第7話 ウミボウズ
ツルギたちの街から離れた、小さな港町。
陽の光が照らす海の上、漁師たちは魚を取っていた。
しかし。
「? なんだ?」
巨大な人影が海の上に浮かび、それは現れ、漁師たちの船を沈めた。
その巨大で透明な体躯、目に見えないその存在を恐れ。
港町の海に潜む怪物を、人々は「海坊主」と名付けた。
ツルギたちはその海坊主の退治をSwordから命じられ、港町に出撃する。
「てーーっ!!」
そこは既に自衛隊も応戦してる戦場で、数々の戦車が弾を放っている様子が分かった。
数メートルにも登る巨体の人型ghoskeleton。
充分巨大なはずのエクセリクシでも、子どもと大人ほどの体格差さえあった。
海坊主と呼ぶにはふさわしいほどの存在である。
水飛沫を上がらせながら勢いよく海面から姿を出したそれは、ヒカリの駆るμストマであった。
μストマの赤いカメラアイがギロリとghoskeletonを補足する。
ghoskeletonがμストマの存在に気づき、叩き落とそうと腕を振るう。
ヒカリはそれを軽々と避けながら、ビームアックスを構えた。
「いくよぉ〜〜」
ヒカリはビームアックスを叩きつけながら螺旋に駆け上がり、次々とghoskeletonに斬撃をつけていく。
ghoskeletonは怒り、暴れて戦車を次々と落としていく。
それでもヒカリは止まらない。
ヒカリのμストマは水陸両用機であり、水の中でも戦える。
だがツルギのメスカは陸戦機であり、水の中では戦えないため支援用の装備で応戦するのだった。
メスカは滑空砲を構えて、ghoskeletonの放つ小さな魚の群れを撃ち落とした。
今度はghoskeletonが鱗のようなものを飛ばしてくるが、ヒカリのμストマはビームライフルでそれを次々と撃ち落とし、ビームアックスを振り上げた。
「これで、終わり」
ヒカリはビームアックスをまっすぐ振り下ろし、まるで太刀のようにして海坊主の身体を真っ二つに叩き切った。
塵になって消え、海坊主はそこから払われていく。




