第2次ロイヤルスイートのキミ攻略作戦 1
「ちょちょちょちょっと待って」
彼女から見えないようにスマホをチェック。例の追跡アプリで確認!
俺の部屋番と、美奈の家族部屋の部屋番と、あと上階の部屋番を入れて…出た!俺と美奈と彼女、3人分のアイコンが入ったこの階のマップ。
巻き戻し…あれ?彼女だけ消えた。早送り…俺と美奈がくっついてエスカレーターを上がって…ここだ!少し後ろに離れて彼女のアイコンが急に出現してる!忍者か?!
「なに見てるんですか?」
「ななな何でもない!俺は賢人。君、名前は?」
「私?!えーっと、あの、リ…」
「リ?」
リカ?リサ?リタ?リナ?どれだ?
「じゃなくてラ…ライムです!来る夢って書いて来夢」
「へ〜意外と可愛い名前だね」
「意外とって…あんまり可愛くないですか?」
「違うって!すっごい美人だなってみんなで噂してたんだ。もっとお嬢様っポイ名前かと思ってた」
「お嬢様?たとえば?」
「そうだな…麗しい華と書いて麗華とか。麗華お嬢様」
慌てて言い訳したら彼女はクスクス笑った。良かった機嫌が直って。しっかし落ち込んでも可愛いけど笑うと本当に魅力的な美少女だな。エレベーターで会った時は澄ました美人かと思ってたから意外だな。
「レイカの方が良かったですか?」
「いや、ライムいいよ可愛いじゃん来夢」
「あ…ありがとう…」
頬を染め恥ずかしそうに視線を逸らす来夢。意外にいい雰囲気じゃん!行けるんじゃねコレ?




