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異世界最強の転移者と15人の美少女闘刃姫  作者: 西村将太郎
第4章魔人ラッソ
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4-1 引っ越し

ご愛読、ありがとうございます。

第4章魔人ラッソ編の開始です。

 軍務大臣と干支座を崩壊させたクーヤ達は、産業革命を起こすきっかけとして学校の建設にいそしむのだった。


 〇学校の建設地 転移140日目

 俺の名前は浅野空也34歳、日本で天涯孤独なエンジニアをしていたが上司とクライアントに陥れられて落ち込んでいると、空が光って気を失ったんだ。


 目が覚めると城の中に居て、そこは月と富士山があるけど、角のある白人が支配する異世界だった。

 俺は異能と呼ばれる超能力に目覚め、身体強化やインストールと言う日本故人の能力をコピーできる能力などを手に入れた。


 容姿もハイティーンになったし、異能と言うチートも手に入れた俺は、この世界で生きていこうと決断する。


 そんな時青龍国の王女リョウカ様の護衛で、信帝国の首都天都に行くことになった。天帝様も俺に会いたいと言っていたので俺は行くことにした。

 友人のカクタス、従者の狼獣人のヒイと一緒に天都に旅立った。

 途中、奴隷の猫獣人ミヤを従者に加えて天都に着いた。


 天帝様に会うと日本が核攻撃で大打撃を受けていること、俺が核攻撃で発生した魔力で自分で異世界に飛んだことが分かった。

 そして天帝様からは信帝国で産業革命を起こして欲しいと頼まれたんだ。


 でも、既得権益を守ろうとする悪徳大臣や、悪徳ギルドが天帝様や俺達に戦いを挑んできたんだ。

 何とか勝ったんだけど、その間に俺の転生に巻き込まれたJKを従者にして仲良くなったり、新たに王女様や勇者パーティーの剣士を従者にしたり大変だったんだよ。


 今、産業革命を起こす人員を育てるのに学校を作ろうとしてるんだけど、その中に俺の家が完成して引っ越すことになったんだ。


 だから今日は新しく建ててもらった俺達の家に引っ越しだ。

 今まで帝城住まいだったから、ちょっと肩身が狭かったんだ。

 近衛や警らから手伝うと言われたが、次元収納があるから断った。

 家具等はもう買って備え付けてるからね。


 そうそう、警らと仲良くなったのは、クーデターの時のうちの子達の武勇伝を聞いて、訓練を依頼してきたからだ。

 ドワーフが学校関連の仕事を手伝ってくれるから、うちの子達が暇を持て余し気味なんだよ。


 ただ警らの訓練場は近衛のそれと違って、衆人環視の状態だから、うちの子達の正体がバレルんじゃないかと心配している。

 クーデターの時のうちの子達の活躍は、結構庶民にも広がってるらしい。

 街に行った時にいろいろ言われたり、付きまとわれるのは嫌だからね。


 学校用地は2km×2kmくらいの大きさで、高さ3mの壁に囲われている。

 俺達の家は西の壁際の中央付近にある。

 舗装した道が北側にある正門から続く。

 西側は、芝生を張った公園になっている


 家は東西に長く、南側の玄関を入ると左に応接室、正面には食堂兼談話室がある。

 食堂から左のドアは俺の個室、個室からは応接室に出られるようになっている。

 食堂を通り過ぎて、右に行くと北側に階段、さらに一階を奥に行くと更衣室と風呂場、その奥には洗濯場とトイレがある。


 階段を登ると従者用の個室が5つ並び、やはり右奥にトイレがある。

 従者用の個室は2階から4階までの15部屋用意されている。


 4階は転生組が嫌がり、ジュレイとドーテが入り、迷信深いんだね。

 3階はマシロ、アカネ、アオイが入居した。

 2階はヒイとミヤが二人で一室となった。

 各階の両端は階段から遠いので敬遠された。


 実は今日、ドワーフ族のライヤもここに来ることになっている。

 学校やドワーフ族の体制について、ドワーフ族で話し合いが行われた。

 そこで、ナオジが族長兼校長と言うことは決まったが、従者はライヤが譲らず、ドワーフ族の学校関係者はライヤの孫従者となった。


 まあ、人選をドワーフ族に任せたのは俺だから、結果に文句は言わない。

 帝城の宿泊所は一杯だったから、今日こちらに来ることとなった。

 みんなが引っ越し荷物を片付けた頃、ライヤはやって来た。


「こんにちは!おじゃまします!」

 可愛い声で挨拶するのはライヤで、隣で頭を下げるのはナオジだ。

 俺達は食堂に居たので玄関からすぐに分かったようだ。


 ライヤも次元収納が使えるので手ぶらだ。

「お引越しおめでとうございます。私は建設予定地の方に向かいます」

「わざわざ、悪かったな。もうじき君達の宿舎もできるから、それまで迷惑をかける」


 俺はナオジを労う。なぜなら製鉄所の建設予定地はここへ寄ると2km以上離れている。

 恐らく他のドワーフたちは先に製鉄所予定地に向かったのだろう。

 製鉄所の職人をインストールしたドワーフたちが、俺の代わりに製鉄所の建設を監督してくれる。楽でいいね。


 ライヤは4階に住むこと決めたらしく、ジュレイ、ドーテと階段を登っていく。

 思春期女性特有の明るく高い声が新築の俺の家に響く。

 ふと彼女達にとって、俺の存在とは何だろうと思う。


 こちらの世界の女性にとって、優秀な男の子供を産むことが最大の使命だ。

 そう思っていそうなのが、転移組とジュレイを除いて全員だ。

 まあ、こちらの世界では優秀な男の子供が産めれば何人目の妻でも関係なさそうなんだ。


 転生組は孤児と言うのもあって、俺を保護者と見る面が強く、俺が与えた能力がなければこの世界を生き抜いて行けないと考えている。もちろん、核戦争が終わったのかどうかも分からない日本に帰るのはもっと不安だ。

 俺に逃げられないように配偶者の立ち位置を求めるのも仕方がないだろう。


 ヒイは孤児なので俺を父親を重ねるところも多いだろう。俺も父親のつもりだ。

 一応結婚の約束はしたが、大人になれば男が出来て、俺の元を離れていくのだろう。

 そうなったらハイジを引き取ってやんないと、普通の家では狼の魔獣なんて飼えないからな。


 ミヤは父親に奴隷に売られると言う壮絶な経験をしている。

 俺に保護者以上の感情を持つのは仕方がない。

 ヒイと同じく結婚の約束はしているが、それも時が解決してくれるだろう。

 きっと彼女の王子様が迎えに来てくれる。


 ドーテは俺に求婚はしているが、出身部族の問題がどうなるかで結果は変わりそうだ。

 俺の考えではこちらに村ごと移動させ、仕事を与えてやれば解決すると思っている。

 その結果、彼女は村長を継ぐことになるだろう。

 そうなれば俺との結婚もなくなるんじゃないかと思ってる。


 ジュレイは俺との結婚を望んでいないように思える。

 彼女には西域の白虎国から優秀な人材を学校に出して欲しいと思ってる。

 彼女も強くなるためにここにいるみたいだし、ご両親も普通の結婚を望んでいるだろう。


 ライヤについてはあれだけ従者にこだわったのは、俺への想いがあるのかもしれない。

 彼女のドワーフ族への想いがそうさせたのかもしれない。

 まあ、落ち着いてから考えればいいだろう。


 昼食の時間になったが、まだ給食の施設はできていない。宿舎と併設となるので後ひと月ぐらいかかる予定だ。この家にも一応調理器具は据え付けたので、朝買って来た食材で調理の開始だ。

 ヒイとミヤ、転移組が調理を開始した。


 ヒイとミヤは天都に来る旅程で、料理はある程度教えたし、転移組は孤児施設で持ち回りで食事の用意をしていたらしいので安心だ。

 黄河流域では小麦が主食で、帝城ではパンや麺、水餃子などが続いたのだ。


 日本人としてはご飯が恋しくなるのは仕方ないだろう。だけど天都では白米が手に入りにくいのだ。

 実は西域や朱雀国に行く道中ではご飯を食べていたがそれでもだ。

 しかし、青龍国で二か月半の量を用意してもらった炊き立てご飯やおにぎりは、まだひと月分ぐらいしか使ってない。


 食品は当然のように種類が少ない。

 肉は鶏とあひる、豚で牛はめったに手に入らない。

 野菜も種類が少なく、特にヨーロッパが魔王に侵略されているので大航海時代がなく、南北アメリカ大陸産の野菜がない。


 トウモロコシ、ジャガイモ、サツマイモ、トマト、ガボチャなどの野菜、他にも唐辛子、カカオ、ピーナッツなんかもないのだ。

 ヨーロッパの南北アメリカへの侵略は許せぬものがあるが、食品を広めてくれたことは感謝したい。


 産業革命が終わったら、南北アメリカ大陸から食品を集める旅をするのも良いかな。

 だが品種改良されてないから、おいしくは食べられないだろうな。

 でも日本から持ってきて、栽培するのは違うと思うしなあ。


 ライトノベルの転移物とか読んでて、その世界には必須アミノ酸やビタミンは存在するのだろうかと思ってしまうのは、少々ロマンが欠如していると思うが、この世界は日本の現実とそこら辺がずれてなくて助かるとは思ってしまう。


 昼食の食休みを応接室で、そんなことを考えて休んでいるとキャーキャーと黄色い声が響く。

 短く刈り込んだ芝生の庭にバスケットコートとバレーコートを作ってやったのでそこで騒いでいるらしい。転移組がルールを知っているので任せていた。


 応接室の西側の窓を開けると庭が見えた。

 4人ずつに分かれてバレーの試合をしている。

 左側がアカネ、ヒイ、ジュレイ、ドーテ、右側が、マシロ、アオイ、ミヤ、ライヤだ


 アカネが左側のコートからサーブをする。

 アカネがボールを高く放り上げる。

 そして助走、ジャンプ・・・高い!3mは跳んだ。

 そしてスパイク、うなりを上げて相手コートへ。


 マシロが飛び込んで片手レシーブ、アオイがバックにいるミヤに高いトス。

 コート外まで下がっていたミヤが助走して、かなり後ろでジャンプ。

 空中で180度捻って・・・何するつもりだ??


 オーバーヘッドキックだ。ええなんで??!!


 ブロックに跳んだジュレイを弾き飛ばして、ボールはコート外、塀の方へ。

 ドーテが塀を足場に三角飛び、何とかボールを自コートへ戻す。

 ヒイがサイドハンドでボールを強く打って相手コートへ返す。


 ボールは強いドライブがかかっていて、弧を描いてライヤの前に落ちる。


 俺の脳裏に金メダルを10個ずつ首に下げて、俺に向けてVサインを出す、ヒイとミヤの姿が見えた。

 こちらでオリンピックがあればうちの子達で金メダルを独占することは間違いない。


 その時であった。

『クーヤ!、至急帝城に来てくれ』

 天帝様からの従者通信であった。

面白かったですか?何かで評価して頂けると参考になります。

次回は謎の失踪事件をクーヤ達が追います。

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