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もふもふ至上主義ですが、なにか?  作者: 犬丸 大福
エルフの里

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幕間 ばぁば、本領発揮

ブルーメ視点




さぁて、ふざけた事をぬかすヤツラをどうしてくれようねぇ?


カクが「エルフれんじゃーしゅつどう!」って言ってサクサク自分んちというエルフの里の城に帰って行った。

まぁ、城って言っても、巨大なツリーハウスなんだけどね。

そこが象徴的になって、まぁ、威厳を保ってるようなもんだ。

その木を囲むように隣に実際に政治の、エルフの里を治めるための役所のような役割の建物があって、そしてツリーハウスの裏側に王族の居住区がある。


そしてそのツリーハウスが正面になるようにエルフの町が広がってるから、実は王族の居住区ってのは里の一番奥なのさ。

オギン達は役所区画を突っ切ってカクを迎えに行って、あの言葉を聞いたんだろうなぁ。


役所区画の最奥、王族の居住区の隣で王が執務をするから、カク達はそこに突撃するつもりなんだろう。


ユズリハは、松雪と一緒に置いてきた。

わざわざ悪意の溜まり場に連れていくこたないだろう?

ちょっと色が違うだけで、どうしてこうも嫌えるもんかね?ってぐらい、ユズリハが居るだけで、睨むだけならまだしも、なぜお前がここにいるんだ、って魔法攻撃とかを平気でしそうなヤツラだから、カク達が巻き添えくったら不味いだろう?って言い聞かせた。


そしたら


「むしろ、ばぁちゃんが里を破壊しそうだからここで待ってる。いや?付いていって止めるべき?うん、桜子!任せたよ!」


って、なんて良くできた子なんだろうね?


あの子は多分、ハイエルフのアタシよりも強くなるよ。

ハイエルフの魔力量に精霊との親和性、人間の器用さに応用力の高さ、魔人族の魔法の資質、全部の良いとこ取りしてる。

多分、寿命もエルフとさして変わらないね。


精霊と関わる者達は、魔力量に比例して寿命も伸びる。


精霊が悠久の時を生きてるからね、お気に入りとの死別は精霊にとっても辛いみたいだ。

ケルネが死んだ時、ケルネについてた精霊が悲しんで悲しんで、大暴れだったからね、ユズリハが危なかった。松雪達には敵わなかったから大人しくなったけど。

そのまま動かなくなって消えたから精霊も死んだかと思って焦ったけど、桜子曰く心の傷を癒すため眠りについたらしい。

人間のようにすぐ死なれて精霊がしょっちゅう暴れてたら、人間の町は大打撃だろうよ。だから人間には精霊が見えない一因じゃないかと思ってるんだけどね。


そんな事を考えてたら、王の執務室に着いた。

宰相も一緒だ。

よし、桜子、宰相をここに貼り付けとくから、宰相の執務室探っといで。「わふ♪」

桜子はシュルンと風に溶けた。


「父上!」

「どうした?カクトゥス?しかもお前の仲間達を引き連れて、って、ゲ!ブ、ブルーメ、お前まで何しに来た!!」

相変わらず小心者だね、クソ兄貴。


「オギン!こいつか?「うん!」

父上!そこにいるおじさんが「おじさん?!」私たちのおやつに毒を入れたい、って言ってたんだ!

だから私たち〝正義のヒーローエルフれんじゃー〞が、よなおしに悪をせいばいに来たんだよ!」


「「は???」」


ブッファ。クソ兄貴と宰相が鳩が豆鉄砲食らった顔してるよ!そうなるわな!

でも子供達はお構い無しに


「じょうねつのあか!カク!」「情熱?!」

「つよいあお!スケ!」「強い、って…」

「げんきなきいろ!ハチ!」「たしかに元気だな?」

「やみにとけるむらさき!ヤシチ!」「ヤシチってなんだ?ヤシチって?!」

「かわいいピンク!オギン!」「「いやだから、オギンってなんだ?!」」


大人ども!子供のノリにいちいち文句つけんじゃないよ!


「「「「「正義のヒーロー!エルフれんじゃー!!」」」」」「わんわんわんわん!!!」


「上出来だ!!みんなかっこよくポーズも決めたじゃないか。栗之助もみんなを鼓舞して偉かったね!!」

アタシが盛大に拍手をしてやったよ!!


「なんだなんだ?」「練習の成果を披露しに来たってことですか?」

「ならば、親として褒めてやらねばなるまいな?」「なぜに疑問系なんです?」

「いや、正解がわからんじゃないか」「まぁ、たしかに?」


「大人ども!ごちゃごちゃ相談してないで子供達を褒めな!!」「「お、おおぅ」」


「父上!私達はこれからも正義のヒーローとしてよなおしをしてまいります!!」

カクが手をあげて宣言している。


「お、おおぅ…」

「ぼっちゃま!それは素晴らしい志でございます!!是非ともそのまま成長していってくださいませ!」

パチパチと宰相が拍手を始めたのでクソ兄貴も

「うむ!良い心がけじゃ!このまま頑張るが良い!」

「「「「「ハイ!!!!」」」」」


子供達はペコンとお辞儀し、ご満悦で執務室を出ていく。


桜子が小瓶を咥えて戻ってきた。


「ああ、宰相?これはもらって行くからね?

ユズリハに手ぇだそうなんざ考えない方がいいよ?アンタや家族の食事に混ざらない事を祈ってな?」


「んなぁ?!それは…」「宰相?!どうした?」「あ、いえなんでもなく…」



ふぅん、クソ兄貴は知らないってか?兄貴は兄貴で何かしそうだから、定期的に見に来ようかね?



宰相の飲み物に、ちょっと強い下剤は仕込んでおいた、って桜子!!でかした!!!

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