夜に包まれる
私が生きる希望を見つけた理由、それは1人の男だった
夜の横浜で、いつもどうりTwitterのメッセージを消化していると、
電話がかかってきた。
どうせ誰からかはわかっていた。
電話に出ると、
『お前、今どこいる?』
通話越しでもわかる、少し怒りに満ちた声だった
「横浜ですよ、横浜の、え~と、、、北幸町公園って書いてあります」
『お前今深夜二時だぞ?』
「そんなのスマホ見ればわかりますよ。
美希さんこそ明日仕事なんですから、早く寝て下さい、では」
そう言って、返答が来る前に通話を終了する。
しばらくスマホをいじっていると、
「なんか用ですか?」
20代くらいの男が、こちらに近づいてきたので、少し恐怖心を感じながら言った。
「用も何も、今深夜2時だよ?
君みたいな若いのがこんな時間に公園で何してるんだ?」
「若いと言ったって、そんな年齢変わらないですよ。きっと。
まぁ気にしないでください。では」
新しい逃げ道を探さなきゃな、
そう思いながら、ベンチから立ち上がり、
歩き出した。
すると男が何か呟いたが、
気にせず歩みを進めた。どうせ俺には関係ない人だ。
20メートル程歩くと、後ろから腕を誰かに掴まれた。
大体予想はついていた。
ほとんどの人が僕を見て見ぬ振りをしていたのに、気に留めてきたやばい奴だ。
そんな奴が僕みたいな奴を野放しにしておくわけがない。
「君、行くとこがないなら僕の家来ないか?」
そんな言葉をかけられた時、
正直意外だった。
この人は今までとは違う。
警察に連れて行くでもなく、親元へ返すでもなく、、、
僕に逃げ道を作ってくれたと思った、いや、思ってしまった
また変な解釈をしてしまう。
家に上がって何をされる?
何故俺を家に上がらせる?
何の関係もない、今さっき会ったばかりだぞ?
こんな事が瞬間的に脳内を過ぎった。
しかしながら、行くところが無いのは事実だ。
「俺が居て迷惑でなければ、、あなたの家に行ってもいいですか?」
「ぜんぜん迷惑なんかじゃ無いよ」
そう行った彼は、「ついて来て」
と言ったので、それについて行く感じで、
彼の家へと行く事になった
最初に、この作品を見て下さってありがとうございます
そして、僕に小説を書くことを勧めてくれたNKさん、
本当に感謝しております。
この先どんどん不定期で作品を作っていく気がするので、
よろしくお願いします!