Method24:JOKER5
タイトルバックイラスト:西山りょう
その昔、かにがRPGツクール2000で制作したゲームの小説化!
ゲーム版のメッセージや内容を抽出したものを再構成し、西山さんが小説化を担当しました。
エンドレス・ロード関連作品。
https://ncode.syosetu.com/n7077gj/
「次は、能力の限界について説明するよ。実は君のその力は、残念だけど無尽蔵というわけじゃないんだ」
「そ、そうなの……?」
「簡単に説明すると、自分が使うはずの一生分の運を好きなタイミングで出し入れできる反則技みたいなものだから、使える回数に限度があるんだよ。
僕はその容量のことをPP……ポテンシャルポイントという数値に換算して考えているけどね」
「ポテンシャルポイント……」
「人にはそれぞれ可能性が備わってるけど、一般の人が10~20くらいが平均なのに対して、君は1000以上のPPを保持している。まさに圧倒的といっていいかもね」
「でも、さっきのでちょっと使っちゃったかも……」
「あの程度なら、0.01も消費してないと思うけどね。
けど、起こした奇跡の事象が大きければ大きいほどPPが大量に消費されることになる」
「あの……念のため聞くけど、PPがゼロになったら……どうなるの?」
「ありとあらゆる負の可能性が迫ってきて、100%死に至る」
「えっ……?」
「当然だと思うけどね。何しろ、この世に生まれてきたこと自体が大変な奇跡なわけだよ。
その加護を完全に失うということは、消滅を意味するものだと思うけど?」
「そんな……」
呆然とする由香を見ながら、ジョーカーが残りのミルクティーを飲み干した。




