さぁ、訓練開始!
「よしよし、皆、自分の精霊が大好きな事を思い出したね。
訓練開始!と行きたいが、
ちなみに、今まで老害どもに何を習ってたんだい?」
ばぁちゃんがカクさん達にそんなことを聞いている。
「ああーー、なんか、妖精型の精霊が、動物型を従えるように、とにかく、妖精型の方の属性の魔力をあげろ、って、そっちばっかり使わせられた」
スケさんがシュンとして答えている。
ハチくんとヤシチくんも顔を見合わせて苦笑いしてる。
「そうなんだよ!だから、私のダイヤは既に上位精霊だから、アクアやライドの練習をするのだと思ったじゃないか!アクア達も上位精霊になれるように!そしたら、ダイヤがアクア達を従える練習をしろ、って。
土が水や風を従えろ、って、意味がわからん!!」
カクさんは怒ってるね。うん。意味わかんないね?
「…本気でアイツら潰してやろうかね?」
ばぁちゃんが額に手を当て天を見上げてる。
「よし!老害どもの教えはキレイさっぱり、跡形もなく、金輪際忘れな!!
良いかい?精霊同士に従属関係なんかありゃしないよ!
確かに、火は水で消せる、水は土に染み込む、土は風で飛ぶ、そんな感じでお互いの効果を打ち消すこともあらぁな。
でもそれは従えてる訳じゃない。
相性の良し悪しだよ。
なら、相性の良いもの同士で伸ばし合えば良いだけの話だろう?
スケが魔力暴走した時の水の竜巻、アタシゃ、感動したんだよ。
水が風を従えるんじゃない、水と風がお互い協力すりゃ、とんでもない力になる。それはお互いが信頼関係がなきゃ出来ないよ。
一方が力で抑えつけたら反発するもんさ。
同じ力で、同じ制御をしなきゃいけないんだ。難しいよ!
良いかい、もう一度、ちゃんと思い出しな!!
精霊達は従える物でも、命令するものでもないよ!アンタ達の大切なパートナーだ!
精霊の大好きには大好きが返ってくるんだ!大事におし!!」
「「「「「「ハイ!!!」」」」」」
そうだよ!精霊は裏切らないもん!!
「よし、良い返事だ。
じゃぁ、さっそく訓練と行きたいが、属性が3種類あるからね。
まぁ、じゃ、妖精型の方の属性はさんざん練習してきたらしいからね、
今日は初日だ、動物型の属性の制御訓練をしようか。
風は?誰だった?」
「「「ハイ!!」」」
カクさん、スケさん、オギンちゃんが手を上げる。
「カクはもう1つあったね?水か。カクは水の方に回っとくれ。
風チームはスケとオギン。
水チームはカクとユズリハ。
土チームはハチとヤシチで、今日はやってみよう!」
「「「「「「ハイ!!」」」」」」
風チームは僕とオギンちゃんで出来なかったハネーボールをしている。
土チームは、前にもやった泥人形作り。お水はハチくんのシーローゼちゃんがヤシチくんの分も出してる。
水チームは、まず、タライに一杯の水を出して、その水を七変化させてみな、だって。
はて?と首をかしげていると、ばぁちゃんが見せてくれたのは、タライの表面がモコモコと浮き上がって、水の松雪が出てきた、と思ったら、トプンとタライに戻って、次は栗之助の顔がタライから出てる!と思ったらトプンと戻って、今度は桜子のお昼寝姿!
「こんな感じで、水の表面に造形するのさ。まぁ、最初はやっぱり団子からだね。団子が1つ出来たら、団子2つ重ね、その後で、そうだね、カップケーキあたりがいいんじゃないかね。頑張りな。
さぁ、アンタ達!楽しいからって自分の魔力量を把握するのを忘れんじゃないよ!
倒れたら、栗之助が顔をヨダレまみれにするからね!!」
「「「「「「ハイ!!」」」」」」
って、元気よくみんな返事したのに、ヨダレの被害に合わなかったのは、
ヤシチくんだけでした。
栗之助 ワン!べろんべろん♪ハッハッハッハッハ(たらーり)ワン♪
ブルーメ うん、栗之助が楽しそうで何よりだよ
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