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旧:転生少女の無双物語  作者: アイアイ
〜記憶喪失編〜
34/56

32.レッツ魔力検査‼︎

遅れてすみません m(。>__<。)m

あたしたちが連れてこられたのは、アリーナと同じ広さの会場だった。


「では、お母様はここから上がると観客席があるのでそこで座っていてください」


「え、でも…」


「大丈夫だよ!ママ。あたし、もう五歳でしょ?そもそもママがあたしに護身用術とか教えたでしょ?だからね、自分のことならできるの!ママは、座って観てて?」


「………はぁ、分かったわ。気をつけてね?」


「うん!」


ほんっと心配性のママね。あたしなら大丈夫だっての。

ママが上に行ったのを見届けるとミューザは言った。


「では、フィラル様はこれを」


ミューザがあたしに渡したのは何かの紙だった。


「何?これ」


「これは自分の席の番号が書かれている紙です」


番号が書かれている?何言ってるんだろ…。番号は書かれていないのに。

あたしが不思議に思っているのが分かったのか、あたしにこの紙のことを教えてくれた。


「この紙は番号が書かれていないもの見えますが、自分の魔力を当てると浮かび上がってくるんです。ほら、フィラル様も魔力マナ制御訓練やりましたでしょ?」


魔力マナ制御訓練?……ああ、そういえばなんかやらされたね。

っていうか、それとこの紙にどんな関係があるのさ。

あたしが思ったことをそのまま言うと、ミューザはまた説明してくれた。


魔力マナ制御訓練を応用するんですよ」


あ、なるほど。魔力マナ制御訓練で習った魔力マナの出し方とかを使えばいいのね。


「ふーん。分かったけどさ、いつやればいいの?」


「今です」


「は?」


「だから今やるんです」


……。あ、そう。

あたしが納得したのを見て、ミューザが一言。


「もし浮かび上がったら、中央に行ってください」


それを言うと、ミューザは消えていった。


「⁉︎」


ワオ、忍者みたいねぇ…。

ん?忍者…?なに言ってるんだろ…。そもそも忍者ってなに?ま、いっか。


「はぁ、ここで突っ立てないでさっさとやりますか」


そう呟くと、あたしはさっきミューザから教えてもらったやり方(正確にはわからせてもらった)を実行した。


っていうか、これって案外簡単に浮かぶんだね〜。

あたしは中央に向かいながらそんなことを心の中で思った。

あたしがもらった紙の番号は27だった。

27、ねぇ。そもそも中央には何もないのにどうやって自分の席がわかるんだか…。

そう思っていると、いつの間にか中央にいた。


「ミューザ…。説明をもうちょっとしてほしかったわ。……中央に行ったら何すれば良いのよ…!」


ミューザに心の中で文句を言っていたら、いつの間にか自分は違う場所にいた。


「あれ……?」


ここ、どこ…?

さっきの、会場じゃないし。どこだろう。

さっきいた場所と違うことに気付き、戸惑っていると、どこからか放送が流れた。


〔ピンポンパンポーン♪えー、今から魔力マナ検査をする子供たちはー、えー、自分がもらった紙の番号と同じ席にすわってくださーい。えー、席は今から出現しますのでー、えー、お気をつけ下さい。えー、もう一度放送します。……〕


…放送してる人えーが多いな。まぁ、いいけど。

じゃなくて、出現⁈嘘だぁ…。でも本当だったら、当たったら怖いなぁ。

そんなことを心の中で言っていると、本当に席が出現した。


〔ピンポンパンポーン♪えー、席が出現したのでー、えー、今から魔力マナ検査する子供たちはー、

えー、席にお座りください。えー、もう一度放送します…〕


放送の人の内容を二度確認したら、あたしは27の席に着いた。

ほへー。すごいなぁ!机の上に水晶が置いてあるなんて。

心の中で感心していると、またもや放送が流れた。


〔ピンポンパンポーン♪全員、お座りになられましたね?では、今から魔力マナ検査の説明を致します。

よぉく、お聞きくださいませ。

皆さんの机の上に水晶が置いてありますわね?

その水晶を使って魔力マナ検査を致します。

それでは方法です。

やり方はバカでもわかりやすいとっても簡単です。

それでは皆さん、水晶の上に自身の手をかざしてください。

手をかざしたら、水晶に魔力を流し込んで、流し込みながら『ステータスオープン』と、言ってください。

そうすれば、あなたたちにも私たちにも魔力マナ量だけが分かるので。あ、一応言っておきますが魔力量しか来ないので、個人情報はばれません。

……あと、最後に一つ。私はさっきの人とは違い、二度は言わない主義なので聞いてなかった人たち、ドンマイ?〕


……今の声、ミューザよね?っていうか、ミューザ、キャラ変わってる⁉︎怖いよ…。

ま、いっか。とっととやろ。

あたしはそう言うと、ミューザに言われた通りにやった。


魔力マナ流し込んで、


『ステータスよ、開け…!』


そう言うと、ステータスらしきものが出てきた。

おっ!何なにぃ〜?



-プロフィール-

名前 :フィラル・フィン・レボルヴァ

性別 :女

種族:天使族

職業 :不明


-ステータス-

体力:500

魔力:1000

職業level:不明


-能力-

鑑定能力

身体能力アップ

魔法能力アップ


-称号-

転生者

妖精と精霊の姫

元最高神と精霊王、妖精王たちの主

最高神ランスヴァンの愛し子

神々の愛し子



・・・・。なに、これ?て、天使族…?あたし、天使族なの?え、じゃあ、人間じゃないってこと?

っていうかフィラル・フィン・レボルヴァって、あたし…?ミドルネームや名字を持つものは貴族か王族って聞いたけど…。え、でも、ちょ、まって!うそ、だ…。それじゃ、あたし、ママの子供じゃないってこと…?……うーん。…ま、いっか。


〔ピンポンパンポーン♪えー、これで魔力マナ検査終了です。えー、次はIQ診断です。えー、次は二十分後にやりますので、えー、それまでの間に、えー、自由時間にしててください〕


あ、放送する人戻ったんだ。じゃなくて、一気に魔力マナ検査とIQ診断やるなんて聞いてないよ!

…ま、いっか。魔力マナ検査無事に終わったし、あとIQ診断だけで終わりだから頑張るか。


一人でそう意気込むフィーちゃんでした。

今日も読んでくれてありがとうございました(*^_^*)

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