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『異世界の記録:3人のパーティー』  作者: Hikaru Taka
第6章: 暗い不確実性

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第78話:最後の試合/タカ 対 ベリル

まずはエシル対クルルの対戦だ。二人は互いに50フィート余りの距離を置き、練習用の武器を構えていた。アーサーが審判を務め、他の者たちは傍らで見守っていた。

吹き荒れる風が落ち葉を舞い上げ、森をざわつかせた。一羽の鳥がさえずりながら、空き地の中央を飛び抜けていった。エシルは石のように無表情だったが、クルルは木製の剣を両手で持ち替えながら、前後に歩き回っていた。彼の顔には不安が浮かんでいた。

ここへ歩いてくる途中、クルルは友人を傷つけることへの不快感をはっきりと伝えていた。誰かを傷つけたくないというだけでなく、もし自分が気絶してしまった場合、必要に応じて応急処置を施せる人が誰もいないという懸念もあったのだ。

そこで、エシルが提案したのは、互いに顔見知りであるという理由だけでも、二人で戦うことだった。頭を狙わなければ、誰も気絶することはない。互いを知っているからこそ、二人とも手加減ができるのだ。

「君ももう私のことはよく知っているはずだ。ただそこに立って、君に殴られるだけなんてことはしないってことを。もしそれが君の唯一の心配事なら、これが最善の選択肢だと提案するよ。」

アーサーが審判を務めなければならず、エイライアは戦いたくないと主張していたため、残された候補者は4人だけだった。つまり、対戦カードは……まあ、控えめに言っても驚くようなものではなかった。次はタカの番で、その相手はベリルだった。

その試合を楽しみにしているのかどうか、彼にはわからなかった。勝てば、もちろん最高だ。だが、もし負けたら……

いや、その考えはまさに、彼の最大の恐怖が現実になったような気がした。

「開始!」


タカは森の地面から飛び出した。50フィート先には標的――ベリルがいた。これまで何度も訓練を重ねてきたこの開けた場所は、今日に限っては明らかに見知らぬ場所のように感じられた。空気は、勝利ではなく敗北を予感させる歌を奏でていた。

エシルとクルルの試合はあまりにもあっという間に終わってしまったため、ベリルと戦うための準備を間に合わせるなど到底不可能だった。彼はその大半の時間を、知っているすべての神々や女神たちに祈りを捧げることに費やしていた。

それでもなお! 彼の意識は剃刀のように鋭い一点へと絞り込まれ、やがて他の思考を凌駕するたった一つの思いだけが残った。「勝たなければならない」と、その思いは告げた。

あるエルフからの妨害的な叫びや歓声が響いたが、タカはそれをほとんど耳に留めず、短剣を掲げ、目を細めてベリルへと猛然と迫った。木製の刃がぶつかり合う音―― ベリルは剣を手に、鋼のような眼差しで彼を迎え撃った。タカは後ろへ跳び退き、連打を間一髪でかわすと、角度を変えて再び飛び込み、一撃を受け流し、もう一撃をくぐり抜けた。 荒々しい一振り――彼自身の攻撃だ。また、また、またと、タカは剣を交え、相手の剣を振るう腕を押しやった。

優勢になりつつあった! 下、下、左、上! 額から汗が滴り落ち、目にしみるまで剣を振り続け、胸は激しい運動で激しく上下した。

ベリルは、タカがこれまで見たことのないほどの力と速さで反撃してきた。距離を取ろうとする試みはすべて阻まれ、ベリルは一撃ごとに悲鳴を上げた。まるでタカの心の奥底で響く「俺も勝たなきゃ!」という叫びに応えているかのように。

短剣の刃先で攻撃を受け止め、タカは上方にそらしてから猛然と突進した――隙を作ったのだ!時間が止まったかのように――彼は左手で短剣をひっくり返し、両手を前に突き出し、ベリルの胸めがけて突き刺した。

彼は――!

ぼやけた動きが――シュッ、何かが彼に向かって突進し、空気そのものが震え――

暗闇。

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