小さいときに死んだと本気で思った件
「絵美ちゃんさぁ、私、小さいときに、
椅子の背もたれに指が挟まったことあって。」
「背もたれに挟まるの?指。」
「こう、木の柵みたいになってて、その間にギュって。」
「ああ、なるほど。」
絵美ちゃんは納得する。
「あのときは、二度とこのままかと思った。
超恐怖だったもん。」
「どうやって抜いたの?」
「私は遊んでますよ、って感じを演じつつ、
死ぬ気で引っ張って抜いた。」
「え、一人で頑張ったの?
頑張らなくていいシーンでしょ。」
絵美ちゃんは八重歯を見せておかしそうに私を見る。
「なんか……頑張っちゃったんだよね……」
「絵美ちゃん、なんかある?」
「いやそれは、前のアレだよ、和佐ちゃん。」
私は、痛そうなのを思い出して足踏みしながら叫んだ。
「指がくっついたやつでしょ!
アロンアルファ!!」
「うむ。」
【町医者・ぬいぐるみ編 明日完結です ꕤ*.゜】
『元公爵令嬢の小さな宿屋―私を抱き寄せた年下の町医者にぬいぐるみを作ってもらいました。』
髭と帽子で「宿屋の親父」に変装する元公爵令嬢と
客でもないのに今日も会いに来る17歳の町医者
今度は、たれ耳ウサギのぬいぐるみをめぐるお話です ( ˶'ᵕ'˶ )
本日から更新ペースを上げて
明日、完結します୨୧
ほのぼの恋愛ファンタジー
読後には多幸感でふんわり ꕤ*.゜
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