表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
バトルステーツ・リベレイション〜若き番の叙事詩〜  作者: 騎士誠一郎
義人と美浦のドキドキ職場体験!〜Featuringミッドナイトトレイン・ジャック〜
53/58

EP53 21時09分

義人と美浦は爆弾解除に躍起になり、美浦の堪忍袋の緒が切れて大暴れ!

その一方で、優子が乗った中継ヘリは……。

中継ヘリは炎に包まれ、

 そのまま無人の海岸へ墜落した。


 優子は操縦席の隙間で、すでに致命傷を負っていた。


「……父さん……母さん……」


 薄れゆく視界。

 燃える痛み。

 その中で――


「義人……ごめ……ね……」


 最後の言葉が、夜に溶けた。


 パイロット2名とカメラマンもろとも、

冷酷なテロリストの手で、“命が断たれた”。



---




「お、マッド。編集キレてんじゃん」


 ジョウンが悪趣味な動画を覗き込み、笑う。


「へへへ、日本のバカメディアへの“最高の通告”にしてやるよ」


 マッドのPCには、

ボビィが撮影した墜落動画が追加されていた。


「派手にやってくれたな、ボビィ!」


「ありがとな。お前らを入れたのは正解だよ」


 マグルが満足げに頷く。


 傭兵あがりのボビィ。

 死刑囚あがりのジョウン。

 刑務所襲撃で出会った“最悪のコンビ”。


 だが、その瞬間。


「……あれ? 信管プログラムが……壊れてる?」


「何だと!?」


 マッドの指が震えた。



---




「まさか侵入者か!? 迎撃できるか!」


「やってみる!」


 マッドが迎撃プログラム投入。

 仮想空間では、美浦が迎撃を相手に回していた。


「よしくん! 迎撃プログラム来てる!」


「大丈夫! もう解析は終わった!

 美浦、持ちこたえて!」


「全くもう! 後でクリームソーダ奢ってよね!」


 美浦は菱型迎撃プログラムを連撃で切り裂く。


 義人は――

爆弾のメインシステムに停止削除を注入。


「削除プログラム投入……成功!」


「ふざけんな! システムが消えてく!!」


「妨害しても無駄だ。妨害排除プログラム、起動!」


 マッドの端末が強制ロックされた。


「クソッ!! 締め出された!!」


「誰かが……この列車の乗客の誰かが解除してやがる!!」


彼らは気づかない。

本当の場所は――スプリームクラス。



---




「よしくん! 敵は私たちって気づいてないよ!」


「それなら好都合だ。爆弾は完全削除。

 リモコン操作も無効化した。これで寝られるな」


 二人はログアウトした。



---




「爆弾を解除したのは誰だァ!!」


 客車でマグルが銃を乱射。


 永瀬は静かに立ち上がる。


「貴方方にとっての“予想外”は――」


 手を挙げる。


公安われわれにとっては“好機”ですよ」


 次の瞬間、テーザーが閃光し、

マグル達は痙攣して崩れた。


「計画は終わりです。

 列車の自動運転プログラムも修正済みのようですね」


 永瀬の冷ややかな声が響いた。



---




 義人と美浦は、

フォーチュンドラゴンのアクションを夢中で観ていた。


「やっぱサンナ様は最強だわぁ……!」


「俺は3作目の“邪神官の涙”が好きだけどな」


 世界はまだ知らない。


――この二人のハッキングが

 300人の命と、列車そのものを救ったことを。


次回、無事に東京駅に到着した義人と美浦。

クルド解放戦線とリアルに出会い、そして幸太郎から訃報が……!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ