変革
「夢彩の世界」
キャンバスに描くのは夢彩の花であれ
大人たちの醜い欲望を覆い隠す為の
黄金色したメッキが剝がれ落ちた途端
幼い頃の憧れは もろくも崩れ去った
自分から見ても 他人から見ても
どうしようもなく惨めな自分を真正面から見つめ
モノトーンのような若き日々の現実を乗り越えて
他人による決め付けの呪縛から解放された時
眼力を得て 人は真の夢を見る
誰にも左右されない
誰にも影響されない
誰の真似でもない
自分の心が求める 真の夢を
くすんだ蛹の中で眠る間に
言の葉を集め 練り上げて
言霊にすれば
眠っていた真の夢が
今 あざやかな蝶となって羽ばたく
この暗き世の中に最早モノトーンなど要らない
僕たちの手で
色とりどりの夢彩の花に塗り替えてしまえ!
世界を変えてしまえ!
2026/07/21
6月に「夢彩」という造語を使う事を決めているので、仕上がるまでに一ヶ月ぐらいはかかっている。
実際に書いてみると、この詩は なかなか男らしい(苦笑)。
自作の物語のキャラクターのイメージで言うなら、サクだけど、世の中の間違った価値観に合せて、方向性を間違えたキャラはブランだろう。自分を真正面から見つめるなんて、真面目な事はしてないから。
しかし、自分を真正面から見つめるのも、なかなか難しい。方向性を間違えると、メンタルが「ぼろぼろ」になるからだ。そういう時は目を背けるか、つぶるしかない。休みも必要だ。
☆☆☆
「逃げ道が無いと感じるあなたへ」
今すぐ捨てて
その酒瓶もビール缶もドラッグも
要らないものは一切捨てて
暗い世界から抜け出そう
明るい世界へ踏み出そう
自分には縁がない ガラじゃない
どうせ助けてくれる人はいない
本当にそうかい?
君がいる場所は暗いよね?
誰がそこへ連れて来た?
自分の足で来たはずだ
たとえ友達に誘われたとしても
君の意思で来たはずだ
だから 君の意思で場所は選べる
付き合う相手も君の意思で選べるんだ
同じ境遇で共感 トモダチ裏切れない
同じ境遇でも そんな暗い世界へ行かない人だっている
闇の世界へ引っ張り込んで互いの心の傷を舐め合おうなんて
そんなの友達のする事か!
本当のところは心の傷の舐め合いどころか
君の足を引っ張るのが目的だ
そうする事でトモダチとやらは
自分の為に安心してるだけなんだ
君の為じゃない
なぜ 君自身を大切にしない?
君の心がどうしたいかは大切じゃないの?
そんなコト言えるのは お前が強いからだ
お前なんかカンケーない
ほっといてくれ!
いいよ 二度は言わない
ラストチャンスだ
僕は決して強い人間ではない
実際に体も強くはない
弱いからこそ言える事がある
死ぬのは怖い 怖いから命を粗末にできない
つらい事があっても
アルコールやドラッグにはいけない
怖いと思うからこそ求める気にはなれない
死ぬのなんて怖くない
それは違う
酒や薬のせいで感覚が麻痺してるだけだ
君はまだ本当の怖さを知らない
それと同時に
世の中の素晴らしい一面も知らない
見ようともしていない
世の中が素晴らしい? どこが?
そう思うなら 自分の目で確かめるといい
今すぐ そんな暗い世界から抜け出して
明るく笑う人々がいる世界に行けばいい
服装も髪形もこざっぱりと綺麗にして
一度 違う自分になってみて
体験して 体感して 感動して
君が知らない世の中の一面を
まずは知った方がいい
……………
迷っていい 考える時間も必要だ
そこから抜け出す事が簡単じゃないって
僕も知ってる
君みたいな人たちがいた事を知っている
理解のない どうしようもない親
勝手に不良のレッテル貼ってくる学校の先生
勉強ができない事を馬鹿にして笑うクラスメイト
彼らのせいにして君は暗い方へ足を踏み入れた
それはさ
彼らの為に不幸になってやっている事と同じなんだよ
彼らの為に不幸になる必要なんてある?
そんな人たちに理解してもらう必要なんてあるの?
……………
自分とおんなじだって言って
君を暗い世界に引きずり込んだトモダチは
本当に必要?
本当の理解者と呼べるの?
君のやってる事を冷静に受け止めてくれる人?
君に嫌われるのも覚悟して厳しい事も言ってくれる人?
その人と居て
傷付いた心が癒された事なんてないでしょ?
だから 今もアルコールとドラッグに頼ってる
……………
親も 先生も クラスメイトも トモダチも
君の人生を決めてくれる人じゃない
もちろん 僕も
後は自分で決めるといい
だって 君の 君自身の大切な人生なのだから
……………
僕はこれだけは願うよ
君が君自身の心と体を大切にする事を
2026/08/26-08/27
最近、ニュースで見て、思い出した。もしかしたら、テレビのニュースやドラマで見たような境遇の人ではと思えるような人に出会った事がある。私自身とは直接の接点はなく、当時の共通の友人を介して偶然、一度ほど会った。妙なハイテンションだったので、薬物中毒を疑った。
当時の友人はその人の気の毒な境遇に同情していたが、同時に自身の家庭の問題もあり、その人との関係を持て余していたようだ。自身の乱暴な父親への反感や、その人の薄情な親に対する憤りなどを友人から聞かされた。解決策もなく、やるせない思いの持って行き場が無かったのだろう。私も話を聞いてあげるぐらいで、なんの助言もできなかった。それぐらい行き詰まったものを感じた。
ほぼ同じ時期に学校の先生から問題行動のある生徒に関する悩みを打ち明けられた。家庭の問題を抱えている生徒で、度々、先生の期待を裏切った。期待と言っても、約束を守るだけの事なのだ。これが普通の事をしないのだ。遅刻しないで登校し、真面目に勉強する事を。成績がどうのという事ではなく、ただ顔を見せに来てくれればいいと、先生は思っていたようだ。
だが、その生徒は偉い肩書きで傲慢に振る舞う父親や、世間体ばかり気にして離婚しない母親には自分に対する愛情が無いのだと、それが嫌でたまらないのか、全てを放り出すような所があった。ある日も先生から「通学せずに、電車で県外へ行っていて、電話がかかってきた」と聞かされた。その生徒は先生にいつも「つらい」と話していたらしいが、自分のつらさだけに気を取られ過ぎて、先生の気持ちを考えていなかったのだと、今の私なら分かる。
先生は優しい人だが、同情心が強過ぎて、その生徒に振り回されていたのだ。本当はその優しさに、客観的な冷静さや厳しく叱るという手段も必要だった。
また、別の時期にはヘタレをどうにかしたいと相談を受けた事があった。そのヘタレはすでに大人の男だ。しかも、母親に常識がなく、母親の言いなりになって、実家を借金のカタに取られた。本人の性格はと言うと、話にならない。そんな大変な時に就職先を紹介してくれた人の顔を潰すような真似をしたのだ。その職場では恩人に恥をかかすまいと真面目に働くのなら ともかく、職場の先輩に偉そうな態度を取って恩人に恥をかかせたのだ。
そのような経緯を聞いたので、私は「あなたでは無理だ。手を出さない方がいい」と助言した。お金が無いと困っているから少しだけ貸したと聞かされ、「戻す気がないから、貸してはいけない」とも言った。同情に訴えてカモにされるのが落ちだと、若い私にでも、それは目に見えていた。
「その人の面倒を見られるのは、冷静な大人の男の人でないといけない。優しいからと甘えてきて、女だからと舐められて利用されるだけだ。そういう狡い所があると分かった上で、厳しい態度を取る事が出来る人でないといけない」
結論としては、そのような助言をした。今にして思えば、あの時の友人も、先生も相手に舐められていた。同情も大事だけど、それだけでも旨くいかない。相手によっては同情と併せて厳しさも必要な場合がある。なかなかに難しい話だけど……。
あの時に出会った人たちや話に聞いた人たちが今、どうなっているかは私の耳にはもう届かないが、本人にその気があれば、きっと立ち直っている事だろう。そう信じたいが、楽観もしていない。それでも、あなたの心の変革が成功している事を願う。それだけは今も変わらない。




