25. 魂の契約と、理不尽な掟の破壊。
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「どうした? 最高神である俺を呼んだのはお前たちだろう」 現れた最高神ドラグニールに圧倒される私。けれど、隣にいたアクアブルーが能天気に声を上げました。 「ドラ!? なんだ、やっぱりあんたが最高神だったの?」 「……アーちゃんか。お前、俺が最高神だってことを忘れてたな?」
二人のやり取りに呆気に取られつつも、アクアは爆弾発言を投下します。 「ドラ、このフィーちゃんと『本当の契約』をしてあげてよ。私たちも、今から仮契約をやり直して『魂の契約』にするから!」
(……え? 仮契約!?) 聞けば、これまでの紋章は一時的なもので、本当の契約は命や魂を共有する重いものだというのです。みんなが私を傷つけないよう、嘘をついていた……。 「みんなのバカぁ!! 私、仮じゃなくて本当の仲間になりたかったのに!」 20歳を超えた精神年齢なんてどこへやら、私は大粒の涙を流して泣きじゃくりました。
「ちょっ、泣かないでよぉ!」「フィー、悪かったって!」 精霊たちが狼狽する中、黙って見ていたドラグニールが溜め息をつきました。 「……ふん。俺は泣いている女子を虐める趣味はない。契約なり何なり、好きにするがいい」
「やったぁ! それじゃあ全員まとめて、魂の契約を執り行うわよ!」 ドラグニールが「いや、俺は……」と拒む間もなく、ファイアが不敵な笑みで詰め寄ります。 「最高神とやら。フィーの願いだ、大人しく従えよ?」 「……っ、貴様ら……!」
契約の儀式は、互いの魔力を流し合うという濃密なものでした。 私から全員へ、そして全員から私へ――。ドラグニールも「流れだ!」と言い訳しながらも、しっかりと温かい魔力を返してくれました。
私の腕や額に、精霊たちの個性豊かな紋章が刻まれていきます。 そして最高神ドラグニールの腕には、彼を縛り付けるような黒い茨の紋章が。 「おい! 本当に契約してしまったじゃないか!」 「いいじゃない。最高神はお疲れみたいだし、これを機に引退しちゃえば?」 「……それだ。今日から最高神はランスヴァン、お前がやれ!」 「えええええっ!? めんどくさいですよ!!」
阿鼻叫喚のランスヴァンを置き去りにして、私たちは次の願い事へ。 「エリカ、二つ目の願い。天使族の『5歳までは他界へ行けない』っていう掟を、今すぐ書き換えて!」 「オッケーお姉ちゃん! これでもう、自由の身だね!」
「お姉ちゃん、最後のアドバイス。現実に戻ったら、玄関先に溢れてる精霊たちをなんとかしてね。……じゃ、行ってらっしゃい!」 「えっ、玄関先……? ちょっと、何のこと――」
エリカの不敵な笑みを最後に、私の意識は急浮上しました。 目覚める先には、愛が重すぎる精霊たちと、心配しすぎな家族が待っているに違いありません――!
いつも読んでくださり有難うございます(≧∇≦)
これからも頑張りますのでどうぞ宜しくお願いしますm(_ _)m
ps.
これからはなるべく1週間に1〜2回投稿できるよう努力します!
それでは、バイチャ!




