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旧:転生少女の無双物語  作者: アイアイ
〜幼少期編〜
25/56

25.本当の契約

今日もどうぞ読んでいってください(*^^*)

「呼んだか?」


「えっ........」


「!!??」


突然の声にびっくりする私たち。


「どうした?なにを驚いている。俺を呼んだのはお前たちだろう?」


「....えっ、あっ、はい!」


「.....ドラ..??」


「ん?アーちゃんか?」


アーちゃん⁈


「えぇ!何であんたがここにいるの?」


アクア、ドラグニールと仲良しだったの本当だったんだ...。嘘かと思ったよ.....。


「お前...俺が最高神だったのを忘れてるな?」


「あっ、そうだったじゃん」


アクア‼︎それ忘れたらあかんやつ!


「おい!まぁ良い。ところで何でお前がここにいるんだ?」


「うんとね、フィーちゃんがドラと使い魔契約したいって〜」


ちょっ!それ自分で言うところだったのにぃ‼︎


「フィー、ちゃん?誰だそいつ」


「あたしが契約した子」


「お前....。契約って。まさか魂の契約じゃないよな?」


「さすがにそれはしないよ?だって、フィーちゃんが苦しくなるだけだから」


苦しくなる?


「アクア、それってどういう意味?」


「あのね、あたしたちとフィーちゃんが契約した方法は仮契約なの.....」


「えっ....。仮契約⁈」


んじゃ、アクアたちと契約した時になった紋章は何なの?

あたしの疑問に気付かずにアクアは話を続ける。


「うん、あたしたちはね、本当は仮じゃなくて本当の契約をしたいんだけどそれは様々でね、フィーちゃんが死ぬまでずーっと契約するものと魂が滅びるまでずーっと契約するやつ。まぁ、あの時あたしたちが言ったことは全部嘘だよ。あとね、あの時に浮かんだ紋章も一時的なものなの」


......はぁ??!!嘘でしょ?


「グレー、フランちゃん、ファイア、フィンちゃん!出てきて‼︎」


「「「「どうした?フィー(ちゃん)」」」」


「あのさ、仮契約ってどういうこと?」


「.....えっとね?」


........酷いよみんな。私、私、


「みんなと仮じゃなくて本当の契約したい‼︎」


「フィーちゃん...」


「......」


「ふぃー」


「フィーちゃん」


何でよ〜!みんなのばかぁ‼︎

堪えていた涙が溢れてしまい、泣いてしまう私。

嗚呼〜ヤダ!もう20歳以上なのに何で泣いちゃうのかなぁ?精神力低下しちゃったのかなぁ?


「ちょっ!泣かないでよぉ.......」


私が泣き出したせいか、フランちゃんやアクア、フィンちゃんが泣き出した。


「フィーごめん......」


「悪い」


「みんなのばかぁ‼︎何で仮契約なのよ〜!みんなと仲良くなれたのも嘘だったの⁈ねぇ!」


あたしたちが泣き喚いていると、今まで黙っていたドラグニールが喋りだした。


「……もう、そんなに泣くんだったら契約でもすれば良いんじゃないのか?」


その言葉を聞いて泣き止む私たち4人。


「……え、でも、ドラ契約はダメって…」


そう聞くアクア。

うん確かに言ってたね〜。


「ふっ、生憎俺は泣いている奴を苛める趣味はないのでな」


「……じゃあ、契約しても良いってこと?」


「嗚呼」


「やった〜‼︎それじゃあフィーちゃん!みんな!魂の契約を結びましょうか‼︎あ、もちろんそこにいる3人の神様もね?」


「は?」


「はい?」


「え……」


上から順にドラグニール、ランス、エリカが声を上げる。


「いや、何驚いてんの?フィーがあんたらと契約したいって言ってたんじゃないのか?」


驚く3人に質問をするファイア。

……あれ?ファイア、なんでこのこと知ってるの?


「いえ、最高神のドラグニール様だけですよ」


質問にそう答えたのはランス。


「あ、そうなのか?んじゃ、最高神とやら。フィーや俺たちと一緒に契約してもらえないか?」


あわわ、ちょっ、ファイア。ドラグニールにそんなこと言ったらあかんよ!しかも俺様口調で!


「………いやだ」


はっきり言ったぁ⁉︎


「良い度胸だな?……もう1度言う。俺たちと一緒にフィーと契約しないか?」


「……それじゃあ、俺ももう一度言わせてもらうが。い・や・だ」


「……悪いな?それは無理だ。フィーの願いごとだからな。叶えなきゃこっちの気がすまない」


ちょっと!誰かぁ!ファイアをどうにかしてよ!


「ファイアぁ⁈」


「…チッ」


今舌打ちしたよね⁉︎ねぇ⁇


「もう、良いよ。めんどくさい。取り敢えず契約しちゃおう?」


「オッケー!あっ、方法なんだけど以前とやり方は違っていて、使い魔にする相手に自分の魔力マナを流すの。それで、契約者が使い魔にするものに魔力マナを流し終わったら、次は使い魔になるものが契約者に魔力マナを流す。そういうやり方よ。ちなみにまとめてはできないかな?」


「分かった。じゃあ、始めよっか?」


私がそう言ってみんなにそれぞれ魔力マナを流し込んだ後に、あ、もちろんドラグニールにもやったよ〜。んで、流し込んだ後に、次はみんながそれぞれ魔力マナを流し込んできた。もちろんドラグニールにも。

そういう凝ったやり方で契約を終わらせたら、みんなに前と同じ紋章が現れた。

フランシアは目のところに桜の模様があってピンク色。

グレーは右手のところに灰色の星の模様。

ラルフィンは首のところに黄色の雷の模様。

アクアブルーは額に水色の雫の紋様。

ファイアは左手に赤色の火の紋様。

そしてドラグニールは両腕に黒っぽい茨がまとわりついていた。


「おい!俺に何で契約をした‼︎」


「…だって、ねぇ?あれで諦めるわけないでしょ?だからやったの。でも、あんただって私に魔力マナを流し込んだじゃない?」


「あれは、流れ、でやったんだ‼︎」


「あ、そう。まぁ、イイや。ねぇ、ドラグニールはこれからどうするの?」


そう。私と契約したもののドラグニールは仮にも最高神だ。

書類とかいろいろあるのにこれからどうするんだろう?


「そう思うんだったら契約するなよ……。まぁ、良い。最高神は引退する。これからの最高神はランスヴァンだ‼︎」


……まじかよ!ランスが最高神なんてありえん‼︎ほんっとうの本当にありえない‼︎


「ちょっ!何でいきなり!」


「ふっ、俺は契約してしまったのでな?これからお前が最高神だ」


「めんどくさいですね……」


文句を言うランス。


「まぁまぁ、良いんじゃないの?それで」


「いやですよ!最高神なんか。めんどくさいじゃないですか‼︎」


あ、そういう理由なんだね?


「ま、せいぜい頑張ってね?最高神ランスヴァン様?」


そう言ってランス以外のみんなを引き連れて出て行く私。

ふふ、ランスファイトォ!

心の中でこっそり応援する私であった。




「あ、お姉ちゃん。2回目の願い事のさ、掟を変えるって1個しかできないけど良い?」


「あ、それで良いよ〜」


「分かった。んじゃ、願い事を言って?」


「うんとね、14歳以上にならなければ他の界に行ってはいけないのを、5歳になったら他の界に行ってもオッケーという契約で良い?」


「分かった!んじゃ、お姉ちゃん行ってらっしゃい!頑張ってね?」


「分かった!エリカも頑張ってね!」


「いや、頑張ってねって言うのは精霊と妖精たちを宥めることだよ?」


え……。


「忘れてたぁぁぁ‼︎‼︎」


私の叫び声と同時に視界が真っ暗になった。

いつも読んでくださり有難うございます(≧∇≦)

これからも頑張りますのでどうぞ宜しくお願いしますm(_ _)m


ps.

これからはなるべく1週間に1〜2回投稿できるよう努力します!


それでは、バイチャ!

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