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旧:転生少女の無双物語  作者: アイアイ
〜記憶喪失編〜
37/56

35.属性検査は波乱の予感です!

「ふわぁ〜」


「こら、フィーちゃん。はしたないわよ?」


「だってぇ、眠いもん」


「まったく、今から属性検査をやるっていうのに、なぁに半目になってるの?もうちょっとシャキッとしなさい。シャキッと!」


「はぁい…」


まったく、口うるさいんだから!


「フィラルちゃん‼︎」


「あ、ネフィ‼︎」


助かったぁ、これ以上ガミガミ言われてたらキリないよ。


「あ、おはようございます。フィラルちゃんママ」


「えっと、あなたは…?」


「あ、自己紹介忘れてた…」


「えっと、ママ、紹介するね。この子はあたしの友達のネフライト。この子は昨日の魔力マナ検査が終わったあとの休憩で仲良くなったの」


「よ、よろしくお願いします!」


「えぇ、こちらこそよろしくね?」


よし!あえて、ネフィの種族を言わなかったのは正解だったと思う。

ーー何で、と言われても、もし人外だって言ったらママがその子とは縁を切りなさいって激おこプンプン丸になるからね…。ただでさえ、人外が大嫌いなのだ。だから言わなくて正解だったよ。っていうか、もしあたしが昨日のステータスのことを言ったらもうママとの関係は終わるかもしれない…。

そんなことを考えながら歩いていたら、ミューザを見つけた。


「あ、ミューザ発見!」


「あら?フィラル様?どうかしましたの?」


「ね、ねぇ?あのさ、今日って属性検査をやるでしょ?その後になにかやる?」


「はい、属性検査をやった後に昨日の魔力マナ検査とIQ診断の結果を発表します。あと、属性検査のも」


「そう、ありがとう」


よし!情報ゲット‼︎それじゃあ、中央に行きますか!


「おーい!フィラルちゃん‼︎置いてかないでよ〜!」


あ、忘れてた。っていうか、何で半泣きなの⁉︎


「ごめんごめん。よしよし。一緒に中央に行こう?」


「うん!」


ふぅ、気持ちが治まったのか、元どおりになるネフライト。


「あ、そういえばね、属性検査が終わったら魔力マナ検査とIQ診断と属性検査の結果発表があるよ〜」


「そうなの⁉︎…その情報って誰から?」


「ミューザから」


「ミュ、ミューザさん?誰?」


「ん?なんか放送で、えーってしてない人」


「あ、なんか放送からでも分かる冷たそうな感じの女性の方?」


ありゃりゃ、ミューザ、そう思われてるんだ。


「まぁうん、そうだよ」


「へぇ〜、フィラルちゃんって知り合いいっぱいいるんだね?」


「いや、少ないよ!っと、着いた‼︎」


「あ、本当だ」


「じゃあ、席に着こ?」


あたしとネフィが席に着いた途端、放送が流れた。

タイミングいいなぁ、おい。


〔ピンポンパンポーン♪ただいまから、属性検査をやります。やり方は、前に来てから説明します。えっと、今から席の番号順に呼びますので、呼ばれた方は前に来てください。では、一番…〕


ほへー、それまでに時間あるじゃん。確かこれをやってる子供達の人数は150人。

それで、あたしは二十七番で、ネフィは、四十番だっけ。以外と、差があるなぁ。


〔二十七番!…〕


あ、呼ばれた。行くか。

前にどんどん進んでいくと、台があって、その台の上に虹色に光る水晶があった。


「では、二十七番。あなたにやり方を説明します。まず、この水晶に手をかざしてください。そしたら、この水晶に魔力マナを流し込めば、終了です」


ふーん。じゃ、やりますか!


「ていっ!」


あたしが、言われた通りにやると、途端に水晶が眩く虹色に光りだした。

ま、眩しい‼︎

光りが治ると、水晶の上に火、水、雷、花、星、風、岩、氷、土、光、闇、無と、書かれていた。


「ぜ、全属性⁉︎」


誰かがそう言うと、一気に会場がうるさくなった。

ど、どうしよう…。


「取り敢えず、フィラル様。どうぞ、こちらに…」


「う、うん」


ミューザに言われてついて行くフィラル。

あ、そういえばネフィは…。

フィラルはネフィが気になり、後ろを見てみるとネフィが居なくなっていた。


「えっ⁉︎」


「どうかしましたか?」


「う、ううん。何でもない」


ネフィが消えたなんて見間違いよね。うん、きっとそうよ。

そうですようにと思いながら、奥の部屋に進んでいくフィラルとミューザたちであった。


今日も読んでくださりありがとうございます(^-^)

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