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第3話
〇月△日 ◇◇◇
あの女と売店で会った。
彼のことを少し教えてあげたら、泣いていた。
あの女が悪いのに、おかしい。
会いたいと言っていたけど、そもそも立場がわかっていない。
だから丁寧に、無関係だと伝えてあげた。
首を振っていたけど、理解出来ないだけだと思う。
あの女はいつもそう。
私の気持ちがわからないあの女が悪いの。
〇月×日 ◆◆◆
勇気を振り絞って、彼の病室へ行った。
あの子の声がした。
扉に手をかけたまま止まった。
どうして、あの子がここにいるのだろう。
震えが止まらない。
〇月▽日 ★★★
看護師さんに「ご家族の方、よく来られていましたね」と言われた。
でも、僕はその人たちを見ていない。
眠っている間に来ていたのだろうか。
それとも――僕が忘れているだけなのだろうか。




