34. 暴かれるステータスと、戦慄の称号。
遅れてすみません m(。>__<。)m
ミューザから渡されたのは、一見するとただの真っ白な紙でした。 「これをどうしろと……?」 「魔力制御の応用ですよ。あなたの魔力を通せば、番号が浮かび上がりますわ」 ミューザはそう言うと、忍者のように(にんじゃ、って何かしら?)気配を消して立ち去りました。
「……案外、簡単ね」 指先からほんの少し魔力を流すと、白紙の上に『27』という数字が鮮やかに浮かびました。 中央のホールへ向かうと、そこは魔法のギミックが満載。放送の合図と共に、床からニョキニョキと水晶の置かれた机が出現しました。
〔……えー、水晶に手をかざしてー、えー、『ステータスオープン』と言ってくださーい。えー……〕
相変わらず「えー」が多い放送だなと思っていると、突然スピーカーから響く声が変わりました。 『――やり方はバカでも分かるほど簡単です。ただし、私は二度は言わない主義なので、聞いてなかった人はドンマイ?』 (……ミューザ、あなたキャラ変わりすぎじゃない!?)
私は呆れつつも、水晶に手をかざしました。 「ステータス、オープン……!」
パッと目の前に現れたのは、光り輝く情報パネル。 そこに記されていたのは、到底「平民の女の子」には収まらない、デタラメな真実でした。
【プロフィール】 名前:フィラル・フィン・レボルヴァ 種族:天使族
【ステータス】 体力:500 魔力:1000(※五歳児の平均を遥かに超越!)
【称号】 ・転生者 ・妖精と精霊の姫 ・元最高神と精霊王、妖精王たちの主 ・最高神ランスヴァンの愛し子 ・神々の愛し子
「……はあぁぁ!? 天使族? レボルヴァ? 名字があるってことは、私……貴族なの?」 何より「神々の愛し子」だの「主」だの、称号が重すぎて胃が痛くなりそうです。 ママの子じゃない可能性まで浮上して一瞬ショックを受けましたが……。
「……ま、いっか! 今のママが大好きだし!」 複雑なことは後回し。この驚異的なステータスが会場の記録にどう映ったのかは分かりませんが、本人は至ってマイペースです。
〔えー、次は二十分後にー、えー、IQ診断をやりまーす……〕
「一気にやるのね。よし、サクッと終わらせてお家に帰ろう!」 とんでもない爆弾を抱えている自覚のないまま、フィーちゃんは意気揚々と次のテストを待つのでした。
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