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転生少女の無双物語  作者: 胡蝶花
〜記憶喪失編〜
35/62

35. はじめてのお友達。翡翠の髪のネフィ。

今日もお願いしますm(。>__<。)m

「ふぅ……。暇ね。二十分も一人でいるなんて、退屈で死んじゃうわ」


 周りを見渡せば、あちこちで子供たちが楽しそうに笑い合っています。


(いいわねぇ、あんなに簡単に友達が作れて。……え? 何、あんたぼっちなのって? 失礼ね、ぼっちじゃないわよ! ……ただ、今は一人でいたい気分なだけ!)


 自分で自分に言い訳をして、自分で勝手に傷ついていると、ふと一人の女の子が目に留まりました。


 翡翠ひすいのような美しいショートヘアに、コバルトブルーの瞳。そして、髪の間からのぞく、少し尖った耳。


「きれぇ……」


 本で読んだことのある『エルフ族』そのもののような姿に、思わず見惚れて呟いてしまいました。  目が合うと、彼女は少し驚いたように、けれど丁寧に会釈を返してくれました。


(……よ、よし、行動あるのみよ、フィラル!)


 私は気合を入れ直すと、彼女の元へトコトコと歩み寄りました。


「ねぇ、あなた! あたし、フィラル。よろしくね!」


「あ……う、うん。私はネフライト。よろしくね、フィラルちゃん」


「うん、よろしく! ネフィって呼んでもいい? あと、あたしと友達になって!」


「ね、ネフィ……?」


 いきなりのあだ名と友達申請に、彼女――ネフィは戸惑いを見せました。そして、少し悲しそうに視線を伏せたのです。


「……フィラルちゃん。私のこの耳、気持ち悪いって思わないの?」


「はあ? なに言ってるの。マゾなの? ネフィってMだったの?」


「違うってば! そうじゃなくて……エルフの耳は変わってるからって、いつも……」


 私はネフィの瞳を真っ直ぐに見つめて、言い切りました。


「思わないわよ! エルフ族って平和を愛する種族でしょ? 誇らしいことじゃない。それに、その耳とっても似合ってて可愛いわよ」


「……! ありがとう、フィラルちゃん」


 ネフィの顔に、パッと花が咲いたような笑顔が浮かびました。  どうやら無事に、王都でのぼっち回避に成功したようです!

今日も読んでくださりありがとうございました♡✧。(⋈◍>◡<◍)。✧♡

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