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幼馴染のツンツンな委員長が、異世界では俺にデレデレなんです  作者: 松林ゆきひろ
夏合宿、本格始動!
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スイート・スイートルーム 3

 もちつけ俺。さくらが俺達にオイシイ合宿を提示したのは夏コミのイベントで自サークルを成功させたいからだ。

 そのニーズを満たさなければこんな好条件でのお誘いは2度とない。だから俺が悪役の漫画も我慢して受けたんじゃないか。ここは我慢だ。

 高校3年間真由美と華麗な青春を謳歌するには学園内で無理筋でも通せるさくらの協力が不可欠だ。そのためにはさくらの予想の数割増し…いや2倍3倍のパフォーマンスを上げて期待値を遥かに上回るのが望ましい。

 もっともソレが当たり前になると次から報酬はそのままノルマが上がるだけ。その場合は報酬を増額しなければその能力で貢献しない、ヨソで働く事をチラつかせて報酬アップの交渉をする必要がある。

 まずはそのとっかかりは出来た。俺まだ何もしてないけどな!


「この調子なら夏コミ分どころ2、3冊出来そうだな」

『全巻一気に終わらせる気で頑張ってるよ』

「流石バイトの鬼」

「僕の分のボーナスも飯田(いー)さんにあげるから一緒に頑張ろうね」

『ありがとう谷くん』

 (イズル)✕さくらと違って優介✕飯田(いー)さんは上手く行ってるようだな。

『時間が余ったら山田くんの塗り直ししたいな』

「ちょっと待て」ソコ(こだわ)らなくていいから。

清水(しー)さんとも相談してもっとリアルに…』

「ま…まさかソレ真由…清水(しー)さんに見せてないよな?」

『さっき帰って来たけど全部私がやるって言ったら|お風呂入るって』

「なぬっ!風呂とな?!」

『ここ露天風呂あるから』

「俺も入る!」

『え〜私も入りた〜い』

「じゃあ男子部屋も全員で入るか!お〜い(イズル)〜みんなで風呂入ろうぜ〜」

「賢人、妹さん見えたよ」

「ちょり〜ッス!」

「って美奈!何で水着?!浮き袋まで!」

「だぁって〜、家族部屋には露天風呂ないんだよ?」

「だったら女子部屋行けよ女子部屋!」

「お兄ちゃんと入りたい入りた〜い〜」

「いや…待て待て待て。水着は今クリーニング中で早くて明日の朝って話だ。何で美奈あんだよ水着?」

「フンスッ、お風呂用は別に持って来た!」

「鼻息荒っ!それ自慢するトコ?!俺、替えの海パン持って来てないんですケド?!」

「なくていいよ♡」

「んなわけ行くか!」

「普通のパンツでも一緒いっしょ〜」

「いや…それは流石に…」

「僕はグンパンだからやめとくよ」

 優介が逃げた!ま…まあ白ブリーフで女子中学生と風呂に入ったら悪い意味で伝説になるから仕方ないよな。黄色いシミ付いてたら最悪だし。

「フッ…僕もさくらに怒られるのが怖いから遠慮するよ。兄妹(きょうだい)で楽しんで来るといい」

(イズル)お前カッコいいのに言う事カッコ悪いな!」


 こうして男子部屋では俺と美奈が、女子部屋では真由美と飯田(いー)さんが露天風呂に入る事になったのである。




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