照る日もあり・雨の日もあり、という番外編
『革のかばんに原稿用紙』
番外編をずるずると書き綴てまいりましたが、これでほんとに終わりですm(__)m
「創作活動をしていて、心が折れるほどの出来事に出会ったときどうするか」
と、いうアンケートがツイッターで流れてきました。
ふむ、「心が折れる」。ポキンとな。
間もなく執筆を再々開して三年になりますが、「ポキン」的なことは思い返せば一度ありました。
それは、2014年の「あなたのSFコンテスト」に参加した時です。
私は掌編部門に『フルサトRadio』で参加したのですが、それまでネットの片隅で細々と書いていた私はいきなり大きな渦に放り込まれました。
反響が大きすぎて、戸惑いました(でも今見たら、最高のPVで300台でしたが)。
通常の感想の方にも何件か書きこんでいただき、「ふだんよりも読まれてるなあ」程度にしか思っていなかったのに、コンテスト専用の感想板にも書かれてあったり、読了ツイートが流れたり(でも見つけ方が分からず、コンテストが終わってから拝見したものも多数)。
なにより、「自分の身の回りを書いただけ」という認識だったのに、東日本大震災をモチーフやテーマにして書かれたと受け止められたり、被災された方からは(以下省略)。
そんなこんなで、拙作で誰かが傷ついたのではないか不快に思われたのではないか、とかなり落ち込みました。コンテスト自体、途中棄権しようかとも。
それでも最後までしぶとく居座りましたが。
自分が書いた物語で、誰かが悲しい思いをしたら申し訳ない……読んで傷ついたらどうしよう。
それが何より恐ろしく思えました。
小説は、完成してアップさせたなら、もう作者のものではなくて、どう感じ取るかは読者にお任せするしかありません。「こう読んでください」「このテーマは〇〇ですからね」とか言えるはずもないですし。
ふだんより多くの方の目に触れて、ほんとうに千差万別の受け止め方に私自身が戸惑いました。
心が折れる、というよりは疲弊するとでもいうのでしょうか。
あれから一年以上が経ちましたが、今も自分で面白いアイデアを見つけた時には書く前に「大丈夫かな」と一回立ち止まるようにしています。
「書きたいな、でも、これは書くべきではない」というアイデアも何件か持っています。
気に入らない人を揶揄するような作品、弱者を貶めるような作品、無駄に暴力的な作品……そういうものは、書かないにこしたことはないと思っています。
私は書くことで、自分も読んでくださった誰かも、「読んでよかった」と思えるようなものを書きたいのです。
(バッドエンドも書くけどね☆)
うまく書けなくて落ち込む日もあり。「面白かったよ」と言われて舞い上がる日もあり。
どんな時でも、書いていけたらと思うのです。
書くことに関しての雑文が書きたくなったら、別タイトルで始めると思います。未定ですが(;´∀`)
オススメ短編小説の話、書いてないよ!?




