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元落ちこぼれのおっさん下等兵、改め────  作者: バナナ男さん


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1 新型人類歴史

【新型人類歴史】1500年。

これは『新型人類』という概念が誕生してからの人類が生きてきた歴史を指す。


ちなみにその前の歴史は【旧型人類歴史】と呼び、約3500年続いていたらしいが、要は滅びてしまった文明としての扱いをされていた。

では、『何故滅びた文明として扱われているか?』と言うと、あることにより絶滅の危機に直面したからだ。


ある日、宇宙から飛来した巨大隕石。

それ自体は、人の全くいない場所……世界中から集められたゴミによってできた巨大な孤島へと落ちたため、幸運なことに被害者はゼロであった。

ちょうど孤島の中心部に落ちたらしいその隕石は、大きなクレーターを作り、そのせいで島はまるでドーナツ型の様な形に。

その後穴の中心部には、巨大な湖の様なモノができたのが衛生で確認された。


人が生み出したそのゴミの孤島の大きさは、なんと日本の面積の約10倍以上で、人類はさっそくその島に降り立ち、隕石を回収しようとしたそうだ。

だが────回収しに来た研究チームが、帰還することはなかった。


ただの物体のはずのゴミが、まるで生き物の様に襲ってきたからだという。


ゴミの集合体とも言えるその化物は、研究チームのメンバー達を、その大きな身体で押しつぶしたり刻んだりして殺した後は、そのまま同化するように自らの体に取り入れたのだ。

そうして巨大化した個体は、今度はゴミの山を歩き回り、やがて海の中へ。

その間にも沢山の同様のゴミの化物が生まれては歩き彷徨い、最終的には海へと消えていった。


衝撃的な事実を知った各国は大きく騒ぎ立てたが、海へ消えたと聞き、ほぼ全世界の人間達は安心しきっていた様だ。

だが────それから直ぐに、人類の大量虐殺が始まったのだ。


ゴミの集合体は生きていた。

海の底の生き物も喰らい、また姿を変え、確実に人類をターゲットにするために次々と地上へやってくる。


その後はまさに地獄。

人類は食われ、ゴミの集合体は巨大化し続け……各国のトップはその化物を根絶させるため戦ったが、相手は強敵であった。


爆弾によって身体を破壊しても破壊しても再生する。

切っても駄目。焼いても駄目。

硫酸で溶かしても、散らばった部品や他の物質を何でも吸収しては新たな異形になって人類を襲う。


かくなる上はと核爆弾が使用されたが……なんとその化物達は核物質まで取り込み、更にパワーアップして襲ってくる様になったのだ。


ここからはその化物と人類の科学力の戦いへ。

残された数少ない人類は、化物が最初飛来したゴミの孤島に拠点を置くことにした。

化物達は、進むことはしても戻る動作は見せなかったことから、そこは人類にとってもっとも安全な場所だったからだ。

そこで居住区を作り科学者達は研究を重ね、その化物と戦える兵器を開発し続けた。


その結果できたのは、【機動巨神モビル・タイタン


人が乗って動かすタイプの搭乗型兵器であった。


全長10m程の大きさの人型のロボットは、限界まで精密に動かすため、パイロットは、機動巨神と神経系を繋げて動かす。

それにより、機械は本来の正確さと人間本来の複雑な動きを可能にし、まさに最強の兵器が完成した。

だが、問題はそれを動かせる人間が限られるということであった。


誰もがそれを動かせるわけではなく、パイロットになれるのは、機体と一定以上同調値がある者のみ。

更に不思議なことは、同じ作りをしているはずの機体でも、能力値が全く違うことであった。

この理由は、未だ解明されてはいない。


パイロットになれる選ばれし者達を【新型人類】

そしてそれ以外の人類は総じて【旧型人類】と呼ばれ、それによって人間の価値が決まる世界、それが今のクソッタレな世界だ。


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