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憂鬱な休日

 明日からまた仕事だ。嫌だな。でも、いざとなったら頭のスイッチが切り替わって、何ということもなしに仕事場へ足を運ぶのだろう。この囲われた安全地帯の休日に身を置くからこそ、 外の世界との現実に足がすくむのである。


 「サザエさん」が始まり、終わる時の物悲しさ。そして絶望感。金曜日の夜、ベッドに入る時の幸福感との何という落差だろうか。感情のジェットコースターに翻弄されながら、再び月曜日を迎えようとしている。


 いざ、行かん! 我が抑鬱の感情と共に。


***


 音楽が止まった。杉の木は何事もなかったかのように、そこに奇妙な形で固まっていた。


 そうか。


 怖いときには楽しいことを考えればいいのか。私はこの状況を受け入れることにした。私は快活を装い、腕を大きく振って、そして、心持ち大股で歩いていった。


 けれど、足取りはだんだん覚束なくなっていった。


 光る目玉が二つ。こっちを睨んでいたからだ。


 野犬か?


 それとも……。

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