33.新しいお友達
今日もお願いしますm(。>__<。)m
ふぅ〜…。
にしても、とっても暇ね。二十分間一人でいるなんてつまらないわ。周りの子供たちが羨ましい。
いいなぁ〜…簡単に友達ができて。
ーーふっ、お前、ぼっちなのか…。……なっ‼︎ぼ、ぼっち…。ぼっちじゃない‼︎断じてあたしはぼっちじゃない‼︎
でも、ぼっちだってことは本当だからね…。否定できん。
ーーさっきまで否定してたくせに…。うっ…。
あたしが心の中で自分にツッコンで、自分で傷ついていると、一人のショートヘアの翡翠の髪に、コバルトブルーの瞳で、耳が尖っている女の子が目に入った。
あれって、以前本で読んだことのあるエルフ…?なんか、
「きれぇ〜…」
あたしがそう呟くと、どうやらその子に聞こえたのか分からんが、会釈してくれた。ので、自分もその子に会釈しておいた。
あわわわわ、ど、どうしよう。こういう場合って友達になろう!ってあたしが近ずくべきなのかなぁ?…多分そうね。よし!ならもう行動に移すか!
「ね、ねぇ?」
あたしが、その子に近寄って話しかけると、ちょっとビクっとしたけどこっちに目を向けてくれた。
「あなた、名前は?あたし、フィラル!よろしくね?」
「あ、う、うん。私、ネフライト。えと、こちらこそよろしくね?フィラルちゃん」
「うん!よろしく!ネフィ。一つ頼み事があるの!あたしと友達になって?」
「ね、ネフィ?」
「あ、そこなんだ…。まぁ、いいけど…。うん!ネフライトだからネフィ!…あ、もしかして、いや、だった?」
「ううん。大丈夫!嫌じゃないよ?…ところでさ、フィラルちゃん。私のこと気持ち悪いとか思わないの?」
突然ネフライトがそんなことを言い出した。
「は?いきなりどうしたの?…もしかしてネフィってマゾ⁈Mだったの⁉︎」
「いや、違うってば!断じて違う‼︎……って、そうじゃなくてぇ。私、耳尖ってるでしょ?だからさ…」
「ん?いや、思わないよ?だって、エルフ族って平和ラブでしょ?いいことじゃん。っていうか、なんで気持ち悪いって思わなきゃいけないの?」
「いや、違うならいいの!…フィラルちゃん。ありがとう」
「うふふ、どういたしまして」
こうして、IQ診断までの二十分間の自由時間に、フィーちゃんはめでたくエルフ族の友達をゲットしたのでした。
今日も読んでくださりありがとうございました♡✧。(⋈◍>◡<◍)。✧♡