みんな、そろった!
「「「おはようございまぁす!!」」」
玄関から元気な声が聞こえてきた。
僕は大急ぎで玄関を開けて「おはようございます!!!」元気に挨拶を返すと、
そこには
にっこにっこのハチくんとオギンちゃんに照れ笑いのヤシチくん。
その後ろにちょっとオロオロしているスケさんと、それを引っ張ってるカクさん。
「みんなそろったぁぁぁ!!!」
僕は嬉しくて、跳び跳ねながら叫んじゃったら
カクさん達も顔を見合わせて
「「「「「うん!!!」」」」」
にっこにっこで、うなずいてくれたんだ!!
「老害ども、世話ぁかけさけるんじゃないよ、まったく!!」
ばぁちゃんが腕を組みながら、お城の人達に怒っている。
「よぉし、やっと皆揃ったんだ、まずは全員の精霊達の御披露目といこうじゃないか!
ユズリハとアタシに、アンタ達自慢の精霊を紹介しとくれ!!」
「「「「はい!!」」」」
みんな笑顔で元気よくお返事してくれると、
「じゃぁ、やっぱり最初は私であろう!」
カクさんが立ち上がって前に出た。
僕たちは地べたに座って「わーい!」と拍手したら、カクさんはご満悦。
「よし!私の精霊達だ!最初は水のアクア!」
ポンっとカクさんの左の顔の辺りに水の球が出てきて、なんと、その中に全てのヒレがひらっひらの金魚が入って、太陽の光に反射してキラキラ泳いでる!
「うわーうわー!!めちゃくちゃキレイ!!スゴいね、キレイね!カクさん!!」
僕は目一杯手を叩いて喜んじゃった。
「そうだろう、そうだろう!ユズリハもこの美しさがわかるよな!「うん!すっごいステキ!」
そう、こんなにも美しいのに、宮廷精霊遣い達は…って、いけないいけない。
次を紹介しよう!次は風のライド!」
なんと!
カクさんの隣に羽の生えた白い子馬が出てきて、カクさんに頬ずりしてる!!
「カクさん!カクさん!!ペガサス!ペガサス!!!ちょーーーーーーカッコいいい!!!」
僕は立ち上がって拳を天に突き上げて、跳び跳ねちゃった!!
「流○拳じゃないよ、ユズリハ落ち着きな。カク、すごいじゃないか」
ばぁちゃんも感心したようにうなずいている。
「ユズリハもこのカッコ良さがわかるか!そうであろう、そうであろう!ライドのこの白く輝くボディ、まだちょっとしかないたてがみの愛くるしさ!そして何よりこの翼!この、うぷ」
猛烈にしゃべっているカクさんの顔に、虹色に光る羽の生えた、ちっちゃいお人形のようなものが張り付いた。
それをペリっとはがしたカクさん。
「ああ、すまん、君を忘れた訳じゃないんだ、ちょっと男のロマンについて語ってしまっただけなんだ。
最後に紹介するのは、土、金の上位精霊、ダイヤ、妖精型だ!!」
虹色の羽のお人形さんは、カクさんの顔の前で一回転して、膝を折ってご挨拶してくれた。
「カワイイ!!お人形さんみたい!羽は虹色だけど、髪や瞳はカクさんと同じ色だね!!」
僕はまたもや手を叩いて称賛する。
「そうなんだ!この素晴らしい虹色の羽に、私と同じ金髪でエメラルドグリーンの瞳も素晴らしい!
でも、3精霊みんな唯一無二の私の精霊だ!」
カクさんが愛おしそうに精霊達を撫でている。
すっごい、ステキ、カッコいい!って、みんなで沢山拍手した。
カクさんはにっこにこ、みんなもにっこにこ、と思ってたら、
「次は、スケ、アンタの精霊を紹介しておくれ!」
ばぁちゃんの声に、みんな一斉にスケさんの方を振り向いたら。
反応したスケさんの顔は、なんか泣きそうだったんだ。
カク そうだろう、そうだろう!私の精霊達は皆、私のように美しく、いかにも王族に相応しい高貴な雰囲気をまとっているではないか!!見よ!このアクアの素晴らしいヒレを!幾重にも重なるような…
ユズ こんにちはアクアちゃん!このきれいな水球をそうそう、光の加減で、あ、まぶしくない?大丈夫?ぼら!虹色の中で泳ぐ金魚、めっちゃきれいよ!
全員 おおおおおぉぉぉぉ!!!!!
カク 私の精霊の素晴らしさの紹介はまだ語り足りな、って、さすが私のアクア、美しいな!!
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