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もふもふ至上主義ですが、なにか?  作者: 犬丸 大福
エルフの里

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ご~いんぐ まいうぇ~

「問題はこれだけじゃない感じかい?」

ばぁちゃんはヤシチくんにさらに聞いている。


「んー。スケも、ちょっと?だいぶ?怒りっぽくなってる」

落ち着いたオギンちゃんが、顔を上げてばぁちゃんに答える。


「そうなのかい?オギンはそう感じたんだね?そりゃまたなんで?」

ばぁちゃんはオギンちゃんを撫でながら聞いてみると


「んー。多分、カク様はハイエルフだから3精霊で特別で素晴らしいって。

スケはエルフだから2精霊なのはいいんだけど、ハチとヤシチも2精霊だから。年下と同じで情けなくないのか、上位精霊だったらなって、私にもっふるを奪われて悔しくないのか、って。

私、もっふる奪ってないよ!

もっふるが私を選んでくれたんだよね!!」

言いながら、オギンちゃんはまたちょっと興奮してきた。


「もちろんさ。もっふるはオギンの事をこんなに心配してるじゃないか。相思相愛だよ!」


「そーしそーあ?」


「お互い思いあってる、両想いって事さ。オギンだけじゃないよ、スケの精霊だって両想いで一緒に居るんだ。

いやマジで老害だな!スケはなんて言ってた?」


「俺の精霊をバカにするな!俺は誰よりも強くなってやるからな、って、なんか、怖いの。話しかけても邪魔するな、って」

オギンちゃんは、ばぁちゃんにグリグリと頭を押し付けている。


「ああー…まぁ、悔しさを向上心に変えるのはいいが、老害どもの指導の元じゃ、それが違う方向に行きそうだねぇ…


とりあえず、ヤシチ。


オギンは魔力暴走の危険があるから、風の上位精霊の桜子がついてるから抑えのきく森の外れのこっちで訓練した方が良いいだろうと、ブルーメが訓練を引き受けた、と伝えてくれ。


で、アンタ達4人もオギンが心配だろう?

週に1回皆で様子を見に行こう、って3人に提案しな。

その時に、うちにいる松雪達上位精霊とアンタ達の精霊も、上位精霊との交流でいい方向に向かうよ、ってアタシが言ってたって言うんだよ。

そしたら多分、スケも来たいっていうだろう。


そんで、4人で老害の宮廷精霊遣いを説得しな。そこは頑張りな」


「わかった、がんばる!」


「気をつけて帰るんだよ!精霊達もヤシチを、それから子供達を守ってやんな!!」

ばぁちゃんがそう叫んだら、ぴょこん!と羽の生えた小さな人間と、ウサギ!ちっちゃい垂れ耳ウサギが出てきて手を振ってる!!


「うわーうわーうわーうわー!ヤシチくんの精霊も紹介して欲しかった!!」


「ああ、確かに。ま、次回に期待だよ。

さぁ、オギン!

本当に訓練するけど、その前に。

ユズリハの契約精霊達との顔合わせだ!可愛い過ぎて悶絶するよ!さぁ!心の準備はいいかい?!」

ばぁちゃんが、威勢良くオギンちゃんに声をかけると


「ユズリハも?ユズリハも精霊と契約した?!もっふもふ?もっふもふなの?」

オギンちゃんは、パッと顔を上げて嬉しそうに声をあげる。


「うん!僕のもふもふ達のかわいさが止まらないんだ!!1日中でも撫でてられるよ!

今までお利口さんにしててくれてありがとう!さぁ、出ておいで!」


「わん?わん!」『終わった?終わったの!』

「メェ?」『やっと?』

「にゃん♪」『アタクシの可愛さにひれ伏すが良くてよ♪』

僕のもふもふが飛び出してきた!


「カワイイイイイぃぃぃ!!」

オギンちゃんは、目をキラキラさせて近寄ってきた。


「撫でても良いかしら!」

ちゃんと聞いてきてくれる。


「わびすけ達、オギンちゃんが撫でてもいい?」

「わん!」「メェ!」『『もちろん!』』

「にゃおん♪」『仕方ないわね、アタクシの可愛さの前に屈するのは自明の理よ♪』


かえで、なんか難しいこと頑張って言わなくてもいいよ?


「サイコーなんですけど?!!ああ、うちのもっふるよりちょっとまだ毛がうすい?でもそれもまた良い!ぬぇい、お猫サマ!まだ、もうちょっとぉ!」

オギンちゃん、わびすけにダイブ、ムクの触り心地を堪能してたら、かえでが逃げちゃった。


「んにゃ!」『アタクシのもふもふはお安くないの!おしまいよ!』


そしてかえではもっふるの所に行く。


「にゃ!」『ちょっと、貴女!あいさに来るのが遅くてよ!』

「フェ~ン…」

「にゃにゃ!」『まぁ、契約主から離れ難いのも分かるけど、寝てる時とか来ればよかったでしょう!』

「ふぷーん…」

「にゃおん!」『だって、じゃないのよ!そしたらあのハイエルフにすぐ助けてもらえたのよ!アタクシの可愛さ優美さを広めるのが遅くなったじゃないの!』

「フ~ンフ~ン…」『姐さん、ごめんなさい…』


いや、可愛さ優美さを広めるって、オギンちゃん達を救うためじゃないのかな?!


「ちょっと待て、楓!最後の!アタシ達に、もっふるの声もわかるってのはどういうことだい?!!」

ばぁちゃんが楓に向かって叫ぶ。


「にゃ!」『だって面倒くさいんだもの!!』


「ブルーメ様!もっふるとお話出来るの!」

あら、オギンちゃん、嬉しそう。


「…出来ちまってるよ。おいおいおいおい、いいのか、それで?」

ばぁちゃんは手で目を覆って、上を見上げる。


「もっふる!!ブルーメ様はスゴい人よ!一緒に訓練頑張りましょうね!」

「フ~ン!!」『パルメとならがんばれる!』


「にゃ!!」『アタクシ、良い仕事したわ!!』



うん!オギンちゃんが元気になったから、良いことにしよう!!

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