第九話は「学食 × 宇宙 × コメディ」! 銀河レベルでバグった日常に、\*\*学食が巻き込まれてしまった悲劇(?)\*\*
### ■始まりは“銀色のトレー”だった
月曜の昼下がり。
俺はいつも通り学食に並び、チキン南蛮定食を注文した。が、受け取った瞬間――
「……あれ?」
銀色に光る、未来感全開の**アルミパウチ三連星**が、トレーに並んでいた。
---
俺:「すいません、これ……チキン南蛮……です?」
学食のおばちゃん:「ああ、それね、“南蛮ギャラクティカ風”ってやつよ。宇宙対応型よ」
俺:「名前に惑わされちゃいけないやつじゃんコレ」
---
### ■周囲の反応
友人A:「なにこれ……レトルトのくせに……“無重力仕様”って書いてある……」
友人B:「やばい、これ電子レンジじゃなくて**マイクロ重力加熱機**使わないと爆発するやつだ」
---
そして案の定、一人の生徒が学食の電子レンジに突っ込んで、
\ドッカーーーーン!!!/
※幸い無事だったが、チキン南蛮は衛星軌道まで吹き飛ばされた。
---
### ■原因:ピュの保護者が「宇宙食販路拡大」の営業してた
数日前、ピュの父・レプテリアン外交官が、大学の理事長室でこう言ったらしい。
---
レプ父:「地球の教育機関にこそ、**銀河基準の栄養バランス**が必要です」
理事長:「なるほど……! “未来の教育は胃袋から”ということか……!」
---
俺:「……いや、どういう納得の仕方したんだ理事長」
---
### ■名言ブチ込みタイム
レプ父:「“人は食べたものでできている”。これは我々の星の哲学でもある」
俺:「それFateのセイバーさんのセリフだよな?」
学食のおばちゃん:「“汝の胃を満たし、汝の魂を鍛えよ”。これはウチの社訓よ」
俺:「なんか怖くなってきたんだけど……?」
---
### ■宇宙食の中身がヤバい
メニュー一例:
* ギャラクティック粘性豆腐(スプーンから降りない)
* 脳波反応式ゼリー(甘さが感情で変わる)
* 軌道フライドポテト(口に入れるとちょっと浮く)
---
俺:「味は……悪くない。てか、うまいぞ……?」
味覚調整機能がついてるらしく、
**「おふくろの味」から「銀河王妃の味」まで選べる**。謎のセレクト肢。
---
### ■でも問題はあった。
昼休み後、教室が**無重力になった。**
宇宙食に含まれていた“軽重補正スパイス”の影響らしい。
生徒たちがふわふわ浮き始め、
教授のメガネは空中でスローモーション回転。
---
教授:「これは……学問における新たな浮上だな」
俺:「今浮上してるのは“教壇”と“おにぎり”ですけどね!!!」
---
### ■学内アナウンス
> 「本日の午後の講義は、すべて\*\*“軌道上教室”にて開催”\*\*されます」
> 「乗船はこちら、“7号館屋上よりシャトル便”をご利用ください」
---
俺:「いや誰もそんな授業望んでない!!!」
---
### ■結論:ピュ、学校で大人気になる
ピュが宇宙食を学内に持ち込んだことで、
「未来の食育大使」としてテレビに出演。
学内ファンクラブまで誕生してしまった。
---
俺:「……もう完全に俺よりアイツの方がモテてるんだけど?」
ピュ:「ピュ♪(ドヤ顔)」