雲の上の土竜
幼馴染みの雲はある日、突然言った。
「魔法を探そう」
魔法なんてあるわけが無いのに、あんまりうるさいものだから、僕は渋々ついていく。
「世界を変えるんだ」
雲。君はそう言うけれど、一体いつから、僕らの世界は変えるべきものになってしまったんだい?
いつだって世界は、僕らの知らないうちに変わっているくせに。
「魔法を探そう」
魔法なんてあるわけが無いのに、あんまりうるさいものだから、僕は渋々ついていく。
「世界を変えるんだ」
雲。君はそう言うけれど、一体いつから、僕らの世界は変えるべきものになってしまったんだい?
いつだって世界は、僕らの知らないうちに変わっているくせに。