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~責任者~

白髪といっても年を取っているわけではなく、


見た感じでは20代半ばであろう。


「ほ、本当にすみませんっ!!」


私は一歩下がるとともに、


深く頭を下げた。


この前のカツアゲで少し恐怖心が出てきているのであろう。


「そんなに謝らなくても、誰でもあることですから。」


男の人はそう言って私の方を軽く叩いた。


この人は正真正銘の優しい人だ…、そう強く思う。


「あぁ、そうだ。どうせなら夕飯食べていきませんか?今夜は鍋なんですよ。」


ぐしゃりと腕から下げていたスーパーの袋を持ち上げ微笑んだ。


朗らかな笑みだった。


「あの……ありがとうございます!でも、ごちそうになるわけには…、それに2人はちょっと。」


「あれ、もしかして勘違いしてる?大丈夫安心して、ほかにも女の子とかもいるから。」


「えっ!そうなんですか!!」


勘違いをしてしまった自分が、急に恥ずかしくなる。


「あ~そういえば名前を言っていなかったね。俺は渡辺雄二。よろしく。」


「わ…私は風月真夏です!こ、こちらこそよろしくおねがいします!!」


そう言い笑っていた私だったが、この後アイツが現れるとは考えてはいなかった……。

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