恐怖の通路。
今、何百年と言う睡眠から目覚めた、源氏桜子。
桜子恐怖で動けない、それは「見た事」もない。風景であった……。
今!桜子の物語が始まろうとしていた!
桜子は勇気を出して、歩こうとしたが、5歩手前で睡眠冷凍ポットに引き返すのであった……。
桜子は睡眠冷凍ポットから、未だに居座る、これは恐怖で動けないのである、知らない場所ゆえに。
睡眠冷凍ポットのすぐ隣で居座る、桜子。時より、変な音が聞こえる、もはや恐怖でしかない。
ガクガクと震える、桜子、恐怖で瞼をつぶる、もしかして「夢」なのかも知れない。
そう思って、再度、瞼を、ゆっくりと開ける、先程と変わらない暗闇の部屋であった。
右に音がする「コッン」と……桜子は「ビクッ!」となり、右を見つめる……。
そして、次は左に音がする「コッン」と……桜子は、またもや「ビクッ!」となり、左を見つめる。
桜子は恐怖で両手で耳を塞いでしまう、もう「いやだよ、かえりたいよ……」そう心の中で呟く。
すると、暗闇から目が慣れ始めたのか、微かに見えるようになっていた。
これは暗順応とも言う……。
※暗順応。これは光を感じると目の網膜が動きだして、暗闇に順応する事である。
※話しは、大航海時代になるが、海賊は片方にアイパッチを装着して、夜になると左右対称に変える、これはアイパッチをして目を慣らしていたのだ。
桜子は「勇気」を出して、再度、挑戦する、すると通路側から、「スーッ」と動く物体を見てしまう。
ますます恐怖に叩きだされる、桜子!ふっと過去の記憶が蘇る。
『よいか、桜子よ、陰陽師は「霊」も視えるのだ!』
それを思いだしてしまう、桜子、今のは……間違いない「ゆうれいだ……」と余計に恐怖に慄く!
もう駄目だ……ここは「地獄」なのかも知れないと、7歳で考える、桜子であった。
『そ、そうだ!ここは部屋、外はあかるい……』
桜子は愕然とする、変な窓を見てみると……お外は「暗闇」になっていたのである。
桜子は悪い事をしたから……きっと「天国」じゃなくて「地獄」に落ちたんだ……。
桜子は、いきなり泣くのであった「うわ〜〜ん」
すると摩訶不思議な現象が起きる、通路の暗闇が「ポワ」と光がある事に気づく桜子。
「えっぐ、ヒック、えっぐ……ぐすん」
桜子は涙をふき取り、再度、「勇気」をだそうとした、ゆっくりと確実に「幽霊」に気づかれないように動く!
桜子は忍び足で動く、「幽霊」は音に反応する。と父上様が言ってた。と。
現代に例えるならば「亀」よりも遅い……。
貨物室は広い、桜子は通路だけを見つめてる、もはや「恐怖」で他の物を見る余裕などないのである。
とにかく、ここから「脱出」して家族に会いたい。桜子を突き動かすのであった。
きっと父上様、母上様、兄上様が助けてくれる。と信じて……。
次回へと続く。(EP133)




