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我が手は血に濡れつつ  作者: 尚文産商堂


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15/15

第15話

「垣斉、買い終わったのか?」

ふと、南さんへと声をかける男が一人。

自分の肩越しに手を振って嬉しそうにしている南さんと、振り返ってそれがだれなのかを確認する自分。

「紹介しておこうか。こいつは俺の腐れ縁にして大の親友、鷲鷹杜鵑(わしようあやなし)だ」

「どうぞ、よろしく」

「ええ、こちらこそよろしくお願いします」

握手を交わし、彼のことを上から下までざっと見て見る。

こぎれいに整えられた髭に、短めに切りそろえられた髪は、丁寧にまとめ上げられている。

服装だって、少し高めの衣料品店で買ったものばかりだろう。

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