第24話(1)
潮
〔クリスマスが今年もやってくる〕
〔皆聞け!なんと、今回はサンタさんがはなやぎに来てくれるぞ!〕
〔ほら 拍手しろや〕
蛍
〔88888888888888〕
おその
〔な、何だってぇーー?!〕
〔88888888〕
かのあるふぁ
〔どっどぇぇぇぇえぇぇ!!!サンタさんが来るのぉ?!?!〕
〔8888888888888888!!!神イベきちゃーーーーーッ!!!〕
潮
〔うーんよろしい 求めてた反応ですわ、満足〕
〔というわけでね、話しました通りはなやぎにサンタさんが来るわけですが〕
〔何と、サンタは4人来訪します〕
セリー
〔想定外の人数で草〕
かのあるふぁ
〔はい先生ーーー!!〕
〔サンタさんは1人で世界中駆け回ってるんじゃないんですかーー?!〕
潮
〔えー サンタさんはたった1日の配達先が多すぎて、お前らの枕元にプレゼントぶん投げて去るような所業をしたくないので〕
〔分業制でサンタをやっていらっしゃいます〕
かのあるふぁ
〔ハエーソウダッタノカー〕
おその
〔分業制にしたとしてもサンタさんがクソ忙しいことに変わりはないと思うんやが〕
〔そんな多忙な中、はなやぎの為だけに4人も人手を割いてくれるんやなー しゅごい〕
潮
〔あー それぞれの配達先が丁度うちに被っちゃってるらしい〕
おその
〔(適当)〕
潮
〔と、いうわけでせっかくサンタさんが4人も来てくれるならってことで〕
〔盛大にクリスマスパーティを開催しようと思ってるやで〕
おその
〔おおおおおおおおおおお〕
〔クリスマスパーティきたこれ〕
かのあるふぁ
〔ぃや゛ったあ゛ああああああ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!〕
〔ぅぅう゛れ゛じい゛ぃぃぃぃぃぃぃ゛!!!〕
セリー
〔何かうちの萌より喜んでる子いない?〕
蛍
〔嬉しいんだねぇ 良かったねぇ〕
潮
〔えー ここまで勿体ぶって設定作り上げておいてなんですが、もう面倒なんで予めサンタさんの身バレをしとこうと思います〕
かのあるふぁ
〔雑すぎない?!もう少し夢持たせて!?〕
〔サンタが4人も来るんだよ!?〕
潮
〔世界中何人の子供たちがサンタさんからのプレゼントを待ちわびてると思ってんだ〕
〔こちとら20歳超えの成人女性6人やぞ サンタさんの忙しさ舐めんな 知り合い以外来るわけないだろ〕
かのあるふぁ
〔ふぇーーー!!!ちなみにはなやぎに来るまでサンタさんがいるって信じてたけど誰か質問ある?!〕
おその
〔こいつマジかよ…〕
かのあるふぁ
〔大きくなってからもね、かのあの夢を壊すまいとばあちゃんが家のポストに入れてくれてたらしいの…〕
〔そんで家を出る最後のクリスマスにね 次はかのあちゃんが自分の子供にプレゼント渡す番よ って…手紙付きのプレゼントが入ってて…〕
〔サンタさんって女の人だったんだ!って思ってたら、最後に「ばあちゃんより」って書いてあったんだけど〕
〔理解できなくて数日脳みそフル回転してた〕
蛍
〔衝撃の事実がかのあを襲う!〕
〔かのあはフリーズしてしまった!〕
かのあるふぁ
〔潮「サンタさんがばあちゃんだった?あぁ、うちもじいちゃんだったわ」〕
〔かのあ「(;゜Д゜)」〕
潮
〔その間抜けな後ろ頭に潮からの神コメが直撃する!〕
かのあるふぁ
〔潮「あのね、サンタさんは概念なのよ。その概念を乗せてやってきたのがばあちゃんってわけ」〕
〔かのあ「サンタ…ガイネン…バアチャン…」〕
おその
〔かのあには理解できない!かのあは混乱した!〕
〔わけも分からずサンタがはなやぎにやってくる!〕
かのあるふぁ
〔メリーークリスマァァァーーーース!!!〕
〔概念サンタフォォォォォォォォォォォォォ!!!!〕
蛍
〔やっぱアホだこいつ〕
セリー
〔親側としてはいつ気付いてもらうか難しいところだよね〕
〔にしても20歳まではさすがに…〕
おその
〔でも毎年やってくる5人のサンタが私たちだって萌りんに気付かれちゃったら〕
〔お金使わないでー!って受け取って貰えない気がするから〕
〔頼む、20歳まで気付かないでほちい…〕
蛍
〔わいの脳内萌りんは〕
〔「いや!!これはサンタさんからだから!!純然たるサンタさんからの贈り物だから!!!」って血眼でゴリ押しすれば高校生になっても受け取ってくれてるゾ〕
セリー
〔ヒェ…〕
潮
〔脳内萌りんとかいう概念サンタを超える概念草ぁ〕
おその
〔ほなええか…〕
セリー
〔圧で受け取らせるのやめてね…〕
潮
〔ま そんなこんなで概念サンタの話に戻りますが〕
〔最初の2人はね 私から紹介するのも何かあれなんで〕
〔それじゃぁ、まずは蛍さんの方からお願いしまーす〕
蛍
〔あーい〕
〔えー 前から話してる喫茶店の君、花房くんです〕
〔はなやぎの為にはなやぎをイメージしたクリスマスケーキを焼いてくれて、こっちまで届けに来てくださるそうです〕
〔せっかくならってことでサンタの格好してきてくれるみたいなので、そのままクリスマスパーティに参加してもらおうと思って〕
潮
〔あい〕
〔てなわけで1人目の概念サンタは、蛍の良き人 花房くんでーす〕
かのあるふぁ
〔仕出し弁当に続いてはなやぎクリスマスケーキきちゃーーーーー!!!〕
〔概念サンタ最高ぅ!!〕
あまねん
〔私がパーティ当日までちょっと進路の関係で忙しくって、はなやぎのケーキどうしようかな~って考えてたら、〕
〔蛍が花房くんに相談してくれたんだよね!〕
〔すごく乗り気でオッケーしてくれたらしくて…助かります!本格的にパティシエ学んでる方のケーキ食べられるの楽しみ~!〕
セリー
〔身近にケーキ作れる人が2人もいるのすごくない?〕
〔はなやぎイメージのクリスマスケーキ超楽しみ〕
〔ていうか繰り返し聞いてると益々意味分からなくなってくるんだけど、概念サンタって何なの?〕
おその
〔ええやん 概念サンタ花房のクリスマスケーキ…〕
〔お手並み拝見と行こうか…〕
蛍
〔こいつは何で上からなん?〕
〔概念サンタ花房の語呂どうなん?〕
潮
〔まぁまぁてなわけで 花房くんが来てくれるということで〕
〔じゃぁ続いてはあまねんの方からお願いしまーす〕
あまねん
〔はい!〕
〔今回、クリスマスメニューの為に!〕
〔栄さんが、地産地消の美味しい食材!特産牛やお魚、お野菜、果物、お米、小麦、きのこなどなどたくさん持って来てくださることになりました~!〕
セリー
〔わーい〕
〔地産地消万歳〕
おその
〔あの人本当、色んな人と繋がりがあるから色んな食材知ってるんだろうなー楽しみ〕
かのあるふぁ
〔そ…っそんな美味しい食材を使って…っ!〕
〔今年は一体どんな素敵なクリスマスメニューが出てくるっていうんですかい!!〕
潮
〔はい ではここからはわたくしから…〕
〔何とですね こちらもゴリゴリの知り合いなんですが〕
〔えー ゴリバンビサンタとバキバキ腹筋サンタが来ます〕
〔お昼前からパーティしようと思ってるんで、サンタ③④はプレゼントと一緒にクリスマスランチを持って来てくれるよ〕
かのあるふぁ
〔ヒェェェェェェェェぅわ゛あ゛あぁぁぁぁぁぁぁぁい゛!!!!〕
セリー
〔やった バンビさんいらっしゃるの?嬉しいな〕
〔バキバキ腹筋サンタ…?〕
潮
〔まぁそう警戒しないでもろて〕
〔とりあえず、バンビはクリスマス仕様にしたハンバーガーとか諸々をうちの厨房で用意して出来立て提供してくれるらしいんで、お楽しみに〕
あまねん
〔あっ!まさか!この前話してた、バンビさん特製のハンバーガー!?クリスマスに食べられるなんて最高だよ~!〕
蛍
〔おいおい何やその絶対に美味い確定のハンバーガーは〕
〔厨房で作ってくれるだって…?神かよ〕
セリー
〔出来立て最高〕
〔去年のクリスマスディナーも確かバンビさんが作ってくださったんだよね〕
〔全部美味しかったから今年も楽しみ〕
〔勉強させてもらわなきゃ〕
潮
〔皆々様、満点の反応をあざすあざす〕
〔その具材諸々を、栄さんが調達してくださるってことなんでね〕
〔楽しみにしときましょうということで〕
〔ちなみにバキバキ腹筋サンタはプレゼントと美味しいお酒類を持ってきてくれるそうな〕
おその
〔美味しいご飯に美味しいケーキに美味しいお酒…!?最高のクリスマスじゃぁねぇか…〕
〔唸るぜ〕
潮
〔はい つまり要約しますとですね〕
〔・サンタ① クリスマスケーキ〕
〔・サンタ② 食料〕
〔・サンタ③ ハンバーガー〕
〔・サンタ④ お酒〕
〔を、それぞれ運んできてくれるってことで〕
蛍
〔ナンバリングやめてね?〕
かのあるふぁ
〔なっ何て素敵なクリスマス!!何もしなくてもお届けしてくれるから全部揃うじゃんサイコー!〕
〔でも、美味しいハンバーガーって、お野菜とかめっちゃ入ってるイメージなんだケド…?〕
〔かのあの初めての3次元推しであるバンビさんに、お残ししちゃっていやな気持ちにさせちゃうのとっても辛いんだケド…?〕
おその
〔お?何かこいつ…思ったより乙女ってるな…?〕
〔恋してるやついない?〕
潮
〔ご安心しろください お残しはね、作ってもらう以上大変失礼なので。野菜食べられないのはもう予め伝えてあります〕
〔で、かのあだけ別メニュー作ってくれるみたいよ〕
かのあるふぁ
〔ス、スキィ…!〕
〔潮マジでありがと!特別メニューやばい楽しみすぎゆ!!〕
潮
〔いや〕
〔別メニューとは言ったけど、特別メニューだなんて誰も言ってないんだゆ…〕
かのあるふぁ
〔うーんかのあだけのスペシャルメニュー考えてくれてるなんて…!〕
〔それだけで一生推せるんだゆ…!しゅき…!〕
おその
〔推しの与えてくれたものが、かのあの中だけで形を変えてどんどんでかくなってて草〕
〔これが推し活です、か…〕
あまねん
〔まって!一緒にしないで~!〕
〔推しが与えてくれるものはどんな微々たるものでも幸せだよ!それが自分の為だなんて思いだしたらそれは傲慢なの!〕
〔分かるかな…!推しから溢れ出てる何かを摂取させてもらって生きてる感じなの!分かるかな…?〕
蛍
〔分かんない分かんない〕
〔それはそれでこわいこわい〕
潮
〔推し活にもいろんな形があるんだなぁ(適当)〕
かのあるふぁ
〔でも近いから!!こう、近いからかのあは!!推しが近い距離だから!!〕
〔やっぱり傲慢に行きたいもんじゃん!!自分の為だけにメニュー考えてくれたら嬉しいもんじゃん!?〕
あまねん
〔うぐ…!それは羨ましい…!〕
〔偉そうに言ったけど、ファンサ会で握手してもらった時、覚えてるよって言われた時…やっぱり傲慢になっちゃうもん…!〕
〔距離の問題は確かにあるかも…かのあごめんね…〕
かのあるふぁ
〔せやろ?!せやろ?!〕
おその
〔丸め込んでて草〕
蛍
〔でもさぁ 話聞く限りバンビさんの方もまんざらでもなさそうなの草なんよなぁ〕
〔何よアンタ!しっしっ!って言いそうなのに〕
あまねん
〔あ!それすっごい分かる!そうだ、この前一緒にいた感じだとね~〕
〔かのあの素直さを気に入っちゃって、何となく放っておけない!って風に見えたかも!〕
おその
〔お 乙女心専門家が言うなら間違いないなー〕
潮
〔長年の付き合いだけど、正直バンビのあの対応は初めて見るからわいも良く分からん〕
〔まぁただ、気に入ってることは間違いないと思うね〕
〔頑張れよかのあ 金使わないまともな推し活先が出来て安心してるわ〕
かのあるふぁ
〔貢いでいいならめっちゃ貢ぐんだけどね?!〕
〔何かそんな感じじゃないじゃん!?好かれるのはむずいから嫌われないムーブするしかない感じ分かる?!〕
おその
〔おいおい かのあにあるまじき謙虚さじゃんかよ〕
〔いつものハイパワーモードはどうした?〕
かのあるふぁ
〔いやだって何かさぁ!!貢ぎたくてご飯めっちゃ食べに行こうとか思うけどさぁ!!〕
〔こいつめっちゃ来るじゃん…って嫌われるのダルいし!〕
〔食べ方汚っ!て心の中で思われるのもいやだし!〕
〔じゃぁテイクアウトしようかなーって思うけど、本格イタリアンすぎてマルゲリータしか食べられるものないから連続マルゲリータとかしてあだ名マルゲリータになるのしんどいし!〕
潮
〔お前 ホント面白い女だな〕
〔いいじゃん、マルゲリータかのあ〕
かのあるふぁ
〔や゛め゛ろ゛や゛!!〕
セリー
〔マルゲリータかのあ…ギリギリ語呂いいなぁ〕
〔カルボナーラとかはだめなの?野菜入ってないでしょ〕
かのあるふぁ
〔かのあね、実はベーコンがちょっとニガテなの…〕
セリー
〔うーん じゃぁ諦めてもらって〕
蛍
〔早い早い 助言終わるの早い早い〕
かのあるふぁ
〔メニュー見た感じ、ボロネーゼはぶりんぶりんのお茄子が添えてあるし、ペペロンチーノはがっつり唐辛子入ってて辛そうだし…〕
〔リゾットもピザも大体お野菜入ってるし…〕
〔もう!!かのあにはもう!!マルゲリータしかないんだよ!!〕
潮
〔短時間の間に何回マルゲリータ言うつもりですかマルゲリータさん〕
かのあるふぁ
〔ちょっとぉ!!マルゲリータさんやめて?!一文字も掠ってないし好物でもないから!!〕
蛍
〔てかそんな興味ないけど、かのあって何が好物なの?〕
〔野菜が食べられないって情報以外ふわふわしてる気がするんだけど〕
おその
〔確かに〕
〔問題はマジでそこまで興味ないってとこよな〕
かのあるふぁ
〔質問するなら興味くらい持っといてね?!〕
〔えーでもー普通にハンバーグとかー♪唐揚げとかー♪焼肉とかー♪お寿司とかー♪ラーメンとかー♪〕
潮
〔あのさぁ 初来日した人じゃないよね?〕
蛍
〔もしくは小学生の好きな食べ物ランキング?〕
おその
〔うわぁ 本当にマジで結構興味なかったわ すまん〕
〔えー!そんなの好きだったんだー!とかもなかったわ すまん〕
かのあるふぁ
〔何なのさ!じゃぁ何て言えば興味持ってくれるの?!なんだ、麻婆炒飯か?!麻婆炒飯って言えば良かったんか?!〕
潮
〔まぁまぁ落ち着いて〕
〔とりあえずそんな感じで、今年のクリスマスはサンタが4人も来てくれます〕
〔そして夜は夜で芹がクリスマスチキンとポットパイ用意してくれてるそうですぞ〕
〔明日は1日中パーリナイですぞ〕
蛍
〔それはパーリナイすぎる〕
〔セリーいつも最高のクリスマスナイトをありがとうな…〕
セリー
〔こちらこそ〕
〔いつも萌まで参加させてくれてありがとう〕
かのあるふぁ
〔萌りんとクリスマス過ごせるなんてご褒美ですぞぉぉぉ!!!萌りんのサンタコス!サンタコス!送ろうか?!かわいいやつ送ろうか?!〕
セリー
〔いや…大丈夫です…遠慮しときますね…〕
蛍
〔しかしマジで何で萌りん参加する度に申し訳なさそうにしてるか分からんやで〕
〔これ以上ないご褒美なんよガチで〕
おその
〔ほんとそれなー〕
〔こんなどうしようもない大人たちの中にあんなカワイイ天使を混ぜてくれてありがとう〕
セリー
〔そう言ってくれていつもありがたいけど〕
〔やっぱり大人ばっかりのイベントごとに幼稚園児参加は気が引けるよ〕
〔是非!って言ってくれてるから有難いなぁと思いながら参加してる〕
潮
〔大人しくできなくてはなやぎの中を荒らして回る子供だったとしても、芹の子供ってだけで許せるのに〕
〔お利口で可愛くて賢い萌が芹の子供なんだから、我々だって無条件で可愛いでしょそりゃ〕
おその
〔禿同〕
あまねん
〔そうだよ~!萌ちゃんの笑顔が私たちをどれだけ幸せにしてくれてることか!〕
セリー
〔そう言ってもらえて、親子共々嬉しいよ〕
〔いつもありがとうね 皆〕
おその
〔こちらこそなんやで〕
〔あ、ちなみに〕
〔あまねんが忙しいって話は聞いてたんで、今年のクリスマスナイトはうちからクリスマス和菓子を用意してますんで〕
〔乞うご期待ってことで〕
かのあるふぁ
〔あ゛…!?てことは、あの20日まで要予約のメニュー?!ファーーー!!!〕
蛍
〔マジかよ…忙しいから予約すんなっていうから指くわえて見てたのに…!クリスマスに食べられるマ?ツンデレかよこいつ…!〕
潮
〔同じく 食べたすぎて店の予約チラシ意味もなく持ち帰って3日くらい眺めてたのに〕
〔手に入らない夢は醒めたってこと?これからは何でも手に入るってこと?神展開確定ってこと?〕
おその
〔そうなりますね(適当)〕
あまねん
〔やった~!嬉しい~!!〕
〔メニューはおそのが考えたんだよね?栄さんが試作を写真撮りに行って予約チラシデザインしたって言ってた!〕
〔クリスマス和菓子もチラシデザインも可愛すぎて5枚くらいコピーして保管しちゃったよ~!〕
おその
〔そうそう クリスマス和菓子作るのどうかな?ってじいちゃんに提案して、大体私主体で企画した〕
〔で、出来上がったんで栄のアニキに予約チラシお願いしますーってお願いしたら〕
〔クッソかわいいの出来上がってて震えたわ〕
蛍
〔予約チラシにあった、トナカイとサンタの上生菓子もあるってこと?〕
〔あんこと生クリームと苺包んだよもぎ大福も?〕
〔チョコクリームと苺ジャム挟んだどら焼きも?〕
〔クリスマス仕様のチョコカステラと苺カステラも?〕
おその
〔全員分ありまーす〕
〔サンタさん4人分も確保しときます〕
蛍
〔やったあああぁぁぁぁ〕
セリー
〔やばい 嬉しすぎて手が震える〕
〔ありがとうおその 予約していいよって言われてたとしても、忙しいだろうからやめとこう…って食べずにいたと思うから〕
〔本っっっ当に嬉しい〕
おその
〔おう めちゃくちゃ感謝されててわいも嬉しい〕
〔当日はじいちゃんがシフト午前までにしてくれてるんで、終わり次第そっち向かいますね〕
潮
〔お疲れ様でございます〕
おその
〔いえいえ ほな当日楽しみにしてもろて〕
潮
〔はなやぎは皆さんのお陰で楽しい場所になってます ガチ感謝〕
〔じゃぁそんな感じで〕
〔皆さん当日よろしくお願いしまーす〕
蛍
〔わーい よろしくです〕
セリー
〔萌と一緒にそわそわ楽しみに待ってます よろしく〕
かのあるふぁ
〔ん楽しみーーー!!よろしくーーーー!!!〕
あまねん
〔待ちきれない!よろしくね~!〕
「Merry Christmas!!」
ーーー待ちに待った、クリスマス当日。
はなやぎ館の食堂にやたらと発音の良い声が響き渡ると、大窓からミニスカサンタが派手に登場した。
ミニスカートとルーズソックスの間に見える鍛え上げられた太もも、プレゼントの袋を持つ逞しい腕。
そんな逞しいミニスカサンタの髪はエクステと一緒に可愛らしく巻かれ、顔にも今時の可愛らしいメイクが施されていた。
かわいいと言うべきか格好いいというべきか悩むミニスカサンタの後ろから、今度はロングスカートサンタが登場する。
肩出しの衣装に、黒髪の長いエクステを緩く巻き、メイクもクールめに施されたセクシーな出立ち。
しかしその両手には特大のクーラーボックスが抱え上げられ、露わになっている鍛えた上腕二頭筋が一種のギャップのようになっていた。
クリスマスソングが陽気にかかる食堂は大盛り上がり。
はなやぎの面々が喜んでいる間に、今度は食堂の入口から新たにサンタが2人現れた。
「「メリークリスマスー!」」
マッチョサンタコスに白いひげ。お揃いでやってきたサンタ2人は、各々持ってきた袋を上に掲げてポーズを決めてみせた。
その後、それぞれ野菜とケーキのアップリケが施された袋を優しく食堂の大きなテーブルに置いて、改めてスカートサンタ2人の横に並ぶ。
はなやぎの面々は、現れたサンタ①②③④を盛大な拍手で出迎えた。
「うおーーーーーサンタさんキターーーーーー!」
「ようこそはなやぎへ!」
「いやぁ、幼児1人と20歳超えの成人女性6人の館にサンタさんが4人も来てくれるなんて」
「贅沢ですなぁ」
拍手を受けて恥ずかしそうにするマッチョサンタ2人。
一方ノリノリで音楽に乗って中央に駆け寄ったミニスカサンタは、早速といったようにプレゼントを配り始めた。
「さぁお嬢ちゃんたち!まずはこのバリバリセクシーなバンビサンタちゃんがプレゼントを配るわよーーーん!受け取る準備はいいかしら?」
「「「「「わーい!」」」」」
「それじゃ、小さいお嬢ちゃんから。やだもー!カワィー!こぼれちゃいそうなくらいでっかいおめめして!」
「萌です。サンタさん、プレゼントありがとう!」
「自己紹介もできるなんて!この顔でこの礼儀正しさ…末恐ろしい才能だわ、震えちゃう。バンビよ萌ちゃん。お人形さんみたいねホントに!持って帰っちゃおうかしら!」
序盤からフルスロットルなバンビににこにこ笑顔を向けていた萌は、バンビからプレゼントをもらって更に喜びを露わにする。
続いて芹、潮、蛍、かのあ、周、おそのと続き、渡し終えると今度は腹筋バキバキサンタからプレゼントが配られた。
「じゃ、次は俺の方から…。初めまして、お話は潮からしこたま聞いてます。潮の仕事仲間の燦です。今後ともどうぞよろしくっす」
「初めまして、芹です。潮ってあんまり自分のこと話さないから…こんなセクシーなサンタさんとお知り合いとは。こちらこそよろしくお願いします」
「あの、一応言っておくっすけど、今日ははなやぎにお邪魔するってことでこんなセクシーなサンタにさせられてますけど…普段は男っすね…一応…」
「あ、そうなんですね。いや、そうなんですねって言い方も間違ってる気がしますけど、えっと」
「あぁ、いやいや。えっと…えーと、あぁ、あの、これプレゼント…」
「あっ、すみません。初対面なのに…ありがとうございます、恐縮です…」
「いやいやこちらこそ…初対面でこんな格好しててすみませんっす…」
「友達と友達が気まずそうにしてて気まずいわ、何かすまんな」
初対面でもごもごする芹と燦を、生暖かい目で見守る潮。
挨拶を交わしながら全員がプレゼントを受け取り終えると、続いてはマッチョサンタの2人がわたわたと口を開く。
「えーと、改めまして栄です。ごめんね、女の子が好きなものってちょっと…おじさんにはハードル高くて…花房くんと相談して2人でプレゼント持ってきました」
「あ、花房です!今日はよろしくお願いします!えっと、それじゃぁ、配りますね…!」
そう言って配られたのは、クリスマスの飾り付の透明な袋に入った、エディブルフラワーゼリー。
幾つものひとくちサイズの球形に丸まったその中に、それぞれ食用花が美しく並べられている。
「今僕が、エディブルフラワー…いわゆる食べられる花っていうのに力を入れててね。これを使って何かスイーツをお願いできないかって相談して」
「はい!すごく端正込めて育てられた綺麗なお花だったので、考えるのも作るのも楽しかったです!良かったら召し上がってください」
「ちょっと待って美しすぎるこれは」
「ビー玉っていうか、宝石っていうか」
「勿体なくて食べられないよー!!!何ぞこれーーー!!!」
喜ぶ面々を見て、満足そうに頷き合うマッチョサンタ2人。
ひとまずサンタの格好をしているという目的を果たしたサンタ①②③④は、改めて並び直した。
「じゃ、プレゼントは行き渡ったということで!今からはバンビちゃん特製のクリスマスランチを食べてもらうわよーーん!」
「「「「「やったー!」」」」」
「せっかくだからメニュー書いてきたのよねん。これ見て決めてちょうだーい♪」
「いえーーーーい!」
「ハンバーガー!ハンバーガー!」
「あの、これって僕らも食べていいんですよね…?」
「何言ってんの!当たり前じゃない!ていうかねぇちょっと、そのダサいマッチョ服脱ぎなさいよ。ひげも取って!場合によってはむしろサービスしちゃうわよ」
「えっ…あ、はい…」
「ふーーーん?!?!あらちょっとやだやだ!意外と良いじゃないの?!パテ2枚つけちゃおうかしらー!」
「贔屓やめてねー。私もパテ2枚にしてよ」
「何言ってんの潮、あんた意外と食べないくせに」
「バンビさん!すみません!私パテ2枚でもいいでしょうか…!」
「あまねんはこう見えて意外と量食べるんだよねぇ」
「ていうかせっかくだからバンビさんのご飯たくさん食べたいです私!」
「もー!アンタそんな欲張らなくても!ハンバーガーの1つや2つや3つ、幾らでも作るんだからお腹いっぱい食べちゃいなさい!」
「え~!2つ頼むのアリなんですか?!やった~!」
「わいもわいもー」
「アンタも?可愛い顔して。はなやぎの女の子たちったら、意外と食べ盛りなのねぇ。バンビちゃんにどーんと任せなさい!」
うきうきしてメニュー表を覗き込む面々の中から一人抜け、かのあはバンビにもじもじと耳打ちする。
「あの、バンビさん…!かのあだけ、あの…別メニューだって聞いたんですケド…!」
「勿論よ!かのあちゃんデミグラスソースハンバーグは好き?その上にモッツァレラとラクレットチーズと、目玉焼き乗せたものならいいかなと思ったんだけど、どうかしら?」
「わ、わーい!!大好きでっす!!!うれしーーーーー!!!」
「それは良かったわ。じゃ、早速作り始めちゃうわね!みんな適当にプレゼント開けたり好きなことして過ごしてなさいねー」
「「「「「はーい!」」」」」」
「あ、バンビさん。持って来た食材色々キッチンの方に運び込んであるのと、こっちの袋に野菜類が入ってます」
「やだサカちゃん。気が利くじゃない。そのままついでに下拵え手伝って頂戴!」
「は、はい!」
マッチョ服と白ひげを取った栄サンタが、キッチンに入ったバンビの後ろに着いて下拵えを始めた。
クリスマスランチを待つ間、はなやぎの面々と残されたサンタ①とサンタ④はほのぼのと会話を始める。
「燦くんのくれたプレゼント開けていいですか…?これ、もしかして前にお話されてたやつです…?」
「あ、そうっす。ただ手土産にプレゼントとして持って行くより、クリスマスプレゼントとしての方が形良いかなと思って今回に」
「や、やった~!」
「え、なになに。気になるじゃんか」
「どっちが良いかは予め周さんにアンケ取ってもらってたんで。あとは好みのデザインだと嬉しいんですが」
それぞれが袋を開けて、歓喜の声をあげる。
周と芹と萌にはリネンのエプロン、おそのと蛍と潮とかのあにはリネンのシャツが入っていた。
「めっっっちゃかわいい」
「やば~!エプロンほんとに楽しみにしてたから嬉しい!肌ざわりも最高!」
「すみません、萌の為に小さいサイズまで作ってもらって。めちゃくちゃかわいい…」
「良かったっす。予め皆さんの写真見せてもらってたんで、似合いそうなデザインで作らせてもらいました」
「待って、私この襟のデザインめっちゃ好きなんよ。ボタンのサイズもめっちゃ好みすぎる」
「え、一人一人デザイン結構違うんだ。私もこのタイプのシャツガチで好きだから嬉しすぎ。色も好き」
「好評で良かった…作り手としてこんなに嬉しい瞬間なかなか有りませんね。俺も嬉しいっす」
「えーー!!かのあの見て!!これ前お願いした通り、潮が普段着てるシャツと一緒!おそろ!でもって色違いのピンク!かわいいーーー!!!」
「うわぁ…ホントにお揃いにされた…ムリ…」
「そんなこと言って何やかんや嬉しいくせに。まぁでも、新しいシャツは前のと違うデザインにしといたよ」
「お、かわいい。やっぱ私の好み分かってますなぁ」
「潮のことなら何でも知ってるよ。ちなみに、こっちは俺もお揃いで作っちゃった」
「はぁ?!結局どっちもお揃いで草なんよ」
そんな2人のやり取りを興味深そうに見つめるはなやぎの面々。
気が付いた潮が一つ咳払いをして、壁の方にあった袋を指さして続ける。
「ほら、燦。そんなことより、渡し忘れてるものがあるでしょ」
「ああ、そうだったそうだった。これ、花房くんに」
「え!ぼ、僕ですか…?」
「又聞きで申し訳ないんすけど、蛍さんとちょっと仲良い感じだと聞いてるので。お揃いのシャツにしました」
「え、えぇぇ!僕にまで作ってくれて…しかも蛍さんとお揃い…ありがとうございます!嬉しいなぁ」
「ファッ…燦くん、気が利きすぎでは…」
「えーちょっとー。イチャイチャやめてよねー。ねぇ今着てみせてよ」
「いつもなら断ってるところだけど、クリスマステンションだからやぶさかではないよね」
蛍がノリノリで着て、次いで花房も頬を赤らめながらシャツを羽織る。
お揃いのシャツに拍手が湧く中、燦は栄の方に向かって言った。
「あぁ、ちなみに栄さんのお話も勝手ながら聞いてるので、一応周さんとお揃いでエプロン作ってるっす。帰りに持って帰ってくださいね」
「えーーー!俺の分まで?!ありがとう燦くん…!お、お揃いだなんて…!」
「え~!エプロンもらえただけで嬉しいのに、栄さんとお揃い?!やった~!栄さん、今度一緒に何か作りましょうね!」
「あっ…うん…ありがとう…!そうしよう…!」
更に湧いた食堂の中、燦は隣にいたかのあにこそっと耳打ちをする。
「ちなみにそのシャツ、バンビと同じ色のピンクにしときましたよ」
「ええぇぇッ?!?!何…!えええええええ!!!神ぃぃぃぃぃぃぃぃありがとうございますぅぅぅぅぅぅ」
「いえいえ。バンビが潮以外であんなに女性のこと特別に見てるのも珍しいんで。応援してますね」
「そ、そうなの!?かのあそんな感じなの今!?」
「他の女性と話してる時の、目が違うんですよね。直感ですけど」
「ほ、ほぇぇぇ…!」
「俺もそのへん検証したいんで、一旦そのシャツ着てバンビのとこ行ってきてもらえません?」
「サンガツ!!行ってきます!!」
燦にボタンを留めてもらって、早速キッチンへ向かったかのあ。
「バンビさん見てーーー!!」
「ん?あらーーーー!!!アタシとお揃いじゃなーい!私以外にこのピンクが似合う子がいるなんて!」
「えっ似合う?かのあ似合います?も、もしかしてお揃い嬉しい…?」
「嬉しいに決まってるじゃない!今度それ着てお出かけしましょ!」
「わ、わーーーーい!!うおおおおおおおおお」
とろけそうな笑顔で戻ってきたかのあを、燦は頷きながら迎えた。
「バンビは多分潮とお揃いだったら、アンタが私と同じピンク着るなんて有り得ないわよ!返してきなさい!みたいな感じでブチギレてましたよ。あの反応はほぼ確っすね」
「マ、マジかよ…推しと急接近しててドキドキが止まらない…!まさか燦くんはキューピッド…?」
「おー、かのあのシャツじゃん。それバンビも同じ色のピンク持って……。燦…もしかして色々狙ってお揃いにしたでしょ」
「ちなみに俺のシャツは、潮のとデザインも色も同じの作ったよ」
「色まで?あー、ドギツいショッキングピンクでお願いすれば良かった」
「ん?潮が着るなら俺も着るよ」
「本気そうだから怖いわ…」
「おまたせー!!ハンバーガーできたわよーん」
「やったー!」
「ハンバーガーキターーー!」
ーーーそんな話をしている内に、全員分のハンバーガーが完成した。
お手伝いであわあわ配膳する栄を、周も補助して手伝う。
出来立てのハンバーガーが食堂に並べられて、各々のスマホのカメラがかしゃかしゃ鳴る。
「これはやばい…」
「何ですかこの美味そうなハンバーガーは?!」
「バンビさん一生ついていきまっす!」
「ふふん!ついてきなさい!」
感動する面々を横目に、続いて潮がスープとサラダを並べていく。
「あい、バンビちゃん特製のミネストローネと何か良い感じにクリスマスっぽいおしゃれサラダでーす。かのあのはさつまいものポタージュと枝豆コーンね」
「わーい!スペシャルメニューうれちぃぃぃ!」
「おいしそー!ミネストローネ大好き」
「クリスマスサラダおしゃれすぎんかこれ…贅沢すぎる…!」
「当たり前よ!この最高におしゃれなバンビちゃんが作ったんだからねっ」
「バンビさんマジパネぇっす」
「さ、それじゃぁ出来立ての内に頂いちゃいましょうか!」
クリスマスソングがかかる中、並べられたランチと向き合って。
早速潮が乾杯の音頭を取った。
「今日はクリスマスパーティにご参加頂き、プレゼントも色々本当にありがとうございます。来年も再来年も、こんな風に絆を大事に過ごしていけたらと思ってます。
じゃぁまずは燦が持ってきてくれたロゼワインと、萌はぶどうジュースで。メリークリスマス!乾杯!」
「「「「「「かんぱーい!」」」」」」
「バンビ、素敵なクリスマスランチをありがとう。いただきまーす!」
「「「「「「いただきまーす!」」」」」」
「はーい召し上がれー♪」
しっかりと手を合わせて、元気にこだました「頂きます」。
クリスマス仕様の可愛らしいピックの刺さったスペシャルバーガーを、それぞれ口に運んで目を輝かせる。
「待って、うんまこれ!!写真で決めたけど、何でしたっけこれ!」
「蛍ちゃんのはね。牛こま肉とししとうをバーベキューソースで炒めたものに、レタスとトマト、チェダーチーズのバーガーね!」
「うおおおおうますぎる…!俺のはトマトソースでしたよね?塩梅完璧すぎる…!うちのトマトこんなソースになるんだ…!」
「牛肉パテ、トマト、レタス、アボカド、モッツァレラチーズ、トマトソースのバーガーよ!次からサカちゃんのとこのトマトで作ろうかしら」
「私の明太チーズソース神すぎる。厚切りベーコンと玉ねぎスライスも入っててやばいですホントに。見習わなきゃ…」
「何言ってんの、あんたは食べたら大体同じの作れるんでしょ?今度私にも作りなさいよね!あとお兄さんの写真ちょっと送って頂戴」
「え…?兄の…?」
「ファーーー!ちょまっえ?ラクレットチーズと牛こまとピリ辛ソース合いすぎぃぃぃぃうまぁぁぁぁ」
「おそののこんな声聞くの久々だわ。わいはいつものやつーうんまー」
「うお、めちゃくちゃ美味しい…!今まで食べてきたハンバーガーで一番おいしいです!」
「萌もおいしい!ほっぺ落ちちゃうー」
「かわいい」
「かわいい」
「ん~~~おいし~!てりマヨチキン最高!目玉焼きも半熟~!レタスとトマトもしゃきしゃきで美味しい~!」
「かのあも美味しーー!!えちょっと待って、でも潮のやつも美味しそう…!それ何?それ何?」
「皆喜んでくれて何よりだわ!潮のやつはハニーマスタードソース、牛肉パテ、オニオンフライ、トマト、レタス、カマンベールチーズのバーガーね」
「うまそーーーー!!!」
「そうなの?そう、かのあちゃんはこういう系が好きなのね。じゃぁ今度お野菜抜きバージョンで作ってあげるわ!」
「ほ、ほわぁ…!うれちいいいいい!!!なんて素敵なクリスマスゥゥゥゥ」
「燦くんの持ってきてくれたロゼワインも、ハンバーガーにめちゃくちゃ合いますね」
「美味しい…!ワインってあんまり普段飲まないんだけど、ロゼワインこんな美味いんだ。これはごくごく飲めちゃうなーやばいなー」
「それは良かった。まだまだお酒色々持ってきてるんで、色々試して好きなお酒増やしちゃってください」
「やったー!」
「今日のケーキに合いそうなお酒とかも持ってきてるんで、それも後で開けましょう」
「いえーい!飲むぞ、食うぞ、楽しむぞー!」
ーーー美味しいクリスマスランチとワインに舌鼓を打ちながら、はなやぎの1日は今日も平和に過ぎていく。
記念に全員で撮った写真は数日後、はなやぎのアルバムの中にしっかりと収められていた。
* * * * * epilogue
(では、僭越ながら…!はなやぎの皆さんをイメージしたクリスマスケーキを作らせて頂きました!こちらです!)
(((((うおおおおおおおお!)))))
(何やこれ…完璧やないか…)
(う、美しい…!)
(栄さんに頂いたエディブルフラワーも取り入れて、色とりどりの花束のような感じで花々しく。ピンクの生地は苺ピューレで作っていて、蛍さんのおじいさんに分けて頂いた果物も使って豪華に仕上げました。メリークリスマスのチョコプレートは抹茶チョコです!)
(苺のサンタちゃんも人数分乗ってるし、全部がかわいい~!)
(あ、おなじものをサイズ違いでサンタ4人用に作ってるので、僕らはこっちを食べましょう…!)
(わざわざ俺らの分まで…!ありがとう…!)
(ほんとにすごすぎ。すんませんっすわざわざ)
(こーんな手の込んだケーキ2つも作るなんて!すごいわねぇ)
(ありがとうございます!良かったら召し上がってください!)
(あ、マスカットリキュールもあるんで。萌ちゃんにはマスカットジュースを。良かったら合わせてくださいっす)
(わーい!)
(至れり尽くせりすぎるだろ)
(じゃぁ2回目ではありますが。花房くん、素敵なクリスマスケーキを本当にありがとう。燦もお酒ありがとう。感謝!かんぱーい!)
(((((かんぱーい!))))
(うまーーーーーーーーい!!)
(こんなに可愛くって、味も美味いんかい!)
(センス◎、味◎、☆5)
(あまねんのケーキも好きだし、花房くんのケーキも好きだわこれ。すごいなー)
(お口に合って良かったです!ホッとしました…!)
(うんうん、花房くんのケーキはいつ食べても美味しいんだよねぇ)
(嬉しい…)
(マスカットリキュールうまぁ!これいくらでも吞めちゃいそうなんだけど!!!)
(ケーキにもすごく合ってますね。美味しい…)
(良かった良かった。残りのお酒も好きそうなの幾つか選んでるんで、皆さんでイベントごとの時に呑んじゃってくださいっす)
(燦ありがとねー)
(色んなお酒知っててすごすぎる)
(ありがとうございます!)
(ちなみに、サンタ4人にも我々からプレゼントがあるんで、良かったら持って帰ってもらって)
(ちょっとやだー!美味しいケーキも食べさせてもらったし、ノリノリでこんなコスプレまで見せちゃったのに?!プレゼントまでくれるの?)
(いやいや、色々してもらったから本当に。ささやかだけど、またいつでも来てもらえたら)
(いやぁ、ありがとうございます…!気を遣ってもらって…)
(あの、良かったらクリスマスチキンとポットパイ作ってあるんで。それも苦手でなかったら食べてください)
(あらー!冷蔵庫に美味しそうなものがあると思ってたのよねー!芹ちゃんが作ったのね!ありがたく貰うわ!)
(あぁ。私からも、クリスマス和菓子サンタさんの分も用意してるんで。あっちのクーラーに入ってるやつ、忘れずに持って帰ってください)
(わわ、そんなに貰っちゃっていいのかな…!)
(あ、ありがとうございます!)
(すみませんっす、色々貰っちゃって)
(こちらこそ、たくさんありがとうございます)
(また色々しましょうよ)
(あーーーケーキもお酒もうまーーーー)
(はなやぎサイコー!)
(改めて、メリクリー!)
(((((メリクリー!)))))
第二十四話(一) 了
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すごく詳しいように書いてますが、
エディブルフラワーもロゼワインもマスカットリキュールも
口に入れたことがありません(真顔)
珈琲のシーンも良く書きますが、カフェインアレルギーなので珈琲も飲めませんし…
お酒なんて普段呑まないし呑んでも梅酒しか呑めませんし…
美味しそう…飲みたい…という思いを小説に昇華してる説
ハンバーガーも、こんなハンバーガーあったらおいしそー
くらいに思いながら想像で書いてますので、
それは食べ合わせ悪いだろ…等々思われても仕方が有りません
あくまでフィクション上の食べ物ですのでお許しください…
大晦日回間に合わず、クリスマス回の投稿となりましたが
此処まで読んでくださった方、ありがとうございます
良いお年をお過ごしくださいください
2026年も宜しくお願い申し上げます
2025.12.31 日三十 皐月




