34.レッツIQ診断‼︎
ようやくブクマ100件達成しました‼︎(✿ᴖ.ᴖ✿)
あたしが、仲良くなったネフィと喋っていると、またもや、放送が流れ出した。
〔ピンポンパンポーン♪IQ診断を受ける子供の皆さんは、あと二分で自由時間終了となりますので、ただちに座って待機していてください。以上〕
あ、この声ミューザだ。っていうかなんであと二分で座らなきゃいけないのよぉ〜‼︎
むかつく。
あたしが思ったことをそのまんま言うと、ネフィに苦笑された。
「あはは、仕方ないよ。ささ、フィラルちゃんも席に着く!」
「え〜‼︎……でも、仕方ないか。はぁ、分かった。戻るけど、終わったらまた話そ!なんかネフィの隣にいると懐かしい感じがするし」
「ありがとう、美鈴ちゃん」
ん?今美鈴ちゃんって言った?誰、それ。
「さーさー、フィラルちゃん、席について!ね?」
なんだ、気のせい、だよね!うん、きっとそうだ!
「はぁ、わかったよぅ。でも、約束は守ってね?」
「はいはい。じゃあね?」
「うん、またね」
そう二人で挨拶をすませると、急いで自分の席に着いた
〔ピンポンパンポーン♪では、皆様も席に着きましたようですし、今からIQ診断をやりたいと思います。
それでは、やり方を説明していきたいと思います。
今からあなたたちに二枚の紙と筆記用具を配ります。
その二枚の紙は、一枚は問題用紙で、もう一枚は解答用紙です。
…まぁ、バカでも分かりやすく説明しますと、
裏に一番と二番って書かれた紙があります。
その一番の紙は問題が書かれていて、二番は、その一番の紙に書かれている問題の答えを書く紙です。
書くものは配られたペンを使ってください。あ、でも、間違えても直せないので、頑張ってくださいね?
……では、よーい、はじめっ‼︎〕
ミューザ…。なんで所々あたしたち子供を挑発するんだろ。まぁ、いいけど。
早速問題やるか。
・・・・。
な、何この問題。
一+一=二!
超簡単じゃん!基礎の基礎じゃん!ママにびっしり教えてもらったのに歯ごたえないじゃん!
そう、問題の一番はじめに思うフィーちゃんでした。
あ、でもこれって、もしかしてどんどん進んでいくうちに難しくなるやつ?
いやよ、めんどくさい。じゃなくて、もう!パパって終わらせますか‼︎
そう、意気込んでパパッとテスト問題を解いて、パパッと終わらせて眠ってしまったフィーちゃんでした。
って最近なんとかなんとかフィーちゃんでした。の、オチが多くね!
ーー気のせいだ。って、気のせいじゃない!絶対に気のせいじゃない!うん、多分…。
あたしが何者かと言い合いしてると、放送が流れた。
〔ピンポンパンポーン♪えー、間もなくIQ診断終了となります。えー、名前を、えー、書いてない人は、えー、急いで書いてください。それでは十秒数えます〕
まじ!やば、名前書いてない。急いで書かなきゃ。
………よし終わった!
〔三、二、一。では、これでIQ診断は終了となります。子供の皆さん、今日はお疲れ様でした。ゆっくり休んで、明日の属性検査に元気よく来てくださいね?それと、皆様の机に置いてある水晶は、皆様のものですので、大切に扱ってくださいね?金額は約百万リンですので。以上〕
へ⁉︎ひゃ、百、百万リン⁉︎そんな金持ってないよ!百万円なんて…!壊したら弁償の可能性ありだよね、これ。
「フィラルちゃん‼︎」
「あ、ネフィ‼︎」
「一緒に会場出よう?」
「うん、いいよ?」
「ところで、フィラルちゃん。なんでそんな険しい顔してるの?」
「あ、うん。なんかね、水晶を割ったら絶対弁償だよね…」
「ん?うん、そうかもね?でも、どうかしたの?水晶が。…まさか!割るつもり…⁉︎ダメよ?フィラルちゃん」
「いや、割らない!割らないって!だから、もし割れたら弁償できないかもってこと!」
まったく、なんてこと言うの!ネフィは。一瞬びびったじゃない。
「あ、そういうことか。まぁ、そうなったら一緒に謝ろ!ね?」
「ほわぁぁ、ありがとう!ネフィ!」
どうやらあたしは良い友達をゲットしたようだ。
改めて良い友を持ったと思ったフィーちゃんでした。
いつも読んでくださり、ありがとうございました
これからもよろしくお願いします(◍•ᴗ•◍)