VS『Unknown』
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前回のあらすじぃぃぃぃぃぃい!!!
『襲撃!?』
『金剛、(  ̄▽ ̄)ノポイッ』
『ユキ、Σ( ̄  ̄;;!?ナニィッ』
のどんっ!ι(`ロ´)ノ
「『金剛』……後で一発殴ってやる……ッ!」
荒れた口調なユキは『金剛』に対して怒りを露にしながら体勢を立て直す。『金剛』に吹き飛ばされたとは言え、それはもう豪速球。ユキでなければよくて失神。最悪は投げた威力に耐えきれずに肉体が崩壊してしまうだろう。
あの乱入者はユキが物理的に此方へと飛ばされたのは流石に驚いた様子であったが、翼を広げると食らいつこうと口を開けて迫ってくる。しかし、即座に察知したのか弾き飛ばされたかの様に後ろへと回避する。
ーーー■■■!?
回避したのは宙へと投げ飛ばされ無防備になっていたユキの周りに鎖が幾つも現したのだ。
『氷河之鎖』。
『幻影之鎖』。
その鎖達はユキを守るように。そして敵である乱入者に向かって刃が向く。
無防備に宙へと舞うユキは『氷河之鎖』と『幻影之鎖』を辺りに出現させ、その上にふわりっと着地する。チャリっと音を発てながら乱入者へ睨み付けた。
「さあ、終わらせましょうか」
丁寧な口調に戻すと、更に『氷河之鎖』と『幻影之鎖』を増やすと回避していく乱入者を追跡していく。その鎖の先端は鋭く尖っており、一度刺されば抜けなさそうな返しもついていた。
ーーー■■■ッ!?
乱入者の身体に追跡していた一本の『氷河之鎖』が掠める。どうやら初めて身体に傷を、痛みを味わったらしく硝子をわってしまう程の高い音のある悲鳴を上げる。だが乱入者は一瞬鎖によって拘束されそうになるが身体を巧妙にくねらせ、高く飛躍する事で回避させた。
「一筋縄ではいかなそうですね……ん?」
ーーー■■■■■■■■!!!
「っ!」
乱入者は咆哮を高らかに上げると、大口を開けてエネルギーを集める。そのエネルギーは乱入者自身の力だけではなく、周りにあるあらゆるエネルギーも含められていた。
流石のユキも乱入者が放とうとするとてつもないエネルギーの砲弾に防御の体勢を構える。
ユキは雪の結晶を幾つも生み出し、それを何重にも重ねて放たれる高エネルギー砲を防ごうとするのだが、恐らくこれだけでは不十分だと考えたユキは[神気]で更に盾である雪の結晶を強化して強固にさせる。
乱入者は満ちた高エネルギー砲を溜め終わると、標的であるユキの方向に向い、勢いよく放たれた。
ーーー■■■■■!!!
「ふっ!!!」
放たれた高エネルギー砲は[神気]によって強固になった雪の結晶へとぶつかる。ぶつかり合いながら雪の結晶は一枚一枚パリンッと音を立てて破壊されていく。しかし、まだ雪の結晶の数は残っている。しかし、それも時間の問題だろう。乱入者が放ったその高エネルギー砲の威力は殆ど落ちる事無くユキ本体へと迫ってきているのだ。
「ならば……!」
ユキは今の盾では防ぎきる事が不可能だとわかると、袖から六つの護符を取り出した。その護符は赤・青・水色・茶色・黒・白の色がついており、その護符自身には[陰陽術]によってそれぞれ属性が宿っている。
ユキは六つの護符を上から赤・白・水色・青・黒・茶色の順に均等に六角形の角を作るように目の前に設置していく。一枚一枚何かに貼っているかに見えるがそこには何もない。あるのは空気位だ。
「はッ!」
『六芒星結界』。
六つの護符が光ったと思うと六芒星を描く様に線が繋いでいく。そして六芒星が完成した瞬間に乱入者が放った高エネルギー砲によって盾であった雪の結晶は砕かれてしまう。しかし、砕かれたのではなくユキがわざと砕いたのだ。
高エネルギー砲はユキが発動した六芒星の結界へとぶちあたると、まるで循環する様にグルグルと六芒星の紋様は回転していく。
衝突したのにも関わらず、音は何か吸収される音だけで他の爆発音やら轟音等は一切聞こえる事は無い。グルグルと回転する六芒星の影響だろう。
防ぎ切るとそこには傷一つ無い六芒星の結界。ユキも『六芒星結界』の後ろから涼しい表情で浮遊する乱入者を見ていた。別段、殺気や敵意を放つわけでもなく只見ているだけ。しかし、その見ているだけ、が乱入者にとって思わず身を震わせてしまう。そして気付くのだ。
あの人間は只者ではない、自分でも計り知れない程の未知数だと。
乱入者は自分が無意識に恐れるのを振り切る為に再び咆哮を上げる。
しかし、その咆哮と同時にユキは動いた。
両手に握られていた《死ニ至ル影女王之槍銛》と『変形武器』をクロスさせる様に添えると両方の武器に変化が起こる。
『変形武器』がぐにゃり、と形を崩すと《死ニ至ル影女王之槍銛》へと一体化するかの様に纏っていく。
そして二つの武器が合わさった姿は、《死ニ至ル影女王之槍銛》よりも一際長い。巨大な水中生物を仕留める大きな銛。その後の先端にはには鎖が繋がれていた。
『変形武器』と《死ニ至ル影女王之槍銛》が合わさった武器。それを投擲する体勢に構えたユキは乱入者へと狙いを定めた。
ーーー■■ッ!
乱入者のみに[神気]が混じる殺気を受けてしまい身体を反射的に守りの体勢へと入ってしまう。その殺気はまるで全身を絶対零度の極寒の海へと沈められた様なものだ。身体を必死に動かそうとしても凍り付いた様に自由を奪われてしまっている。
下手に動けばその鎖に繋がれた槍銛は放たれ、葬られてしまうだろう。そんな緊迫した雰囲気の中、ユキは構えを解いて乱入者へと声を掛ける。構えを解いた事に緊迫した雰囲気は解かれるが乱入者は警戒心を緩める事など出来なかった。
「まだ続けますか?」
恐らくユキはわかったのだろう。乱入者が微かに恐怖によって震えていた事を。
だからこその、続けるか否か。
ユキは乱入者の命を奪う気は無いのだろう。只、相手から仕掛けてきたからそれに応戦したまでの事。
相手が引くのならば武器を納めるだろう。
今であればこのまま尻尾を巻いて逃げるのは可能だ。しかし、乱入者は自身にプライドがあるのか唸り声を上げながら逃げる選択を捨ててしまう。
ーーー■■■■■■■■■■!!!!!
「……仕方がありませんね」
咆哮を上げる乱入者に溜め息を着きながらも、ユキはその鎖に繋がれた長い槍銛を再び構える。そしてそのまま、乱入者へと投擲される。
片手で投擲したのだが、あまりの速い投擲に乱入者さえもその動作を捉える事が出来なかった。
そして気づけば、放たれた槍銛はすぐ目の前に迫っていたのだ。
ーーーッ!?
慌ててその槍銛を間一髪で、避ける事が出来た。
ーーー■■~~~ッ!?!?
いや、正確には避ける事は出来なかったのだ。
確かに投擲されたあの槍銛は避ける事が出来た。しかし丁度避けてスレスレで通過したと思った瞬間、その槍銛からまるで突出された様に新たな槍銛が生え、乱入者の翼を掠めたのだ。その生えた新たな槍銛は元のものよりも一回り小さい。が、それは《死ニ至ル影女王之槍銛》と同等のものなのだ。
距離を取ろうと真上に急上昇するのだが、恐らく核となる槍銛は大きく旋回しながら乱入者を追跡する。
ーーー■■ッ!?■■■■■ッ!!!
その追跡する槍銛を潜り抜けて、ユキに攻めようとしている乱入者だが、避ける度に通り過ぎる鎖から枝分かれする様に何本もの一回り小さい槍銛がそれぞれ迫ってくるのだ。
そして徐々に乱入者が回避する場所が減っていく。
乱入者を取り囲む様に鎖が浮遊しているのだ。しかも、互いに絡まり、壁となっている場所も見えるだろう。その浮遊している鎖を壊せばいいと思うかもしれないが、近付けば小さな《死ニ至ル影女王之槍銛》が生え、追ってくる。
この状況は絶望的だ。
乱入者は諦める事は無く、もう一度鎖と追跡してくる槍銛を回避しながら真上に急上昇する。何度か身体を掠めるが致命傷までは無い。だが、もう時間の問題だろう。
乱入者はここで蹴りをつけようと考えたのか、ユキに目掛けて急降下をしたのだ。その急降下する姿はまさしく流星の様。もし、今が朝でなければ美しい光景だったのだろうか。
急降下で乱入者がユキとぶつかるのは一瞬。
このままユキを仕留められると思っていた乱入者だが、甘くはない。
それも想定内だったのだろう。
ーーーッ!?ッ、■■■、■■……ッ!
流星の如きの速度で落ちてきたのにも関わらず、いきなり身体が止まったのだ。いきなり止まった事によっての衝撃に乱入者は怯んでしまう。だが、何故身体が止められたのかは自身の身体で理解する。
あの辺りに浮遊していた槍銛と、繋がれていた鎖によって絡め捕らえられていたのだ。
ーーー■■……ッ!
拘束から抜け出すのは不可能。
もがけばもがく程、拘束の力が強まっていく。例え今拘束から解いたとしても、他の槍銛や鎖によって同じく拘束されてしまうのは目に見えていた。
ユキは浮遊している鎖の上を足場にして、乱入者の元へと近付いていく。
「さて。大人しく帰ってはもらえませんか?」
ーーー■■■……ッ。
敵対等するのを止めてくれれば拘束を解こうと思っているユキ。襲い掛かってきた相手を逃がすのは甘いかもしれない。ユキにとってはそれよりも速く帰りたいと思う事のみ。相手がモンスターであれば、襲い掛かってくるのは仕方が無い。そもそもユキの言葉が通じているかはわからないが、反応を示しているので大体は理解しているのだろうと考察する。
乱入者は拘束されているので、苦しそうではあるがそれでも敵対心はある。ここで拘束を解いたとしても意味が無い。ここで逃げようと足掻くのであればもう少し考えていたが……。
「そうですか。ですが、これ以上貴方の相手をする気はありません。ですので……」
そう言うと拘束された乱入者の下に扉が出現する。
扉は大きく、金庫の様な何重にも厳重に閉められている物だ。乱入者ならば簡単に入る事が出来るだろう。扉は金属音の様な音を経てながら開錠されてる。そしてスライドしながらその大きな扉が開かれた。
ーーー■ッ!?■■■■■!!!■■■■ッ!?!?
乱入者は思わず悲鳴の様に叫びながら、逃げようとするが身体中に拘束された槍銛と鎖が許す訳がない。開かれた扉の向こうは光が一切無い真っ黒な空間。その空間に入れば視覚・聴覚等の身体の機能が反応しないのではないかと思う程の只真っ黒だ。生物であるならば、まず恐怖しても仕方座無い様である。
「暫くはそこに居といて下さいね。用が終えればそちらに向かいますから」
ユキは着ている着物の袖で口元を隠しながら微笑んでいた。いや、微笑んでいたのだが、目は全く微笑んではいない。
ーーー■■■!!!■■■■ッ!!!
乱入者の身体は拘束された槍銛と鎖ではなく、その真っ黒な空間から出てきた無数の触手によって新たに拘束されてしまう。先程まで拘束されていた槍銛と鎖は触手が完全に拘束を終えるとそのまま解かれ、元の一本の槍銛へと戻るとユキの手元に戻っていく。
乱入者は悲鳴を上げるが、もう遅い。
触手達は、ずるずるとその扉の向こう。真っ黒な空間へと引摺り込まれてしまう。
その真っ黒な空間は[箱庭]の一つ、『戒めの間』だ。
ーーー■■■ッ!!!■、■■■……ッ!■■■、■■■……。
乱入者は必死に抵抗するものの、最終的には『戒めの間』へと入り、扉は大きな音を経て何重にも施錠されるのであった。
「……ふぅ。さて、と」
乱入者を『戒めの間』に封印し終えると、ユキは『変形武器』と《死ニ至ル影女王之槍銛》に元に戻し「ありがとう」と一言述べると[空間庫]へと戻ってもらう。
一息置くと、ユキの身体に影のオーラに荒れ狂う吹雪を纏うとそのままある方向へと飛び立った。
その方向とは飛行挺。
その飛行挺にいる『金剛』に向けてだ。
右手に影のオーラを凝縮させると、ユキは一発殴る為にそのまま『金剛』の方へと向かうのであった。
ミアン「やっほ~!毎度お馴染みっ、影の女王スカアハの息子ミアンだよぉ~!」
ミアン「今日は特別なゲストを呼んでいるんだッ!どうぞっ」
シキ「……え、ここどこ?それに君は……?」
ミアン「ほらほら自己紹介だよっ!」
シキ「えっ?あ、不知火姫希です。」
ミアン「……」
シキ「……?」
ミアン「…………」
シキ「……え、何?誰なの?」
ミアン「えっ!?あ、ボクはミアンだよっ!宜しくねっ、不知火さんっ!」
シキ「あ、うん」
ミアン「(なんだろ……。何か不知火さんといると……安心するなぁ~。こんな気持ち、お母さまみたいな……。)」
シキ「なぁ、何かカンペが出てるけど?」
ミアン「えっ!?あ、そうだねっ!次回予告ねっ、わかったよっ!ほら不知火さんっ、一緒にッ」
シキ「え、あ、おおぅ」
ミアン&シキ「「次回、『VS金剛?』っ」」
ミアン「次回もお楽しみねっ!あでゅ~⭐
ねぇっ!不知火さんっ、ボクとお話しよっ?」
シキ「えっ、ちょ、まっーーー」
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