26. 初飛行と、姫様の一喝。
あらすじちょっとだけ変更?しました。
今日は短めです♡✧。(⋈◍>◡<◍)。✧♡
「……フィーちゃん、起きて! 精霊たちが暴走し始めて、もう手が付けられないわ!」 意識が戻るなり、フィンちゃんの必死な声が響きました。 目を開けると、そこはレボルヴァ家の屋敷。けれど、外からは地鳴りのような咆哮と、凄まじい魔力の衝突音が聞こえてきます。
「フィンちゃん、案内して。……私が止めるわ」
案内された玄関の扉の向こうは、まさにカオスでした。 空を埋め尽くす精霊と妖精の群れ。それを必死に食い止めるアクア、ファイア、フランにグレー。 「姫様を出せ!」「無事な姿を見せるまで引かんぞ!」 彼らの放つ魔圧で、屋敷の壁がミシミシと悲鳴を上げています。
「フィーちゃん、姿を見せるだけでいいから……でも、まだ飛べないわよね?」 「ふっ、やっぱりフィーちゃんには無理なんじゃない?」
アクアとフランの挑発的な言葉。 ――その瞬間、私の中で何かが「ブチッ」と音を立てて弾けました。
「……うるさいわね。いい加減にしなさいよ」 「えっ?」 「黙って聞いてりゃ、無理だの何だの……。仮にも主人に向かって、その口調は何? 喧嘩売ってんのかしら、ああ!?」
私が冷徹な声を出すと、精霊王たちが一瞬で直立不動になりました。 私は背中に意識を集中し、翼にドロリとした濃密な魔力を流し込みます。 (飛び方なんて知らないけど……飛べって言ったら飛ぶのよ!)
バサァッ! 純白の翼が一閃。私の体は重力を無視して、一気に冬の空へと舞い上がりました。 眼下に広がる、暴徒と化した数万の精霊たちを見下ろし、私は腹の底から叫びます。
「おい、てめぇら!! いい加減にしろ!!」
鼓膜を震わせるような一喝。 一瞬で、世界が静寂に包まれました。すべての精霊が動きを止め、空中に浮く私を仰ぎ見て震えています。
「私の家を、あなたたちのせいで壊した責任、取ってもらうわよ? 全員、今すぐここを直しなさい! 終わったら、上位の者は私の前へ来ること。……命令よ、分かったわね!」
ギフト『妖精と精霊の姫』の強制力。 ひれ伏す精霊たちの姿を見て、私はようやく一息つきました。
けれど、この時の私はまだ知らなかったのです。 この「命令」が、後のレボルヴァ家をさらなる大混乱に陥れる、とんでもない引き金になってしまうことを――。
「……ごめんね、みんな。まさか、あんなことになるなんて……」
今日も読んでくださりありがとうございました(ू•‧̫•ू⑅)
私の予定では、
多分もうすぐ下界編らしきものに行くと思います( •̀ᄇ• ́)ﻭ✧
多分なのでもしかしたら長引くかもしれませんが、もしそうなってしまったら申し訳ないです-_-b




