P32~P33 約1200文字 GOGO! 夜の金閣寺 with 瀕死のパピィ の巻
今回は短いよ。
でも濃いよ。
そして、ちょっぴりホラー風味。
夏の夜だしね。
覚悟はできた? じゃあ、いい? いくよ。
住職にひきあわせられた日。その日はそのまま泊めてもらうことになったと。で、夕食を食べてから金閣寺を見に行くことにした溝口。
なんでそうしたかっていうのは、月が登ったからだって、わざわざ倒置法で言ってる。たぶん、月に照らされる金閣寺を見たいって溝口が思ったってことを読者に思わせたかったのかな?
まあ、お父さんがついてくるんだけども、溝口の肩に置かれたお父さんの手は、月の加減で白骨に変わっていったんだって。で、そこの説明でここの部分は終わる。
で、俺が思ったのが牡丹灯籠っていう怪談を思い出したんだよね。まあ、俺が読んだのはマンガなんだけどね。
俺の記憶違いがあるかもしれないんだけど、そのマンガのシーンで満月をバックに手を取り合う男女のシーンがあって、女の人の方が白骨姿なのね。
夜の暗さ、明るい月、白骨っていうのが、マンガと共通してる部分で、それは三島と漫画家という少なくとも二人の創作者が画になる構成要素と判断したってことだよね。夜の闇、明るい月、白骨の組み合わせって。金閣寺の方は、ここに、さらに金色が加わる。
すごく幻想的なイメージが浮かんだんだよね。で、ここに音の要素が一つ入るんだ。
「夜鳥が叫びをあげて飛び翔った」←引用
で、その後に、肩に父の手の重さを感じたと続くんだけど、この前までは月に照らされた金閣寺の描写が続くんだ。さっきまで幻想的で静かなイメージを俺はしていた。で、そこに突然の鳥の声。で、お父さんの肩の重みに気がつく、・・・・・・と。
で、そのお父さんの手は白骨っぽかったって。・・・・・・
ホラーじゃん!
月明かりが照らす静寂のなか、美しい物に目を奪われていたら突然の物音。そこから肩に乗せられてたのが白骨に気がつくって、それって、伝統的なジャパニーズホラーじゃん!
しかも舞台は金閣寺という名のお寺だしっ。
ということで、綺麗なものに気をとられている間に気がついたら死んじゃう、っていうひとつの人生のパターンを思わせられたよ。
でも、これ多分、三島が美しいものと死っていうものを対比させるというか、お互いの存在を引き立てるっていう目的があったんじゃないかな? 金閣寺の鳳凰を永遠の時間を飛ぶとかって言ってたし。死んだら永遠だし。
どうやら、美と死と永遠っていうのがこの金閣寺
どうだろう?
よし、より考えるために、なろう小説風にやってみるか。
その美しすぎるセクシーお姉さん系の魔王をダンジョンの闇の中、たいまつのオレンジの光がゆらめきながら彼女の白く柔らかそうな肌を照らす。彼女はもちろんビキニアーマー姿だ。一見戦闘には向かないと思われる。
だが、油断してはならない。たいまつの光を煌めきに変えて反射するそのビキ二アーマーは白金色だ。恐らくのボーン鉱石で作られたもの。ということは・・・・・・
しまった。
俺は後ろのパーティメンバーを振り返った。
おじいちゃんプリーストのオショサン、その姿を白骨に変えていた・・・・・・
こんな感じだけど。
いや、ごめん。これ作者の勉強のためだきゃらっ! メモ代わりだからっ! 備忘録としておいときます、だきゃらっ!
はい。じゃあ、今日はこの辺で。バイビー
あ、次が第一章の終わりだよ。
そこで最終回にするか、その次にまとめてきなものを加えるか考え中なんだ。
どうなるかわからないけど、とりあえずは、またねー。




