が割って入ってくる。
「何って...あぁ! 別に殺して無いですよ?」
「な、何を...」
フェイド先輩を指差す。
先輩がそちらを見ると、少し焦げたフェイド先輩が居た。
「僕が攻撃したのは最初の雷だけです。心臓を貫いたのは、付近に血栓があったからですよ。」
「ってか、勝手に巻き込んでおいて決着に不満があったらイチャモンつけるってどういう神経してるんですか?」
「何を...!」
「待て。そいつの言う通りだ。俺は負けた。もうそいつの自由だろ。」
「しかし...」
「どういう訳か、痛みも傷もねぇ。オレぁ完敗だよ。」
「一体どうやったんだ?」
その言葉に、僕は理論を説明する。
「最初の雷に麻痺魔法を混ぜたんです。その後は貫くと同時に治癒魔法で治し続けたんです。」
「「わ、分からん...」」
名前:フェイド・アダマイト
家族:両親 姉 兄
種族:人間
固有魔法:温度魔法
備考:激情型の生徒会役員。




