表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生少女の無双物語  作者: 胡蝶
〜幼少期編〜
27/62

27. 崩れ去る日常、そして再生の光。

今日で幼少期編は終了です(*•ω•)ノ~♫

「レボルヴァ家には精霊たちが溢れている」  そんな噂が、悪意ある者たちを呼び寄せてしまったのでしょうか。  ある日の午後。平和な空気を切り裂いたのは、耳を刺すような絶叫でした。


「奥様! どなたか……どなたか来てくださいまし!!」


 嫌な予感がして、アクアと共に声のした方へ駆けつけました。そこで目にしたのは、真っ赤な鮮血に染まり、物言わぬ骸となった母様と姉様の姿でした。 「嘘……嘘よ。母様、姉様! 嫌だ、目を開けてよ!!」  絶叫し、二人に縋り付く私。背後でアクアが冷静に状況を確認しようとした、その時でした。


 ――ズブリ、と。  背中に、焼け付くような衝撃が走りました。 「……っ!?」 「くはは、悪く思うな。お前の家族は全員殺しておいた。お前もすぐ、あっちで会わせてやるよ」    動揺のあまり、敵の気配に全く気づけなかった。  視界が急速に暗くなり、地面に崩れ落ちる私を、ファイアが荒々しく抱き上げました。 「きっさまぁ! 主から手を離せ!!」 「ファイア……離して……自分で、歩ける……」 「無茶言うな! 血まみれじゃねぇか! いいから今は、俺に頼ってろ」  乱暴な言葉に込められた、震えるような優しさ。 (……最後に聞くのが、あんたの不器用な声で、よかったわ……)


 庭園に辿り着いた時、私の命の灯火は今にも消えようとしていました。  そこでアクアは、最後の、そして最悪の手段を皆に提案したのです。


「禁術を使うわ。……フィーちゃんの記憶をすべて消して、肉体を『赤ん坊』まで巻き戻すの。それしか、彼女を助ける方法はないわ」


 精霊たちの間に、戦慄が走りました。  記憶を消せば、自分たちのことも忘れ去られてしまう。それでも、彼らに迷いはありませんでした。元最高神ドラグニールまでもが、自らの膨大な魔力を捧げると申し出ます。


「俺たちが忘れられても構わない。主が、生きていてくれるならそれでいい」


 精霊王たちが円陣を組み、天を突くような魔力が私に集まり始めました。 「みんな……ごめんね……。ありがとう……」


 アクアの鋭い声が響きます。 「せーのっ!!」 『世界を創りし創造神よ。我が魔力を糧に、精霊の姫フィラルを救いたまえ――!!』


 眩い白光が爆発し、私の意識は真っ白な世界へ溶けていきました。  愛する家族の笑顔も、頼もしい精霊たちの顔も、すべてが消えていく。   (みんな……また、いつか……会おうね……)


 光が収まった後、そこには傷一つない、けれど何も知らない一人の赤ん坊が、静かに息づいているだけでした。

次回は新章の前に、閑話を入れます(≧∇≦)


今日も読んでくれてありがとうございました♪٩(✿´ヮ`✿)۶♪

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ