最下位クラスは大変そう
2.最下位クラスは大変そう
ガラガラ
いくら落ち込んでてもクラスは変わらないと切り替え、教室に行くことにした、のはいいのだが、
「遠すぎるだろ!!」
流石にイラついた
「いやそれな、マジムリ〜、化粧落ちるっての」
「はぇっ?」
予想外の返事に驚くのと、自然と声が漏れていたことの恥じらいで変な声が出てしまった
「はぇっ?だって、まじウケる〜、あ、うちライナね、よろしく〜名前は?」
「ユーラス・グラッドだ」
「えっ?嘘苗字あんの?良いとこ出じゃん」
「あ、ありがとう。そう言う君は苗字が無いのか?」
「平民だから当たり前でしょー、てか君って笑
ライナで良いよ、」
「あ、ライナ、平民なのにこの学園に入るって事は頭が良いか、実践でものすごい活躍ができるとか?」
「うーん、まぁ一応身体能力強化は持ってるよ」
「強化系か、どれくらいまで強化できるんだ?」
「まぁざっとその人の能力の50倍とかかなー?」
「50倍?!?スゴすぎるだろ!なんでFクラスなんだよ!」
「あー、うち入学試験の時に筆記試験わかんなすぎてイラついて破っちゃってー笑」
ぜんっぜん笑えないしこいつヤバいやつじゃないか、あとこんなノリの人と話したこと無さすぎて緊張するのは仕方ないよな?!
「今年の筆記試験は簡単だっただろう」
いかにもガリ勉みたいな見た目のやつが話しかけてきた
「うわっガリ勉だ!」
ライナ、全部声に出てるぞ
「ガリ勉とは失礼な、筆記試験は満点だったんだぞ!」
「嘘満点?スゴすぎでしょ!じゃあなんでFクラスなの?」
「べったから、、」
「え?何聞こえない」
「滑ったから!!!」
「は?」「え?」
俺とライナがハモってしまった
「実践演習の時に、1歩前に出ようとしたら、何もないのに滑って、0点にされたんだよ!」
「ええー」
それは気の毒すぎる、
「え、なんて言うか、ご愁傷さま?」
「ありがとう、けど慰めはいらないよ、僕は絶対にこのFクラスを上位に上げ、卒業時にはSクラスにまで登り詰めると決めたんだ!」
「おおー」
このガリ勉くんが言うように、この学園にはクラスを上位に上げることができるシステムがある。それが、実践の実力を競い合う実力試験と、勉学の能力を競い合う定期試験、そして毎学期の最後に行われる、7日間領土を奪い合い、その面積を競い合う領土試験の3つで構成されている。
過去に1度だけ、入学時にSクラスだったクラスが、最後の領土試験で全クラスと敵対してしまい、最下位クラスまで落ちたことがあるらしい。
パチパチパチパチ
ガラガラガラガラ
入学してすぐ会話する相手が見つかったことに安堵していたらスーツ姿の男が入ってきた
「みんな、席に着いてくれ」
ガタガタガタ
「よし、俺はカリオンだ、みんな3年間よろしくな」
そう、この学園はクラス替えがないため、担任も3年間固定なのだ。
「じゃあまず、君たちにこの学園について説明する。ただ、クラス分け制度など主な制度は知っているだろうから、細かい部分を説明しよう。
まず、この学園では、試験中は貴族や平民関係なく、攻撃を与えて良い事とする。次に、毎年、最下位クラスだったクラスは解体され、そのほとんどは退学となる。他のクラスから必要とされ、その指名をしたクラスより1つ順位が低いクラスの選抜者との戦いに勝ったもののみが退学にならないが、相当厳しい条件だろう。
最後に試験だが、これはルールの変更などもあるため、その都度説明しよう。質問はあるか?、、、無さそうだな、じゃあ以上だ、
学級委員だけ男女1人ずつ決めておけよ!」
退学と聞いて、このクラスの雰囲気は重くなってしまった。当たり前だ、このまま行けば自分たちが退学すると言われたようなものなのだから
「みんな!まずは学級委員を決めよう!僕の名前はミリア・アイルだ!まずは学級委員をやりたい人は居るか?居たら手を挙げて欲しい!」
誰も手をあげない。当たり前だ、今学級委員になれば退学までずっと下手したら3年間学級委員なのだから、面倒すぎる
「じゃあとりあえず男子は僕がやろう!」
男子の方はアイルがやってくれるらしい熱血なのは少し苦手だが、学級委員をやってくれるのは素直にありがたいな
「うちもやろーかなー」
ライナが手を挙げた。無事男女の学級委員が決まったことで自然とみんな周りの人と話すようになった。ライナの周りにも女子が多くいて話しかけにくく、ガリ勉くんはなにかの本を読んでいるので話す気にならない。
「やぁ、名前はなんだい?」
急に熱血が近くに来た。
「ユーラス・グラッドだ」
「グラッドか!良い名前だね!僕はミリア・アイルと言うんだ!よろしく!」
握手をしたのだが、筋肉が凄くて驚いた。
俺は主に魔法を使うので、あまり筋肉はないのに対し、アイルは剣を主に使うらしい。それにしても筋肉がありすぎな気がするが、、




