『閲覧禁止』
2021年2月19日
今朝、テレビで、ヘンリー・ミラーの『北回帰線』(新潮文庫)を紹介していた。
紹介する女性の方が、東京のお嬢様たちが通う女子校から大阪のヤンキーな人たちがいる共学校に転校した時に読んで人生が変わった本だという。
昔は、どこの書店の棚にもあったものだが、意外にも内容は発禁にもなったエロ小説とか。
わたしの学校の図書室にもあった気がするのだが、気のせいだろうか。
……と書いたところで思い出したのが『図書館戦争』(角川文庫)。
【あらゆる創作物は、その執行機関である良化特務機関に検閲を受けていた。しかも、執行の際には、武力制圧も行われるという過激なものであった。その弾圧に対抗し、立ち上がったのが図書館だった。
図書特殊部隊に配属された女性隊員の主人公と上司を軸にしたエンタメ小説。笑えます】
『図書館戦争』シリーズが文庫化されたとき、書店員であるわたしは、毎回、発売日に購入。帰宅時に当時中学生だった息子たちに渡していた。
「図書室に単行本があったので、このシリーズは全部読んでいる」という息子たちに、
「文庫版にはおまけの短編がついている。先に読んでいいぞ」と。
『別冊 図書館戦争Ⅰ』を渡した翌日、息子が言った。
「これは中学の図書室にはなかった」
別冊とあるから、学校が購入した時には発売されていなかったのかもしれないと思った。
……が、それは間違いだった。
あきらかに中学の司書さんの配慮であった。
――なぜなら、
『図書館戦争』シリーズ4巻目『図書館革命』最後のシーンは〇〇。
『別冊 図書館戦争Ⅰ』は、いきなりその先の××のシーンから始まっていたのである。
※有川先生にお会いした時に、上記エピソードを伝えました。
※売り場のPOPはその後の映画化時につくったもの。




