P30~P32 約7000文字 住職だって人間だもの の巻
父の修行僧仲間だった金閣寺の住職とひきあわされた溝口が、その時の様子を述べる部分。
語られるのは金閣寺の住職、田山道詮和尚の見た目と父との会話の様子、あと。のちに和尚から聞いた話としての父と和尚の思い出。
で、この部分で浮き世離れというか、聖なる存在というか、何かお坊さんに対するイメージを壊しにかかってる。
まずは事実として、二人が修行僧になるために厳しい儀式を乗り越えたこと。
次に、後に聴いた思い出話として、就寝時間過ぎてから二人が寺を抜け出して、女の人といちゃちゃしてたこととかが語られる。
っていうか、俺、自分の親のそんな話聞きたくないっす。溝口君がちょっと可哀想っす。
そして、過去進行形とでもいうのか、和尚と引き合わされたときの和尚の外見と父と和尚の会話の内容。
ちなみに、厳しい儀式とは2つあって、こんな感じ。
庭詰といって許されれまで終日玄関先で自分の荷物の上に頭を垂れて過ごすこと。
旦過詰といって、狭い部屋で坐禅を組み3日間過ごすこと。
現代風に解釈すると、受験を乗り越えて入学した高校で、厳しい規則のなかだけども、寮母さんの目を盗んで、やんちゃな寮生活を送ってるって感じかな。
ったく。・・・・・・
アオハルかよ?
なんつって。
で、和尚の様子は後回しにして、二人の会話でかたられていたことなんだけど、それは名僧の死に際の話だった。
で、そのパターンが3つある。
1,死にたくないって言って死ぬ。
2,もっとあかりをって言って死ぬ。文豪ゲーテみたいに。
3,銭勘定しながら死ぬ。
あと、和尚の台詞を引用するね。
「東京から送ってきた菓子や。今ごろこんな菓子はめずらしい。店には出さんと、軍や官庁にだけ納めてるんやそうや」引用
でね。文章はそんなお菓子を緊張しながら食べていた溝口の様子につづく。それから、和尚と父が軍や官僚が神社を大切にして寺院をないがしろにしていることに憤慨していることが語られる。
この住職、なんだかそこら辺によくいるオッサンじゃん。友達の息子にうまいもん食わせたろっていう優しさなのか、友達の息子に、ウチの寺はこんなご時世でも軍や官庁なみにうまい菓子があるすごい寺やで、ってことなのか判断できなかったけど。
あと一応言っておくけど、この後に父が和尚に溝口を託す場面があるから、溝口を安心させるためためっていうのは俺は除外して考えんたんだ。
でさ。俺は寺に馴染みがないから、なんとなく社会から隔絶されているというイメージを持っていたんだけど、そんなことないんだって思った。
しかも、溝口、和尚の頭を精力が集まっているようで動物的とか言ってるし。
で、そんな中、溝口は、春の空に吸われて円みを帯び、衆生の足音を思わせる観光客の団体の足音をBGMに、鳳凰を見上げたとある。
で、その感想は書かれていない。
感じろ、というか想像を促してるんだろうね。そのときの溝口の心境を。
死が近づいている父の過去と未来を想像させながら、一方その頃、鳳凰は・・・みたいな、さ。
三島は・・・のところを溝口がどう考えたか、読者自身はどう考えるかっていう二つのことを、読者に考えさせたかったんだろうなって思ったよ。
まあ、今日はこんなところかな。なろうテンプレ風に書こうと想ったけどいいのが思いつかないや。、期待してない?
こりゃまた失礼。
んじゃ、またね。




