VS『金剛』?
ポケモンウルトラサン、買いました!
いやぁ、楽しいですねっ!
皆さんはポケモンの中で、何が好きですか?
因みに私はイーブイが大好きです!
あぁ、しかもFate Goのメインストーリーも配信?されるのかな?……楽しみっ!♪ヽ(´▽`)/
※今回は短めです!
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前回のあらすじぃぃぃぃぃぃい!!!
『Unknown!』
『封印?』
『ユキ……( `Д´)/金剛ー!!!』
のどんっ!ι(`ロ´)ノ
乱入者を『戒めの間』へ封印し、ユキは『金剛』に向かって飛び出した時。その戦闘を見ていた者達はユキという存在がどれほどの実力者なのかをその片鱗を目の当たりにしていた。
「すごい……」
朝比奈はその激闘……というより、後半からはユキの一方的な攻撃に呆然するしかなかったが、その圧倒的な力を見て思わず心の声を漏らしてしまう。
ユキの戦いは力強くも、美しい。
自分では到底出来ないものだ。
そんなユキは武器を何処かに仕舞うと、そのまま此方へとやってくる。厳密には、『金剛』に向かってだ。
しかも身体に膨大な何かを纏っている。そして右腕を大きく振りかぶっていた。その動作はゆっくりしている様にも見えており、何をするのかは察するだろう。しかし、ユキが今からする事を察する事は出来ても対応するのは不可能だ。わかってはいるけど対処が出来ない。
『金剛』の幹部であるシルファやその他の船員達はユキを止めようと動くのだが、既に遅い。他の幹部達はその場で動く事はせずに、只今から起こる事を傍観している。彼等からしてみれば大した事は無いと思っているのだろうか。しかし、傍観するだけでなくこれから起こる余波に備えて飛行挺を取り囲む様にして結界を展開していく。空海挺にも被害が出ない様に幹部の一人ジャズがその場で鉄壁の壁として立っていた。
「金剛ォォォォオ!!!」
ユキの声が響く。
その容姿からは考えられない様な覇気のある声を放ち、そのまま『金剛』へと振りかぶっていた右腕を解き放つ。
「グハハハッ!!!おもしれぇっ、なぁぁあ!!!!」
『金剛』もこうなるのをわかっていたのか、身体を放電させながら迎え撃つ様に同じく右拳に力を入れるとユキの解き放った右拳に向けて殴った。
そして、ユキの拳と『金剛』の拳が、衝突する。
ここで勘違いしてはならないことがある。
ユキと『金剛』の身体から影と吹雪を纏い、雷を確かに纏ってはいる様に見えるのだが、それは彼等から滲み出る《・》気|なのだ。[スキル]等を使用も全くしていない。一発殴る為に力を込めた結果、そういう様になっただけなのだ。
彼等からしてみれば、ただ一発殴る、それだけである。
しかし、気付かずに慌てるシルファや船員達。流石にあれだけの[スキル]による大魔法等々の膨大なオーラを放たれれば仕方がない。
この事を気付いていたのは朝比奈の近くにいるラヴィと『金剛』の幹部であるジャズ達位だ。念の為に動いているだけ。
ーーーパキィィイッ!
何かが大きく罅割れ、軋む音。
音源は、ユキと『金剛』のぶつかった拳同士から発生したものだ。それ以外の音や衝撃波等は全くない。
「う……そ……」
「何が……起こってるんだ……」
「み、見間違い……じゃ、ねぇ……よな?」
「あ……あぁ。ありゃ……」
ぶつかった拳と拳から罅が割れていたのだ。そこには確かに何にもない。あるとしても空気。そして空間。
そう、ユキの拳と『金剛』の拳がぶつかった事によって、空間が罅割れたのだ。二人が大きく分厚い硝子の壁を割った様にも見える。
本来なら有り得ない現象だが、彼等二人ならば話は別。罅割れた隙間から何事にも例えがたい何かが見える。しかしそれが漏れる事は無く、ただ見えているだけ。
数秒位でその罅割れは修復される様に隙間は元の姿へと戻っていく。
ユキと『金剛』はそのまま戦う事はせず、互いを威嚇するかの様に対峙していた。ユキは少し苛立っており、一方の『金剛』は随分と楽しそうな表情を浮かべている。
数分、対峙していると先に動きたのはユキ。しかし、動いたといっても大したものではなくこれ以上の話し合いは無いと思っているのかゆっくりとした足取りでラヴィと朝比奈の元へ。
「帰りますよ」
「うむっ、わかったぞ」
「えっ、……あ、はぃ……」
まさか帰ると言われた事に驚いた朝比奈ではあったがそのままユキ達と共にこの場を後にする様に空海挺へと戻ろうとする。朝比奈自身もこれ以上の緊迫した空間にいるのは堪えていた様で内心ホッとしていた。
背を向けて帰ろうとするユキ達に、『金剛』は面白く無さそうな表情をしていると何かを思い出したらしくある内容を言う。
「おぃ、シャドー。」
「……何ですか?」
「てめぇ、『カグヤ』に行くんだろぉ?なら、そこにある遺跡でも探索してみなぁ。面白いもんがあるぜぇ?あぁ、後よ。『カグヤ』から大分離れた海域に人やモンスターが全くいねぇ場所があるぅ。行くか行かねぇかは任せるがぁ……ヤバいもんがあるなぁ。 ま、行けゃぁわかると思うがなぁ」
『金剛』から出たのは情報だ。
『カグヤ』にある遺跡に謎の海域。
ユキはただ耳を傾けるだけであったが、何故そんな情報を与えるのか不思議に思ってしまう。
「あ?何でぇこんな事を話すかって思ってんだろぉ?特に悪意も無いし、意味はねぇさぁ。まぁ、あの乱入者をこの船から守った御礼とでも思っておけよぉ。それとよぉ……。おぃ、そこのちっこい『勇者』ぁ。あの飛行挺に乗ってる同じ『勇者』共にも伝えとけぇ。あまり好き勝手してるとぉ……てめぇ等の命はねぇぜ?ってな。わかったかぁ?」
「っ!?わ、わかりました……」
『金剛』の忠告に『勇者』である朝比奈はその目だけで殺してしまいそうなその眼力に思わず悲鳴を上げてしまいそうになるがグッと堪えてその忠告に恐れながらも返事をする。
そうしてユキとラヴィ、朝比奈はこの場所を後にして飛行挺へと戻っている為に向かう。
戻る中、ユキはある事に気付いた。
横にいる朝比奈は顔を俯かせていたのだ。何処か体調が悪いのかと思ったが、身体を震わせている事から恐怖によってだと理解する。『金剛』という自分とは遥か異次元の存在を恐れたのだ。
そんな朝比奈をユキは優しく抱き寄せると、そのままトントンと片手で子供をあやす様にする。今この場は障害物の近くにあるので誰にも見られる事は無いだろう。『金剛』の部下達もいないと確認した上でそうしたのだ。
いきなりの事で驚いた朝比奈ではあったが抵抗する事はせず、ふるふると身体を震わせながら今まで我慢していたものが少しずつ溢れようとしていた。
「……ぅ……うぅ……」
今まで何度も恐ろしい思いをしたのだろう。しかし、弱音を吐くことは出来ず我慢をしてきた。だが『金剛』という真なる恐怖を目の当たりにしてしまえば無理もない。朝比奈はユキの胸の中で、服を摘まみながら涙をポロポロと流し嗚咽を漏らしていた。
数分程、そのままユキは黙ったまま胸を貸していたが泣き止んだ朝比奈は顔を真っ赤にして恥ずかしそうに俯いてしまう。少し泣いてスッキリした様なので安心したユキは彼の頭を撫でていると恥ずかしそうにしながら朝比奈は言う。
「あ、あの……!えっと……ありがとう、ございましゅ……」
「構いませんよ。貴方も『勇者』としてよく頑張っているのでしょう。悲しい時も辛い時も……。ですが、貴方も一人の人間なのですから無理はしないで下さいね?」
「は、はいっ」
『金剛』と話していた様なドライな感じではなく、物腰が柔らかい雰囲気で先程まで戦闘を行っていた人物とは到底思えない程だ。朝比奈もその雰囲気に頬を染めてしまうのだが、ある事を思い出すとジっとユキの顔をマジマジと見てしまう。
「……?どうしたの?」
「えっと……その、」
「うん?」
「シャドーさん、なんです……よね?」
その瞬間、ユキはピキッと固まってしまう。
今の姿は白髪の白の着物姿。絶世の着物美少女である。
『シャドー』の様な2メートルの鎧姿ではないのだ。
「……やっちゃった」
「(今気付いたのか、弟よ)」
袖を口に隠してボソッと溢してしまうユキ。
後で『シャドー』の姿に戻らなければならないとは思っていたものの、すっかり忘れてしまっていた。もし、ここにユキの身内が居れば「テヘペロ♪」と誤魔化すだろうか。ラヴィは後ろを向いたまま溜め息をつきながら心の中で思う。まあ、乱入者との戦いと『金剛』との話等で色々あったので仕方がないかもしれないが。
丁度ここには誰も見ていないのでここで『シャドー』に変身すれば問題無いと考える。
その前に。
ユキは、口元に人差し指を添えると朝比奈に向かってウィンクしながら言う。
「この姿の事は内緒ですよ」
着物美少女に間近でそんな事をされればどうなるか。
少なくとも、朝比奈梨央はドキッとしながら更に熟したリンゴの様に顔を赤くしてしまう。もし相手が異性であるならばユキはこんな事をしなかったのだが。
その様子を見てラヴィは思った。
あ、落ちたな、と。
ミアン「やっほ~!毎度お馴染みっ、影の女王スカアハの息子ミアンだよぉ~!」
ミアン「う~ん。シキさんともっと話したかったけど、逃げられちゃった……」
ミアン「残念だなぁ……( ´△`)」
ミアン「でも、まさかシキさんって男だったなんて驚きだよ!最初は俺っ娘だと思ってたんだっ」
ミアン「まあ、ボクも他の人達に女性と間違われるんだけどねっ」
ミアン「でも、綺麗だったなぁ……」
ミアン「シキさんなら……」
ミアン「ハッ!?(゜ロ゜!えっ、何、次回予告?わ、わかったよっ!」
ミアン「次回、『帰宅』、だよ!帰宅かぁ……。お母様が待ってるしボクもかーえろっと!」
ミアン「次回もお楽しみねっ、あでゅー☆」
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